賢帝の世紀──ローマ人の物語[電子版]IX

賢帝の世紀──ローマ人の物語[電子版]IX

1,540円 (税込)

7pt

紀元2世紀初頭、ダキアとメソポタミアを併合して帝国の版図を最大にした初の属州出身皇帝トライアヌス。帝国各地をくまなく視察巡行し、統治システムの再構築に励んだハドリアヌス。穏やかな人柄ながら見事に帝国を治めたアントニヌス・ピウス。世にいう五賢帝の中でも、傑出した3人の業績を浮彫りにし、なぜ彼らの時代が「まれなる幸福な時代」たりえたのか検証する。 ※当電子版は単行本第IX巻(新潮文庫第24、25、26巻)と同じ内容です。

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ローマ人の物語[電子版] のシリーズ作品

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  • ローマは一日にして成らず──ローマ人の物語[電子版]I
    979円 (税込)
    知力ではギリシア人に劣り、体力ではケルトやゲルマン人に劣り、技術力ではエトルリア人に劣り、経済力ではカルタゴ人に劣るローマ人だけが、なぜ巨大な世界帝国を繁栄させることができたのか? ささやかな建国伝説から始まる一千年の興亡史がいま幕を開ける。もはや古典といっても過言ではない歴史大作シリーズの電子版が待望の配信開始! ※当電子版は単行本第I巻(新潮文庫第1、2巻)と同じ内容です。地図・年表なども含みます。
  • ハンニバル戦記──ローマ人の物語[電子版]II
    1,540円 (税込)
    紀元前3世紀後半、イタリア半島統一をなしとげ、興隆の途についたローマ人が初めて大きな危機に直面した。北アフリカの強国カルタゴとの直接対決。象を伴ってアルプスを越えた規格外の名将ハンニバルと、ローマの全権を託された若き執政官スキピオ。地中海の覇権を賭けたポエニ戦争はいかなる結末を迎えたのか――。 ※当電子版は単行本第II巻(新潮文庫第3、4、5巻)と同じ内容です。
  • 勝者の混迷──ローマ人の物語[電子版]III
    990円 (税込)
    カルタゴを滅亡させ、地中海の覇者となったローマ人。しかしローマには停滞と内乱の世紀が訪れる。敵は自らの内にあり――。護民官となって既得権階層の代表であった元老院と対決したティベリウスとガイウスのグラックス兄弟。国政改革に着手したガイウス・マリウスとルキウス・コルネリウス・スッラ。岐路を迎えるローマ帝国の行く末を案じた改革者たちの物語。 ※当電子版は単行本第III巻(新潮文庫第6、7巻)と同じ内容です。
  • ユリウス・カエサル ルビコン以前──ローマ人の物語[電子版]IV
    1,540円 (税込)
    前人未到の偉業と底知れぬ人間的魅力で、古代から現代まで人々を魅了してやまない英雄ユリウス・カエサル。ローマの共和政に幕を引き、偉大なる世界帝国への道筋をつけた天才はいかにして生まれ、長じたのか。ポンペイウス、クラッススとの三頭政治を経て執政官へ。さらなる野望を抱き、ガリアへと旅立つカエサルが見た夢とは何か。 ※当電子版は単行本第IV巻(新潮文庫第8、9、10巻)と同じ内容です。
  • ユリウス・カエサル ルビコン以後──ローマ人の物語[電子版]V
    1,540円 (税込)
    ガリアを制圧したカエサルは、軍の即時解散と帰国を命ずる元老院の最終勧告を突きつけられ、国賊と呼ばれるのを覚悟でルビコン河を渡った。その勢いのままかつての盟友ポンペイウスを制し、イタリア半島、ついで地中海のほぼ全域を掌握。迫りくる暗殺を予知したかのように、新秩序樹立のためにあらゆることを為しとげたカエサル。彼のみた帝政という理想――、その真の姿を描き出す意欲作。 ※当電子版は単行本第V巻(新潮文庫第11、12、13巻)と同じ内容です。
  • パクス・ロマーナ──ローマ人の物語[電子版]VI
    1,540円 (税込)
    志なかばに倒れたカエサルの跡を継いだオクタヴィアヌスは、共和政への復帰を宣言。元老院は感謝の印として「アウグストゥス」の尊称を贈ったが、彼の構造改革の真の意図は別のところにあった……。半世紀をかけて静かに帝政を完成させ、広大な版図に平和をもたらした初代皇帝の栄光と苦悩を、あますところなく描いたシリーズ最高傑作。 ※当電子版は単行本第VI巻(新潮文庫第14、15、16巻)と同じ内容です。
  • 悪名高き皇帝たち──ローマ人の物語[電子版]VII
    2,090円 (税込)
    広大な帝国の安全保障、千万の人々を養う食糧の確保、そして金融危機や大災害への対処。アウグストゥスから帝国を引き継いだ四人の皇帝は、その責務を果たせたのか。「恐るべき」と形容された第二代皇帝ティベリウス、愚政の限りを尽くし惨殺されたカリグラ。悪妻に翻弄され続けたクラウディウス。「国家の敵」と断罪されたネロ。悪名高き皇帝たちの治世の実態とはいかなるものだったのかが明かされる。 ※当電子版は単行本第VII巻(新潮文庫第17、18 、19、20巻)と同じ内容です。
