都筑道夫のレビュー一覧
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「謎と論理のエンターテイメント」というテーマを反映している作品です。ロジカルに解明しながら犯人を絞り込む過程は良く出来ていると思いましたが、エンターテイメント色が強いせいか、終盤の展開が読み易く物足りなさが残りました。もっとオーソドックスな犯人当てを楽しみたい気もしました。Posted by ブクログ
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怪奇:1 あやしく不思議なこと。2 姿かたちが不気味なこと。グロテスク。
奇妙で、混沌としていて、複雑怪奇な小説。締め切りに追われマイナー作品のプロットをトレースしようと考えた作家は、構想を練りながら街を彷徨っていた。そこで彼が出会ったのは、30年前に死んだ従姉にそっくりな女性だったーー。
理性...続きを読むPosted by ブクログ -
まあまあ、かな。
読んだ本の画像がなかったので、こちらで代用。
「七十五羽の烏」以外にも収録されているようなので、そのうち読んだみたい。Posted by ブクログ -
愚弟から拝借。
最初は徒然草的小説かと思いきや、読み進めるにつれて、ソフィーの世界的な小説に早変わり。
ラストは狐につままれた気分になります。
きっかりしたラストが好きな方にはお勧めできません。
でも真夏の夜のお供に!Posted by ブクログ -
これは筆に詰まった作家の私小説といった冒頭の風情そのままに突き進み、ひょっとしてグダグダのまま終わるのか…? と一瞬不安に駆られてしまったが、さすがにそのようなことはなく、中盤に差し掛かるにつれストーリーの魅力が滲み出てきて、一安心。
だが、うーんこれは実は徹頭徹尾計算が行き届いた巧緻な小説だったの...続きを読むPosted by ブクログ -
内容は
えーと、ちょっと忘れかけてますが、確か…
怪奇小説の執筆を依頼されてる小説家が
筆の進まぬままあれこれしてると、死んだ従姉妹に
そっくりな女性を見かけて、追跡する。
そこから、おかしな地底村に迷い込み、鱗だらけの
異形の人々を目にするが、それは……
という、どこからどこまで小説で現実で過去で...続きを読むPosted by ブクログ -
構成が良かった。
後半~ラストにかけて謎がぽろぽろほどけていく。
ラストはあっけないかな、とも思ったけど、まあまあ。
書き方はさすが技巧派というだけのことはあるなと思った。特に前半。
元の洋書と、盗作の原稿と、現実の3つの世界がうまく組み合わさってるあたりがとてもよかった。
都築道夫はじめてだった...続きを読むPosted by ブクログ -
怪奇小説といえば、オドロオドロしていて、怖ろしいものをイメージしてしまいますが、この物語は一味違っています。
怪奇小説の執筆を依頼された作家が主人公です。幼少期の体験をもとに書けると思って引き受けた仕事なのですが、なかなか筆が進みません。そこで、日本では無名の、海外のミステリー作家の原書を翻訳しなが...続きを読むPosted by ブクログ -
軽い読み物。
時代がよく出る、女性の台詞の言い回し。
西洋骨牌、タロットカードを使って占い屋を始めたけれども、
素人なもので、占ってもらいに訪れる人の心配事、相談事を聞いて、放っておけず、探偵業をしてしまう、という。
最後の二話はそれとはまた別の話だった。
こういう組み方したのねぇ、昔。Posted by ブクログ