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Posted by ブクログ 2015年05月23日
本を書くのに集めた中で本編に使われなかったネタが多く載っている。
1番面白かったのは、没落寸前のヴェネツィアと生まれたばかりのアメリカ合衆国間の手紙。
なんと条約を結ぼうとしたのだ。驚いた。
実現してたら面白かったのに。
他にも後宮の話、ヴェネツィアのゴンドラはなぜ黒い?といったこぼれ話がたくさ...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年04月21日
イタリアを題材にしたエッセイ集…、と本書の概観を切り取るのは簡単だが、これほど芳醇な知識と感性が詰め込まれたものも、そうないのではないだろうか。
著者の感性は、イタリアを中心に西欧諸国の今と昔に自由自在に飛び跳ね、ローマ法王とすれ違ったり娼婦と友達になったりしながら、ギリシア軍の将校にスパルタの男...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年03月27日
塩野さんの小説読んでみたいけど、ちょっと敷居が高そう・・・
まずエッセイから読んでみようと思って読み始めた作品。
ヴェネチアのゴンドラが黒一色のわけ、ハーレムの実態など、
興味深い話が満載で、とっても勉強になった。
1つ1つの話が短く、通勤時やちょっとした空き時間に読むのに最適じゃないかと思いま...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年03月01日
何度目かわからないけど再読(?)。
ローマ人の物語だとか、優雅なる冷酷チェーザレ・ボルジアとか、わが友マキャベリとかを書いた塩野七生のイタリアエッセイ。
この人の文体は好き。
この中に入っている話のなかでは、「ハレムのフランス女」が秀逸。
あと、ロッサーナの話も。
司馬遼太郎と同じく、結構バイ...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年09月07日
イタリアに生活の拠点を置き、ヴェネツィアやフィレンツェを舞台にした歴史小説を数多く執筆している著者が、日々の暮らしのなかで体験した出来事や、執筆のための調査をおこなっているなかで見聞した興味深いエピソードなどをとりあげたエッセイです。
親しみやすい文章でありながら、人間の真実をほとんど冷徹とも思え...続きを読む
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