鈴木敏夫のレビュー一覧

  • 禅とジブリ
    プロデューサーの鈴木敏夫と、龍雲寺住職-細川晋輔、円覚寺派管長-横田南嶺、作家であり僧の玄侑宗久和尚との対談集。ジブリから入るとわかりやすい。

    モロがアシタカに問う「お前にサンを救えるか」
    アシタカ「わからぬ」「だが、共に生きることはできる」。
    まさに高僧達磨の「不識(ふしき)」。わからない、でも...続きを読む
  • 禅とジブリ
    未来に向かって行きるのしんどくなってる人や、「目標もなりたい自分も、そんなの見つかんないよ」と希望を失いかけてる人へ。こわばった肩をほぐしてくれるような本。 禅のエッセンスとジブリの価値観がおりまぜられており、語り調なのでとても読みやすい。 今を生きるしんどさの理由って、実は世間で言われる「個性」や...続きを読む
  • ジブリの仲間たち
    毎回思うけれど、鈴木さんてすごく頭の切れる方。 数字を読み、人を説得し、自分の思う方向へ転がすことが本当にお上手だと思う。 ご自身は、「映画を作ったり、宣伝する過程でいろんな人と出会えたこと、みんなで映画と言う神輿を担ぐことが楽しかった」とおっしゃっているけれど。 ジブリの紆余曲折やヒットの裏でどん...続きを読む
  • 天才の思考 高畑勲と宮崎駿
    重そうなタイトルに身構えたが、驚くぐらい面白くてスラスラと読み進めた。愛憎と尊敬、夢と狂気、ジブリの裏側を鈴木さんがとても面白く、キャッチーに描いている。読んだ後にジブリ映画を見たくなる。
  • 禅とジブリ
    仏教の教えには、生きづらい現代社会に癒しの効果がある。この本を読んで救われる気持ちになった。

    強調されるワードは『過去や未来に囚われず今を生きる』ということ。

    鈴木氏がエピローグで書いていたように「禅とは何か?」の答えがこの本の中にある。これから禅を学んでみたいと、まず手に取る本としては大正解だ...続きを読む
  • 禅とジブリ
    ジブリのプロデューサーの鈴木さんと禅僧の対談。
    ジブリ映画を契機に禅の話がとても分かりやすく語られる。禅の言葉と、ジブリ作品の中で描かれた禅的なものが語られていて、とても興味深い。
    今、目の前のことに集中すること、足るを知ること(すなわち、不要なものはすてること)の大切さを改めて学ぶ。理想の自分にと...続きを読む
  • 禅とジブリ
    「間 」やほどよい距離感のようなことが思い浮かびました。鈴木さん、宮崎さん、高畑さん、それぞれの違いがわかって面白い。受け身ではだめだと思っていたけど鈴木さんの発言を読んで、そうとも言えないことに 気づきました。でも単なる受け身ではなく攻撃的受け身。その域まで行ってみたい。ちょっと努力が必要ですね。
  • 仕事道楽 新版 スタジオジブリの現場
    儲けることより、良いものを作ること。この優先順位を心の底から信じて行動しているクリエイターって世の中にどのくらいいるんだろうか。少なくとも自分は、そうでありたい。
  • 南の国のカンヤダ
    恵比寿のマンションのエレベータの中で偶然出会ったタイからの留学生であるカンヤダに鈴木敏夫さんは何故興味を持ったのだろうか?この偶然の出会いから一冊の本が出来てしまうくらいなのだから、よっぽどのことなのだろう。それがこの本を手にとった動機だった。
    タイからやってきた「自己中な」女性に鈴木さんを含めた沢...続きを読む
  • 禅とジブリ
    言わずと知れた、スタジオジブリの名プロデューサー鈴木敏夫氏と三人の禅僧による禅問答。
    何故ジブリと禅?と不思議に思って読むと、ジブリと禅との数々の共通点に驚かされる。
    鈴木氏によるジブリ作品や宮崎駿監督に関するエピソード、仕事との向き合い方・生き方等々、感心したり感動したりの連続で付箋紙張りまくりと...続きを読む
  • ジブリの仲間たち
    ジブリ作品の見方が変わった。
    宣伝とか売り上げの現実的な話はあんまり聞きたくないな~なんて思いながら読み始めたけど、制作~上映するためには当たり前ながら必要不可欠なことで、内容・エピソード等含めて全部めちゃくちゃ面白かったー!
  • 禅とジブリ
    禅の生き方には現代の若者には響くものがあった。
    未来、過去を気にするのではなく、今だけを考えて生きる。
    自分の理想と現在の乖離に悩むことは未来を気にしすぎているから。そんなことに今悩んでも全くの無駄。
    今だけ思考に切り替えて生きていこうと思う。
  • 禅とジブリ
    2年半ごとに転職を繰り返している私。おそらく、2年くらい経つと「続けることの先にある自分の姿」が見えてしまって、そのチャレンジのない状態に絶望するんだと思う。でも一方で、そうやって「どう生きていくか」「自分の未来はどんなもんなのか」と考えてしまうことがもはやちょっと辛くなってきてしまって、最近禅に興...続きを読む
  • 南の国のカンヤダ
    ジブリのプロデューサー、鈴木敏夫さんが娘のようにかわいがって面倒を見ている女性、カンヤダの物語。