  • 危機と克服──ローマ人の物語[電子版]VIII
    1,540円 (税込)
    紀元68年、ネロを最後に神君アウグストゥスの血統が絶え、ローマは大混乱に陥った。1年あまりのうちに3人の軍人が帝位に就くも、次々に殺されるか、失脚した。血で血を洗う内乱が繰り広げられるローマ帝国。これが同じローマ人なのか? 未曾有の危機からローマを救い、さらなる繁栄へと向かわせたのは、出自にも輝ける才能にも恵まれなかったヴェスパシアヌスとその息子たちだった。危機を糧として発展を続けるローマ帝国の神髄が描かれた一書。 ※当電子版は単行本第VIII巻(新潮文庫第21、22、23巻)と同じ内容です。
  • 賢帝の世紀──ローマ人の物語[電子版]IX
    1,540円 (税込)
    紀元2世紀初頭、ダキアとメソポタミアを併合して帝国の版図を最大にした初の属州出身皇帝トライアヌス。帝国各地をくまなく視察巡行し、統治システムの再構築に励んだハドリアヌス。穏やかな人柄ながら見事に帝国を治めたアントニヌス・ピウス。世にいう五賢帝の中でも、傑出した3人の業績を浮彫りにし、なぜ彼らの時代が「まれなる幸福な時代」たりえたのか検証する。 ※当電子版は単行本第IX巻(新潮文庫第24、25、26巻)と同じ内容です。
  • すべての道はローマに通ず──ローマ人の物語[電子版]X
    1,210円 (税込)
    歴史上比類なき一大強国を築き上げ、数百年以上にわたり、維持・発展させたローマ帝国。その統治の基礎はどこにあったのか。帝国をすみずみまで繋いだ街道、橋、水道などのハードなインフラ、そして医療、教育などソフトなインフラまで、「インフラの父」と呼ばれたローマ人の最大の強みを解明したシリーズ番外編。 ※当電子版は単行本第X巻(新潮文庫第27、28巻)と同じ内容です。
  • 終わりの始まり──ローマ人の物語[電子版]XI
    1,540円 (税込)
    広大な版図を誇り、平和と安定を享受した五賢帝時代。その掉尾を飾り、「哲人皇帝」としても名高いマルクス・アウレリウスの治世は、配慮と協調を尊んだことで、後世からも高い評価を得てきた。しかし、その彼の時代に、ローマ帝国衰亡への序曲が始まっていたのだとしたら……? 現代にも通じる鋭い洞察に裏打ちされた、一級の指導者論。 ※当電子版は単行本第XI巻(新潮文庫第29、30、31巻)と同じ内容です。
  • 迷走する帝国──ローマ人の物語[電子版]XII
    1,540円 (税込)
    紀元3世紀、もはやローマは幾多の危機を乗り越え発展しつづける「栄光の覇者」ではなくなっていた。経済は低迷し、蛮族の侵入が相次ぐ中、皇帝捕囚という未曾有の国難にも見舞われる。皇帝たちの懸命の努力とは裏腹に、帝国は衰退の階段を着実に下り始め、キリスト教の台頭が始まる……。「危機の三世紀」、その現実を描き尽くした力作。 ※当電子版は単行本第XII巻(新潮文庫第32、33、34巻)と同じ内容です。
  • 最後の努力──ローマ人の物語[電子版]XIII
    1,540円 (税込)
    蛮族の侵入や政変が相次ぎ、未曾有の危機に陥った帝国に現れた2人の皇帝。ディオクレティアヌスは皇帝4人による領土の分割統治を実施し四頭政治を導入。跡を継いだコンスタンティヌスは、ローマ帝国に幅広く浸透していたキリスト教公認に踏み切った。しかし、帝国復権を目指した彼らの試みは、皮肉にも衰退を促す結果を生んでいく――。塩野版「ローマ帝国衰亡史」、いよいよ佳境に! ※当電子版は単行本第XIII巻(新潮文庫第35、36、37巻)と同じ内容です。
  • キリストの勝利──ローマ人の物語[電子版]XIV
    1,540円 (税込)
    キリスト教を公認した「大帝」コンスタンティヌスの死後、その親族を襲ったのは血なまぐさい粛清であった。生き残ったコンスタンティヌスの甥ユリアヌスは、多神教の価値観に基づく寛容の精神とローマ的伝統の復活を目指した。だが、その治世は短命に終わり、キリスト教は遂にローマ帝国の国教の座を占めるに至るのだった……。西洋人とは異なる視点で激動の時代を描く必読の巻。 ※当電子版は単行本第XIV巻(新潮文庫第38、39、40巻)と同じ内容です。
  • ローマ世界の終焉──ローマ人の物語[電子版]XV
    1,650円 (税込)
    教科書によれば、紀元476年に西ローマ帝国は滅亡し、一方で東ローマ帝国は1453年まで続いたとされている。しかし、地中海世界全体に高度な文明をもたらした空前絶後の大帝国は、本当にそのような「瞬間」に滅びたのか? 古代ローマ1300年の興亡を描き切ったアジア発、前人未到の偉業がここに完結。「永遠の都」よ、さらば。 ※当電子版は単行本第XV巻(新潮文庫第41、42、43巻)と同じ内容です。

