田丸雅智のレビュー一覧

  • ショートショートBAR
    お?
    こんな世界があったらいいねぇ。
    と、思えるものが必ず1つはあるはず。
    アイデア勝負のショートショート。
    あなたの心の琴線にも触れるものが絶対1つはありますよ。
  • おとぎカンパニー
    「ショートショート」が再び注目を集めているらしい。

    私にとってショートショートと言えば星新一さんだけど
    「現代のショートショートの旗手」と称されるのが田丸雅智さん。

    ということで、手にした一冊。
    久々のショートショート、田丸さんの本も初めて。

    『おとぎカンパニー』は童話を大胆にアレンジした作品...続きを読む
  • 主役コンプレックス
    名作を現代風にアレンジした短編集。知っている名作や昔話は少ないけど、名作の面影を残しつつ、私たちに馴染みやすいような形で描写されているのがすごいなと思った。読みやすかったが、芥川龍之介のトロッコは読んだあとも謎が深まるばかりだったので、原作を読んでみようと思った。
  • ショートショート美術館 名作絵画の光と闇
    ショート・ショート。競作。絵画。
    絵をモチーフにした作品集。
    全体的には太田さんの作品が好み。
    自分の好きなミステリとSFの要素が、やや多いからだと思われる。
    一番好きだった作品は、太田さんのSF「収穫される者」。
    巻末の田辺ふみさん(一般の方?)「復元師」が隠れた傑作。
  • ショートショートBAR
    再読です。
    ショートショートは面白いですね。

    日常の気づきや面白いと思ったことをメモをする。
    当たり前だと思うことを意識する。
    それがストーリーになるのですから。

    著者の田丸さんが情熱大陸に出演していた時に、
    「パトラッシュの家」というショートショートを披露していた女性がいたんですよ。
    その女性...続きを読む
  • ショートショート・マルシェ
    表紙からほっこりしてかわいいお話を想像していたら…
    どれも不思議な感じの話だった。 
    羊涎琥とか鯛の鯛とか、本当にあるの?か気になった。
    個人的に好きなのは「ネコの芽」「キープ」。
    他の著書も読んでみたいと思った。
  • 未来製作所
    今よりも科学技術が少し進んだ世界の話。
    ショートショートというより短めの短編って感じ。
    星新一さんのような「オチでびっくり!」というのではなく、読みおわって優しい気持ちになる話がほとんど。
    爽やかなショートショート集。
  • 海色の壜
    たまにショートショートを読みたくなる、で、手に取った1冊。
    王道のショートショート、きっちり心を揺さぶったり安定させたり、5分間できっちり仕事をしてくれる。

    聞けば、江坂遊が認めたショートショート作家との事。ってことは星新一の孫弟子やん!
    そういえば、収録されている1作に「ノックの音がした」で始ま...続きを読む
  • 未来製作所
    5人の作家による未来のものづくりをテーマにしたショートショート。どれもが優しい気持ちにさせてくれる話。ユートピアとは言わないけれど、読み終わってニッコリさせてくれる。
  • ショートショート・マルシェ
    ダジャレが多いです。
    社会風刺とかではなく、ユーモア重視の話です。こんなアイテムあったら面白いね。という空想が多いです。

    文章は読みやすいので、息抜きに一話、と読むにはちょうど良いです。お気に入りの作品を探すのも良いかもしれません。私のお気に入りは踊茸。

    あと何個かカニバリズム的表現があります。...続きを読む
  • ショートショートガーデン プチコン受賞作品集 新生活

    シュールで皮肉な作品

    同じシリーズの「花」や「海」と比べてシュールで皮肉な作品が多い。その分 ショートショートらしさがより増しているような気がする。しかし途中で落ちまでわかってしまう作品があるのは残念である。更に冒頭の最優秀作だが テトリスがわからないので良さが全くわからないのが残念である。
  • ショートショートガーデン プチコン受賞作品集 花

    切れ味がいまいち

    ショートショートの価値ははオチの切れ味に9割方かかっている。この作品集はテーマが「花」のせいか いわゆる可愛らしい作品が多かった。しかし純粋なショートショートとしての値打ち という観点で見ると、面白いと思える作品は冒頭の猫の作品など数点しかなかったような感想を抱いた。
  • ショートショートガーデン プチコン優秀作品集 海

    やや期待外れ

    ショートショートはオチが命であるが話の途中でオチが読めてしまう作品がかなりあったのが残念である。それでも冒頭の作品やボトルシップの作品などちょっといいな と思えるような作品がいくつかあった。さらに精選して「選集」を作るとより価値が上がると思う。
  • ショートショート・マルシェ
    手軽に楽しめて良い感じ♪
    結構ダジャレが多かったように思いますが「なるほどね~」と思わせるオチもあって、クスッとしたりほっこりしたり面白かったです。
    私は好みでした。
  • やがらす魔道具店と黒い結末
    田丸雅智版「笑うせぇるすまん」といった感じだろうか。
    全てが黒い結末というわけではないので、少し救いがある。
    ショートショートということもあり、サクサク読める。
    小学校中学年~中学生向けという感じ。
  • ショートショートBAR
    一作を通じてベースの設定があるショートショートは初めてだった。作品に波はあるがお気に入りは見つけられるかも。個人的なお気に入りは『あの人の手』『企画にララバイ』『水玉』。星新一に慣れてるのであのゾクゾク感を期待しちゃうと物足りないかな…他の作品も読んでみたい。
  • ヘンな生き物研究所のビックリ結末。
    田丸さん作。小学生が珍種生物のラボで調子にのってイタズラをして痛い目を見る、というある意味ドラえもん的なお話。カートゥーン小説って定義は知らないけど、小説というよりは漫画。ビックリ結末は確かにビックリ。それ一番やっちゃダメなやつ。ドラえもんなら翌週しれっと元に戻ってるけど…。
  • ショートショート美術館 名作絵画の光と闇
    なるほど、小説にはこういうアプローチもあるのか、と唸らされながら、高いリーダビリティでワクワクしながら読めるショートショート集。

    ゴッホやムンク、俵屋宗達らの名画を題材として、その名画から浮かぶインスピレーションを元にした自由なショートショートというだけでも面白いのだが、2人の作家が同じ名画を題材...続きを読む
  • ショートショート美術館 名作絵画の光と闇
    名画をテーマに二人の作家がショートショートを競作…というコンセプトがおもしろそうだったので読みました。でも実はショートショートってちょっと苦手で、物語の世界に入り込んで浸るのが好きなので、ショートショートだと入り込む前にお話が終わってしまって物足りなかったんです。でもこれは、どれもちょっと不可思議な...続きを読む
  • 夢巻
    この作者のデビュー作だそうだ。ナンセンス、ファンタジー、シュール、ノスタルジアなどの味わいがある超短編集。玉石混交という感じかな。なんだこりゃというだけのもあれば、ちょっとぐっとくるなあというのもある。「綿雲堂」「星を探して」「夢巻」は好きだなあ。その後、作者は着々と腕を磨いて、新しいショートショー...続きを読む