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紀元68年、ネロを最後に神君アウグストゥスの血統が絶え、ローマは大混乱に陥った。1年あまりのうちに3人の軍人が帝位に就くも、次々に殺されるか、失脚した。血で血を洗う内乱が繰り広げられるローマ帝国。これが同じローマ人なのか? 未曾有の危機からローマを救い、さらなる繁栄へと向かわせたのは、出自にも輝ける才能にも恵まれなかったヴェスパシアヌスとその息子たちだった。危機を糧として発展を続けるローマ帝国の神髄が描かれた一書。 ※当電子版は単行本第VIII巻(新潮文庫第21、22、23巻)と同じ内容です。
...続きを読む※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません
Posted by ブクログ 2009年10月07日
第8巻は紀元68年、第6代皇帝ガルバから、紀元96年第12代皇帝ネルヴァの死まで。29年間に7人の皇帝が続く、内乱と混乱の日々、ヴェスヴィィオ火山の噴火によるポンペイの埋没もこの時期。
「まず持って人間には、自らが生きた時代の危機を、他のどの時代の危機よりも厳しいと感じてまう性向がある」
「政体が何...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年03月15日
文学的な歴史書、というところが面白いのだろうと思う。事実の積み上げではなく、筆者の推測、考えがところどころに色濃く出ていて、読んでいる方も楽しめる。
本書の対象の時代はわかりやすい英雄もいないし、血みどろの内戦もあり、史実の部分は少々読むのがつらい部分もあった。それでも、前世の皇帝のどういう政策を引...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年04月21日
1.ガルバ
皇帝らしいことは何一つない、人身の読めない普通のおじいさん。
2.オトー
皇帝の座を巡り内乱が起こる。内乱を収めるためか、自死。
3.ヴィテリウス
権威と権力を持っていたが活用法を知らなかった。内戦に敗れ死亡。
4.帝国の辺境では
ローマの内乱を好機と捉え、外乱が起こる。挙句の果て...続きを読む
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