夏樹静子のレビュー一覧

  • 目撃~ある愛のはじまり~
    競輪をやっているなら仲間がいて当然、という流れの会話に衝撃。そういうものなのか。
    話としては、公害問題が大きくなっていた時代を感じさせるが扱いが半端な気がするし、全体的に無理が多い印象
  • 心療内科を訪ねて―心が痛み、心が治す―(新潮文庫)
    ★★★
    今月8冊目。
    腰痛で戦った椅子が怖いの著者。やはり今回もあらゆる病気の元が心身症でカウンセリングを受け治っていった14人にインタビュー。
    大事なことは、事故とか以外は今の症状は全て自分に責任があるってこと。
    スピ的には事故も意味があるんだろう
  • 蒸発~ある愛の終わり~
    べトナム戦争の取材から日本に帰ってきた新聞記者・冬木悟郎は、不倫相手の人妻・朝岡美那子が蒸発したことを知る。その原因を、自らの死亡記事の誤報によるものだと察した冬木は、かつて美那子に想いを寄せていたという丹野をたったひとつの手掛かりに、美那子の郷里・福岡に飛ぶ。だが、そこで丹野は無残な死体となって発...続きを読む
  • 霧氷
    1976年の作品。古さはあまり感じられず。育児疲れ、こどもみたいな大人、不倫は40年以上経っても普遍な題材なんだな。
  • 腰痛放浪記 椅子がこわい
    病気に対峙することで自分を知ることができた、ということなのでしょうが、自意識強めの文章がちょっと鼻につく。
  • 光る崖
    時代の差を感じる。
    旅先で知り合った女性とこんなところで再会してしまうなんて。最初に会った状況が状況だけに落ち着かないな。
  • 心療内科を訪ねて―心が痛み、心が治す―(新潮文庫)
    心療内科の紹介本。身体的症状に苦しむ人の中には、原因が心因性であるケースも多い。劇的な改善を体験して、人間の不思議さを感じる、其処に面白さを感じる、と言っている。2017.8.3
  • 砂の殺意
    すべて女性視点の短編集。

    犯人を探したり、疑惑を持つのは大丈夫ですが
    犯罪を隠そうとする、になると、はらはらしてしまいます。
    一体どこでどうばれてしまうのか。
    嘘はいけない、というのが当然基礎ですが
    どうして黙っていてくれないのか。
    いや、そのままだと話にもなりませんけどw
    3~5話目は、そんな話...続きを読む
  • 蒸発~ある愛の終わり~
    夏樹静子さんへの追悼の意味も込めて読んでみた。なかなか緻密な構成だけど、主人公も不倫相手も自分勝手過ぎるかな。
  • 孤独な放火魔
    弁護士朝吹理矢子シリーズや検事霞夕子シリーズで、リーガルサスペンスに定評のある著者が、新米裁判官を主人公に裁判員裁判を扱った連作中編。
    著者得意の分野であり、綿密な取材の賜物か、法廷場面は実にリアルである。
    表題作の『孤独な放火魔』は、真実は単独犯なのか、共犯関係があるのか。
    『DVのゆくえ』は、D...続きを読む
  • そして誰かいなくなった
    タイトルから推測されるように、クリスティの名作「そして誰もいなくなった」を本歌取りした作品となっています。
    クルーザに乗船した7名が、干支の置物と共に次々と死んでいく展開で、テンポもよく一気に読み進められます。
    途中、本家作品の犯人を推測させるような記述があるため、事前に「そして誰もいなくなった」は...続きを読む
  • 死刑台のロープウェイ
    闇よ、やさしく・・・姉が男を殺して逃げた話。
    ダイイング・メッセージ・・・夫に殺されたのかと思いきや事故にあっていた姉が他殺にみえるよう偽装された浜氏。
    燃えがらの証・・・不倫していた妻が殺された。妻は昔連れ子を殺害しており夫は疑っていて、不倫相手にばれるのも怖くて自殺しようとして失敗。。見たいな話...続きを読む
  • ビッグアップルは眠らない
    ビッグアップルは眠らない・・・飛行機から突然出火。全員が死亡を考えたが助かった。その後、連続して三軒の殺人事件。目撃者と、関係者が同じ。。なのでばれてしまった。
    足の裏・・・強盗事件で奪われた新札を使ったのは寺の関係者。警察はこっそり調べる。。
    実は犯人は新札を一枚、お布施にしたのだが寺はいつも賽銭...続きを読む
  • 星の証言 弁護士 朝吹里矢子
    暗闇のバルコニー・・・婚約者を泥棒と間違えて殺害したという事件だが、真実は婚約者は父親に無理やり自分を娘の婚約者にするよう脅迫してた。(父親は横領していた)
    義母すら自分の女にしようとするこの男を家族で殺害したのであった。
    親告罪の謎・・・女が同僚からレイプされたと訴え、男も認めたのだが、真犯人が捕...続きを読む
  • ベッドの中の他人
    大人テイストですね。。
    ベッドの中の他人・・・妻を殺した二人(夫と愛人)。アリバイを作るはずが、コソ泥や隣の女がやって来て邪魔されアリバイを作れず犯行発覚。。
    社長室の秘密・・・秘書の子を守るために、社長は嘘をつく話。秘書は昔の男を殺そうとした。。
    故人の名刺・・・なくなった婚約者の名刺を渡された女...続きを読む
  • 東京駅で消えた
    ちょっと強引。。www
    犯人はホステス殺しを偽装したいがために
    二人関係ない人を殺したなんて・・・。
  • 最後に愛を見たのは
    離婚した片親夫婦が事件に巻き込まれる話。
    男の過去と、殺された女性の関わりとは・・・的な。
    犯人が子供たちでなくてよかったわー。。
    青山は血筋にこだわってたのに息子は妻が浮気して
    作った子でもいいのがビックリ。。
  • 砂の殺意
    あちら側の女・・・愛人が妻が、夫を殺したのでは、と疑うが妻は愛人の話から真犯人(夫の弟)にたどりつき復讐を果たす話。
    砂の殺意・・・息子が事故死した元看護師。それは昔彼女が医療事故死させた赤ん坊の母の偶然による壮大な復讐だった。
    面影は共犯者・・・夫の弟と不倫していた妻の夫が死亡する。夫は、愛人を殺...続きを読む
  • ガラスの絆
    ガラスの絆・・・子供のドナーを名乗る男が殺された。
    犯人は本物のドナーだった。
    暗い玄界灘に・・・婚約者が医療事故で死んだと見せかけ
    犯人は幼馴染の犯行だった。
    見知らぬ夫・・・知らないうちに籍を入れられていたが
    そいつが本当の婚約者に殺され遺産がもらえるかも。
    破滅が忍び込む・・・不倫相手と自殺を...続きを読む
  • そして誰かいなくなった
    「孤島」と化した海上のヨットで一人また一人と殺人が行われていくのですが、その状況が機械的で単調だった為、あまり緊迫感が伝わってきませんでした。
    プロットは「そして誰もいなくなった」と「オリエント急行の殺人」を足した感じで予定調和でした。ただ、犯人の「企み」が失敗したという余韻を残したラストは非常に印...続きを読む