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賢帝の世紀──ローマ人の物語[電子版]IX のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2015年01月11日

    かなり面白かった。賢帝というだけに、君主論もしくはビジネス書・人生訓としても読めるかも。現在でも学ぶべきことが多いので人の上に立つ人にぜひ読んでほしい。
    キリスト教が広まるまえの日本のように宗教色が強くない多神教のローマは、本当に住みやすい国だったのではないかと思う。現在の世界の情況を鑑みるに、こん...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年09月10日

    紀元二世紀初頭、ダキアとメソポタミアを併呑して帝国の版図を最大にした初の属州出身皇帝トライアヌス、帝国をくまなく視察巡行し、統治システムの再構築に励んだハドリアヌス、穏やかな人柄ながら見事な政治を行なったアントニヌス・ピウス。世にいう五賢帝のなかでも傑出した三者の人物像を浮き彫りにした、極め付きの指...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2011年08月26日

    文庫本を購入し休日に一気に読破しました!!。
    この本はローマ時代の「五賢帝」のうちトライアヌス、
    ハドリアヌス、アントニウス・ピウスの3人を取り上げています。

    これらの皇帝時代がもっともローマ帝国が繁栄していた
    そうです。是非、興味のある方はお読みください。

    またこの塩野さんの本からす...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月13日

    ここでやめた、という人がけっこういるけれど、読み終えてそれも納得。ローマ帝国が完成した姿がここにある。過去に作り上げてきたものを補強し、修正し、自分なりの方法で次に伝えることを仕事とした皇帝たちがいい順番で現れたのがわかる。
    単純な世襲制ではなく、次の適任者を自分の養子に迎えるというシステムがきちん...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月07日

    紀元98年13代皇帝トライアヌスから、161年15代皇帝アントニニヌスの死まで。
    「女とは、同姓の美貌や富には羨望や嫉妬を感じても、教養や頭のよさには、羨望もしなければ嫉妬も感じないものなのだ」
    「隣り合って住む民族同士は、仲が悪いのが常である。仲が良かったとすればそのほうが異常」
    「人間は飢える心...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年10月28日

    塩野七生 「 ローマ人の物語 」 賢帝3人が平和なローマ世界を樹立した巻。著者は 3賢帝の安全保障策、属州統治策、インフラ整備策に 賢帝たる理由を 見出している

    トライアヌス が平和の基盤を作り、ハドリアヌス が平和のために改革をして、アントニヌスピウス が 平和なローマ世界を定着させた

    平和は...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年10月23日

    ローマ人の物語は、塩野ファンのみならず、どなたにもお勧めしたいシリーズ。五賢帝時代といえば、ローマの最高潮時代として、世界史の授業で習った人も多いと思います。そのときの皇帝が生き生きと描かれて、塩野世界が展開されいます。

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    Posted by ブクログ 2012年04月07日

    比較的平和な時代が続き、落ち着いて読めた。
    公共事業や施策の記述が多くて面白かったが、読者の好き嫌いは分かれるかもしれない。

    大きな出来事のひとつは、ユダヤが火を噴いたこと。
    それについて、ユダヤ人の考え方、他民族とのその違いについて詳細に書かれており、納得感があった。歴代皇帝の扱いの変遷について...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年03月10日

    既製を無くし新しいシステムを作ろうとするとき。その方法を歴史から学ぶことが出来る。紀元前1世紀のローマ。カエサルは元老院体制の無力化を憂い、それを変えることを試みる。一人の力では難儀があるため、他の有力者ポンペイウス・クラッススを巻き込み三頭政治を構築する。カエサルがその実現に際し心を砕いたものが、...続きを読む

    0
    ネタバレ購入済み

    ローマ帝国の完成

    mac
    2022年09月30日

    一部ご紹介します。
    ・皇帝に課された責務は、安全保障と、属州の統治、帝国全域のインフラ整備である。ハドリアヌス帝が、ローマ帝国全域の旅行をした理由は、現地を知らなければ施政者の責務は果たせないと考えたからである。自らの寿命を縮めてまで視察、整理整頓を目的とした大旅行を行ったことで、帝国の防衛システ...続きを読む

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