    カンヤダは、タイの田舎町に住む女性
    女優・安田道代さん似の美人。
    一人息子、母、そのパートナーおじさん、弟がふたり、弟嫁妹、祖父母。家族全員をひとりで養っている。
    シングルマザー。

    ファッションセン...続きを読む
  • 禅とジブリ
    「自我(エゴ)を捨て、自己(セルフ)を見つめる」をはじめ、発見に満ちた名著。
    繰り返し繰り返し「(過去でも未来でもなく)今ココで生きる」ことの大切さを説かれている。

    いわゆるジブリ本ではなく、柔らかく強い、現代禅の入門書。
    ただしジブリ本以上に、鈴木節が炸裂していて、ジブリ本ファンにはやはり堪らな...続きを読む
  • ジブリの仲間たち
    ジブリのマーケティングが非常に参考になった。また、ジブリに関わった方々の物語としても大変おもしろく読めた。鈴木さんの人情を大切にする考え方が伺え、ビジネスを動かすのは結局人の情熱や関係性だと再認識した。
  • ジブリの仲間たち
    二人の天才に囲まれたプロデューサーの記録。溢れる才能と、天才ゆえの欲望に翻弄されながら、一方で巧みにコントロールしていく手腕と情熱、智謀。
    タレントマネジメント、という言葉があるが、才能をマネジメントするという意味では、これこそがタレントマネジメントだと。
    合間に挟まれる関係者へのインタビューからは...続きを読む
  • ジブリの仲間たち
    六本木ヒルズで催された「スタジオジブリの大博覧会」を意識していることは間違いなく、
    同展示会の解説書のようなものに事実上、なっていると思われる。

    映画の宣伝論として、たいへん面白い内容であるし、
    合間に挟まっている東宝の歴代宣伝担当のコメントも興味深い。
  • ジブリの仲間たち
    ジブリファンにとっては最高に面白い内容だった。
    ジブリは作品自体が素晴らしいのは勿論だけれど、鈴木さんという一流のプロデューサーをはじめ色々な人がいたからここまでの映画になっだということを知ることができた。
    鈴木さんも宮崎監督も信念を曲げないで 映画を作り続けているところに感動。
  • ジブリの仲間たち
    ジブリ映画の宣伝なんて「新しい映画、作りました」と言えばそれで済むじゃないか、と思ってた。
    でも、『もののけ姫』の時も『千と千尋の神隠し』の時も鈴木敏夫プロデューサーは闘っていた。いつだって闘っていた。面白くない訳がない。そんな1冊でした。