夏樹静子のレビュー一覧

  • 贈る証言 弁護士・朝吹里矢子
    夫に借りました。

    ・相続放棄の謎
    ・贈る証言
    ・十五年後の真実
    ・五十年後の遺志
    ・離れの不審火

    弁護士シリーズだけあって、勉強になります。
  • クロイツェル・ソナタ
    作者の技能が高いためか、基本的に読みやすく、登場人物の心理なども違和感なく入った。けれど、エピローグを含む最終部分は、大袈裟だったり冗長感もあったりと、少しだれた印象もあったのが残念です。
  • 死刑台のロープウェイ
    5つの短編
    どれも導入はおもしろいがラストにはがっかり。
    スト-リ-(犯人捜し、アリバイ、殺人方法)に無理がありあまり印象に残る作品ではない。
  • 死の谷から来た女
    こういう展開のミステリーって初めてだったので、すいすい読めました~。
    読み始めたときはね、すっごい忙しかったのでナカナカまとめて読む時間がなく。。。
    でも、まとまった時間が出来ると一気読み。

    西村京太郎とか山村美紗とか、すっごい苦手なんだけど、やっぱり夏樹静子はいい。
    話に入りやすいし、のめりこみ...続きを読む
  • 蒸発~ある愛の終わり~
    満席の飛行機のなかで1人の女性が蒸発する…ってところから始まるミステリー。
    論理的にそれほどの破綻はないし、最後にしっかりまとめもあるから読みやすいお話です。
    ……が。

    そもそも自分にも家庭があるのに、近所の奥さんと愛人関係になって妊娠させちゃって、それがバレて奥さんは旦那さんに殺されて、その殺人...続きを読む
  • Wの悲劇
    1982年の作品。
    TVで見て、読んでみたけど、原作は、和辻与兵衛殺人事件だけだった。

    「Wの悲劇」は、エラリー・クイーン(フレデリック・ダネイとマンフレッド・B・リーの合作ペンエーム)の「X、Y、Zの悲劇」(「ドルリィ・レーン最後の事件」と合わせて、バーナビー・ロス名義の悲劇四部作)を意識したも...続きを読む
  • Wの悲劇
    ドラマが面白くて、本を買っちゃいました。
    正直、ドラマから入ったからかドラマの方が面白いです。
    原作とは違いますが。。

    原作読んで、初めてタイトルの意味が分かりました(。-_-。)
  • 見えない貌(かお)
    数ページ読んだところで、前に読んだことがある!と思い出しましたが再読。
    犯人解ってても読ませるのはさすが作者の力か!
    事件に巻き込まれる既婚の娘を可哀想に書いてる部分もあるけど、私は共感できず。
    自業自得の部分もあると厳しく読みました。
  • そして誰かいなくなった
    アガサ・クリスティのそして誰もいなくなったを下敷きにしています。確かに面白い。読む前にクリスティの方を読んどく必要はありますが。
  • そして誰かいなくなった
    主人公のちょっとした気まぐれで成立しなくなる仕掛けが多すぎる。別にバレたところで直接手を下すんだろうけど…なんだかなぁ。
    最後のネタバレ発表の場も学芸会のようで、善悪という区別の上で、どうも腑に落ちなかった。犯人連中が勧善懲悪になりきれてないからこそ、主人公を生かしてその後の顛末を読者の想像にゆだね...続きを読む
  • 腰痛放浪記 椅子がこわい
    「謎002」のあとがきだったかで宮部みゆきがこの本を紹介していたので、読んでみました。

    過去数回ぎっくり腰を経験している私には他人事ではありません。
    痛みの様子の表現がもう怖くて怖くて仕方ありませんでした。

    そして、こんなにも人の身体に「心」が現れるのかと驚きました。
    完治なされて何よりです。
    ...続きを読む
  • 贈る証言 弁護士・朝吹里矢子
    短編集。そこそこ面白かったです。
    色々なケースが出てくる。民法の知識があるともう少し楽しめるかも?
  • 心療内科を訪ねて―心が痛み、心が治す―(新潮文庫)
    何でもかんでも心の問題と関連付けてはいけないとは思うけど、実際にこんなに多くのケースがあることを読んでしまうと複雑。
  • 蒸発~ある愛の終わり~
    ミステリーとしては十分に楽しめた。

    けれどそれ以上に、「母親の中に本来あるべき母性本能が希薄になり始めたという現象」
    について考え込んでしまった。

    幸いなことに、私のまわりのママさんたちはみな、自分の子に惜しみない愛情を注ぎ、それぞれ疑問・問題を抱えつつも、
    その問題に折り合いをつけながら生活し...続きを読む
  • 見えない貌(かお)
    最愛の娘 晴菜(ハコ)が、行方不明の末 湖水から死体で発見された。
    母親の朔子は、ハコの行方を捜すとともに自分の知らなかったハコの一面・孤独な心を知り愕然とする。

    娘を思う母の愛、息子を思う父の愛、母と父それぞれの究極の愛情によって起きてしまった第二の事件。

    最後の最後まで真相が見えない、わから...続きを読む
  • 蒸発~ある愛の終わり~
    **☆【 重量感を感じた一冊 】 **☆

    知り合いの方から本を頂き、初めて夏樹作品に触れたのがこの一冊。

    私は装丁がすきで。
    物語を読み始める前にその本の装丁から世界観を想像するのですが。
    サブタイトルや色彩、絵などから、これは推理小説…? それとも恋愛小説…?
    …と、少し戸惑いながら読み始...続きを読む
  • 霧氷
    わが子を殺した母である女と、未婚の母になる予定の女に焦点を当てて書かれた物語。
    どちらかといえば、前者の気持ちのほうが分からないでもない気がします。
    子育て・教育は国繁栄には不可欠な要素であり、
    しかも想像以上の苦労を強いられるのに、
    それを「母性がなんとかしてくれるだろう」と誰もが思っている。
    ...続きを読む
  • 心療内科を訪ねて―心が痛み、心が治す―(新潮文庫)
    著者が体の痛みに耐えかねて心療内科を訪れた事をきっかけに、心と体について書かれた本。
    患者とのインタビューによって明かされる心の痛みと体の痛み
    医師と患者の心と心、家族との心の交流など。
  • わが郷愁のマリアンヌ(上)
    先だってのイギリス旅行の折、ストーク・オン・トレントとハムステッド・ヒースに立ち寄ったこともあり、楽しく読めました。
    トリックがあまり込み入ってないのも読みやすさの一因かもしれません。
  • 蒸発~ある愛の終わり~
    何かの書評で見て読んでみたけど、うーん…
    トリックはよく出来ているんだろうけど、「ある愛の終わり」の部分がどうも。
    始まりも終わりも今ひとつ伝わってこなかったです。
    ていうかあんなに簡単に死ぬほど愛せちゃうのが奇異に感じた。