鈴木敏夫のレビュー一覧

  • ジブリの仲間たち
    ジブリ映画は調和の哲学を映像化したものが多い。物理の観点になるが世界を構成する原子配列は調和されており、配列の1つでもズレると世界は一瞬で崩壊するらしい。

    奇跡の調和で成立した世界で調和を保つは容易であり、乱すは困難と考えるのは軽率だろうか。
  • 読書道楽
    読書の量と幅の広さ、それに大著、中身の濃い本もひょいと手に取っているような気楽さで語られるあたり、楽しかったね。全集とか、なかなかぜんぶ読もうとか思わないよなぁ。こういう人の話を読んだり聞いたりすると、なんというかもっと本を読みたいなぁという気分になるね。俺、ぜんぜん読書量足りてないじゃん。

     加...続きを読む
  • もしも、東京
    表紙と、本の分厚さからわくわく。

    浅野いにおさんの絵、初めて紙で見たけど
    ほんとに絵がうまいんだな…線が綺麗。

    個人的には、ジェーン•スーさんの東京の捉え方がしっくり来たし、こういうふうに言語化されるのかって面白く思った。

    石黒正数さんは作品を読んだことのない方だったが、「もしも東京」の、住友...続きを読む
  • 禅とジブリ
    スタジオジブリ・プロデューサーが、
    3人の禅僧と語る“半径3メートル”の禅問答。

    本書のキーワードは、
    「今ここを生きる」ということ。


    ・人は生きている以上、必ず何らかの影響を受ける。
    完全なオリジナルという発想ではなく
    オリジナリティは真似る事を
    極めた先に後から付いてくるもの。

    ・今の社...続きを読む
  • 禅とジブリ
    興味はあるけど未知の世界である禅について、ジブリを切り口にすることで、朧げにだけど、とっかかりができた感じ。

    過去も未来もなく、今この瞬間を生きるという考えは、
    過去に読んだ潜在意識系の本にも同様のことが書かれていて、それ以来自分の考え方にもかなり影響を与えているので、一気に禅を身近に感じることが...続きを読む
  • ジブリの仲間たち
    ジブリプロデューサーの鈴木さんが、ジブリの宣伝方法や戦略について語った一冊。狙って収益を上げる、なんてことができるんだなあと驚きです。
  • ジブリの仲間たち
    映画がヒットするには「作品」「配給」「宣伝」すべてが大事。観たことがある映画で舞台裏が語られて、とても面白い

    【感想】
      面白かった!とても読みやすかった。読みやすすぎると思ったら、あとがきにこの本を書いたのは柳橋閑というライターさんだった。鈴木氏が書いているのはあとがきだけで、あとは柳橋さんが...続きを読む
  • 仕事道楽 新版 スタジオジブリの現場
    宮崎駿監督と高畑勲監督の両巨匠と、長年にわたってパートナーとして働いてきた人だから、大変な思いをしてきたことだろうと思っていたが、読んでいくと、「好きな人たちと仕事をすることが好き」という言葉に表れているように、彼らとのやりとりを楽しんでいるのが伝わってくる。
    長期的な目標は立てず、ただ目の前の仕事...続きを読む
  • 禅とジブリ
    東洋思想と西洋思想って全然違う。最近の風潮として、やはり分かりやすく答えが明快で出やすい西洋思想に偏っていると思う。目標、計画、実行。
    鈴木さんは始終受け身の人間だというけど、それでここまで大成しているのだからやはりただ者ではないのだろう。普通の人はやはり東洋的思想だと不安に耐えられなくて西洋思想に...続きを読む
  • 天才の思考 高畑勲と宮崎駿
    舞台の裏側ではすごく泥臭く、あまりにも人間的なものがあふれてる。表だけ見てるととても想像できなかったようなものが知れてよかった。
  • 天才の思考 高畑勲と宮崎駿
    天才たちをどうにか動かして、きちんと結果を出させた著者もやはり天才だ。ともすれば芸術に振れて一般大衆を置き去りにするところを、興行的に成功するように持っていくところはさすがである。
  • ジブリの鈴木さんに聞いた仕事の名言。
    ジブリの鈴木さんに聞いた仕事の名言

    1.こんなひとにおすすめ
    ①ジブリ作品に関心があるひと
    ②宮崎監督、高畑監督に関心があるひと
    ③監督とガチで意見してきたプロデューサー鈴木さんに関心があるひと
    ④プロの作品にかける想いを知りたいひと

    2.僕の購読動機
    僕の場合は、④です。
    彼らの作品がどのよう...続きを読む
  • 天才の思考 高畑勲と宮崎駿
    非常に面白く読ませてもらいました。いろんな大変な事があったのだと思うけど、こんなにコンパクトにエピソードを抽出するなんて、なんかずっと話を聞いていたい感じ。鈴木さんだからこそジブリを続け、2人に作品を作り続けさせる事ができたのだなぁと思いました。七転び八起きな感じを楽しんでいるその姿見習いたいなぁと...続きを読む
  • 仕事道楽 新版 スタジオジブリの現場
    スタジオジブリに関わってきた著者自身の経験から、宮崎駿さん、高畑勲さん両名の仕事ぶりや会話のやり取り、プロデューサーの役割などが描かれた一冊。

    思うのは、やっぱりとんでもない仕事をやってきた人たちって圧倒的に熱があるんだなってこと。しかも、変わってる(笑)

    おもしろかったのは、電話のエピソード。...続きを読む
  • ジブリの仲間たち
    ジブリ好きの友達が勧めてくれた本。ファンタジー要素が一切ない。宣伝についての考え方が書かれている。ジブリ好きな人がどうやってジブリ好きになっていったのかを教えてくれる本。
    小さな頃からジブリは身近にあったから、売り上げに苦労した時代があるということを不思議に感じた。
  • 禅とジブリ
    鈴木さんにとって
    宮さんとの会話
    映画を作る仲間との交流
    そのできる映画のストーリのなかの一場面

    禅問答をした先に 映画があり
    鈴木さんの不思議な人生観があるんだなと

    プロデューサーとしての
    イメージがかわった


    しかし 宮さん 鈴木さんがいないと
    宮崎駿の世界を作れてないのかも
    なんて 感じ...続きを読む
  • ジブリの仲間たち
    ジブリの今までの経緯と裏側を知ることができた。
    ジブリ作品が映画館で特別上映されている今だからこそ、読めてよかった。
  • 天才の思考 高畑勲と宮崎駿
    ジブリのプロデューサー鈴木さんが語る、作品のことと二人の天才のこと。
    宮崎駿さんは、いつまでも少年みたいな人、高畑勲さんは、人当たりのいい人、というのが読む前のイメージでした。

    宮崎さんに関しては、それは大いに当たっていると思います。しかし、思っていた以上にすごい方でした。
    自分が思い描いて来た作...続きを読む
  • 天才の思考 高畑勲と宮崎駿
    風の谷のナウシカから風立ちぬ、かぐや姫の物語まで。
    二人の天才の創造の秘密、強烈すぎる個性のぶつかり合いを、もっとも間近で支え続けたプロデューサーが惜しみなく語る。
    ジブリの20作品がいかに作られたか、秘話満載、スリル満点のドキュメント。
    (あらすじより)

    宮崎駿と高畑勲の天才ぶりに目が行きがちだ...続きを読む
  • 禅とジブリ
    ジブリのプロデューサーである著者と3人の禅僧との対談全5回を収録した一冊。禅についての問答もありますが、それよりも対談の雰囲気自体から学ぶことが多いです。遠慮のない、開かれた対話。この態度が禅なのだなと。加えて、時折挟まれる宮さんのエピソードも楽しい。