鈴木敏夫のレビュー一覧
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長年、スタジオジブリでプロデューサーを務めてきた鈴木敏夫さんの著書。
日本初のアニメーション専門誌であるアニメージュを創刊したときのことから、宮崎駿さん、高畑勲さんとの関わり、スタジオジブリを設立してからのこと。それぞれの時代で、鈴木さんがどんな思いで仕事に取り組んできたかが書かれています。
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鈴木敏夫著「仕事道楽」(岩波新書)より
宮崎駿監督の映画作りの三つの原則
・面白いこと
・作るに値すること
・儲かること
でも、「トトロ」の時だけは儲からなくても良い、と思ったそうです。
なので「ナウシカ」や「カリオストロ」などの様にトトロが最初から出ずっぱりで大活躍する。といったサ...続きを読むPosted by ブクログ -
メモ
・過去や未来のことばかり考えず今を生きることが大切
・どんなものにも二面性があるのに一面だけをみて全てを否定する。寛容さも多様性もない。
・怒りや憎しみを調合するのは自分。どれくらい調合すれば身体を活性化させられるか、静かに座って自分を見つめる。Posted by ブクログ -
羨ましいなぁ、という羨望の感情が読み終えてまず込み上げてきたけど、額に汗して一所懸命な鈴木さんがたくさんの才能ある人に巡り会えたのは、何よりも自身がまず直向きであったからだと思う。勇気をもらえる一冊でした。
藤巻さんの憎めないキャラ、要所要所でクスリときました笑Posted by ブクログ -
作品群ばかりに目がいっていたのを、一歩踏み込んで、背景を知りたくなって手にした書籍。人の営みをここまで背景・経緯を含めて丹念に記録がされると、これはこれで物語として楽しむことができる、という発見が確かにあった。Posted by ブクログ
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ジブリ作品制作のあれこれがギュッと一冊に詰め込んだ内容。作品毎に時系列でエピソードや制作裏話が書かれてるので、自分の好きな作品だけ読んでもいいと思います。ただプロデューサーである鈴木敏夫さんの編集なので作品毎の配給収入、受賞歴、宣伝の苦労話、スタッフ集めなどが中心になるので、作品への掘り下げ、考察は...続きを読むPosted by ブクログ
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正直ジブリは興味なかったが一度読んでみようとネットで購入。初めの感想は、『分厚い…』
しかし読んでみると一つの章もそこまで長くなく、飽きることなく読めた。年代順に記述されており、そんな人まで関わっていたんだ!と知らないことづくしで面白かった。Posted by ブクログ -
天才監督を、バックアップかつ操縦する天才プロデューサー。
スタジオジブリがジブリたる所以は、この3名にある。
好きを仕事にできるのは、本当に素敵なことであり、大変なことなんだと感じた。Posted by ブクログ -
映画を観に行きジブリ熱が再沸騰したので、最新作にも少し触れられている本書を購入。スタジオジブリの歴史を時系列順に整理し、制作過程や宣伝手法等詳しく書かれている。宣伝を極力しない宣伝はハウルの時にも実践されていたとは初耳だった。未視聴作品も制作の経緯などを読んでいくとどんどん興味が湧いてくるので、あ...続きを読むPosted by ブクログ
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良く観て、良く内省し、良く感じて、良く対話する、相手を恐れつつも決して議論することを諦めない2人の巨匠。そのプロセスの先に、名作があったのかなと思わさせられる。
きっと一人だったら、あれだけのものは作り出せなかったのだろうな。
本気で自分をぶつけ語らわないことには、見えない自分の底があるのかもしれ...続きを読むPosted by ブクログ -
身内でまとめた歴史なので、ネガティブな事が殆ど書かれてないのが残念。特に「ゲド戦記」の評価とか、作者が酷評した話とか。細田守、片渕須直、押井守とのエピソードとか。あと、「ナウシカ」映画化までの苦労話をもっと読みたかった。あちこちで書かれているけど、ここにまとめて欲しかった。誰が何と言おうと、鈴木敏夫...続きを読むPosted by ブクログ
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スタジオジブリの歴史を年代順に追うことができる一冊。
『風の谷のナウシカ』から最新作の『君たちはどう生きるか』まで紹介されている。作品数が多いので一作品あたりのページ数はそれほど多くない。
鈴木敏夫氏が責任編集しているので、ジブリに都合が悪いことはあまり書いていない。″キレイなジブリ史″としては良...続きを読むPosted by ブクログ -
スタジオジブリの歴史を振り返った一冊。執筆はアニメ評論家の藤津亮太とジブリの野中晋輔が担当し、責任編集に鈴木敏夫という座組み。宮崎駿はノータッチということもあり作品の中身の批評・分析ではなくプロデューサー目線の製作史に近い。こうやって眺めてみると『ハウルの動く城』はかなり宣伝を抑えていたとか意外だな...続きを読むPosted by ブクログ
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仕事本としてもハッとすることが多いが、各作品のエピソードが素敵。
真剣だが遊びのある仕事。
・わかったような相槌を打つことは弱さ。相手と教養を共有する
・信頼はするが尊敬はしないという関係
・細部にこだわり研究し尽くす
・起きてしまったことはもうどうでも良くて、その場の対処を楽しむ
・課題...続きを読むPosted by ブクログ