清水俊二のレビュー一覧
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医学サスペンス。圧倒的なディテールはさすがだが、プロットは弱い。謎の提示と展開はまずますだが、種明かしがトホホ。妊娠中絶についての議論は面白い。Posted by ブクログ
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女の尾行を依頼されたマーロウはロサンゼルス駅に着いた列車の中にその女ベティー・メイフィールドをみつける。ベティーがミッチェルと話している。彼女が彼のことを嫌がっていることは見ただけですぐに分かる。ベティーはミッチェルに恐喝されているのだ。
この作品はチャンドラーの遺作。マーロウがベティーに感情的に...続きを読むPosted by ブクログ -
探偵フィリップマーロウが良い味を出していて、ウィットの効いたセリフが読み進めて飽きさせない。ストーリーや展開はテンポがあり読みやすい。ミステリーの中に人情や人間味が溢れる作品。Posted by ブクログ
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トリックはわりと早く見える話ですが、かえってチャンドラーの小説の中では筋がはっきりして読みやすい気がしました。この人の小説の最大の魅力はいつも謎解きよりも文章にあると思っているけど。「男に輪をくぐらせることのできる女」っていう言い回しがすごいなー。Posted by ブクログ
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フィリップ・マーロウシリーズの中では一番好きな作品です。
あの有名な「強くないと、生きていられない。優しくなかったら、生きている資格がない。」(ただ、清水俊二さんは「しっかりしていないと…」と訳しておられますが)という言葉は、私の目指す生き方そのものとなりました。
男臭い世界かもしれませんが、...続きを読むPosted by ブクログ -
あまりに有名なチャンドラーの作品。
今まで一度もフィリップ・マーロウを読んだことがなかったことに気づいて古本屋で購入してみました。
読んでいて物価の違いに驚きます。書かれた時代がしのばれるなあ… あまりに有名な作品なので気負って読んだ感があるのでそれでちょっと評価が低くなりました。
それに...続きを読むPosted by ブクログ -
カサブランカのハンフリー・ボガードを彷彿とさせる主人公。
一時期このシリーズにはまって全シリーズ読みました。
こういう男、恋するにはいいけど、一緒に生活はできないよね…
2008.11.30 シエナのNさんに譲渡Posted by ブクログ -
理由も知らされずに一人の女の尾行を依頼されたマーロウを待っていたのはひとつの死だった。
チャンドラーの遺作。
今読むとリリカルすぎに思えるチャンドラーだけど、これは妙な暗さが前面に出てきてる。悲惨さとかはないのだけれど、なんとなく厭世的な感じがするんだよなぁ。
マーロウもストイックさが減ってるし。...続きを読むPosted by ブクログ -
『強くなければ生きて行けない。やさしくなければ生きる資格がない』
様々なところで取り上げられる、マーロウの最も有名なセリフを肌で感じることに出来る本作(この本の中での訳は前述のものとは少し違うけど)。
長編というよりも中編に位置するくらいの作品で、七つの長編の中でも異質であることは疑いようもない。マ...続きを読むPosted by ブクログ