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広大な帝国の安全保障、千万の人々を養う食糧の確保、そして金融危機や大災害への対処。アウグストゥスから帝国を引き継いだ四人の皇帝は、その責務を果たせたのか。「恐るべき」と形容された第二代皇帝ティベリウス、愚政の限りを尽くし惨殺されたカリグラ。悪妻に翻弄され続けたクラウディウス。「国家の敵」と断罪されたネロ。悪名高き皇帝たちの治世の実態とはいかなるものだったのかが明かされる。 ※当電子版は単行本第VII巻(新潮文庫第17、18 、19、20巻)と同じ内容です。
...続きを読む※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません
Posted by ブクログ 2014年08月31日
『クォ・ヴァディス』および、藤本ひとみのマリナシリーズ『愛してローマ夜想曲』を読んでいたので、皇帝ネロは極悪非道な悪人のイメージが強かったが、思ったよりもまともな人だったのかとわかり、ほっとする。後世のイメージがこれだけ悪いのは少し気の毒。妻のポッペアについても、「史上言われるような悪女ではない」...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年09月10日
ティベリウス、カリグラ、クラウディウス、ネロ―帝政を構築したアウグストゥスの後に続いた四人の皇帝は、人々の痛罵を浴び、タキトゥスら古代の史家からも手厳しく批判された。しかしながら帝政は揺るがず、むしろその機能を高めていったのはなぜか。四皇帝の陰ばかりでなく光も、罪のみならず功も、余すところなく描いて...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年03月13日
ヨーロッパの歴史ができる様子を眺めているように本書に引き込まれる
歴史の事実が著者により、現代の出来事、人物に感じられるように描く著者に脱帽
神君アウグストゥスの後に続いた、ティベリウス、カリグラ、クラウディウス、ネロの4皇帝時代の物語。
ネロを最後にカエサルから続くユリウス・クラウディス朝...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年12月30日
神君アウグストゥスの後に続いた、ティベリウス、カリグラ、クラウディウス、ネロの4皇帝時代の物語。ネロを最後にカエサルから続くユリウス・クラウディス朝は終焉する。
後の歴史家タキトゥスによって悪評ばかりが目立つこれらの皇帝を暖かい目で再評価した作品、と感じた。文中ではタキトゥスの悲観的な記載に対する苦...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月07日
第7巻は紀元14年、第2代皇帝ティベリウスの即位から、紀元68年第5代皇帝ネロの自死まで。
「追従かそれを言われた人を不快にするのは、そのようなばかげたことを言われてイイ気になる程度の人と値踏みされた事が不快なのである」
「人事権を手中にしているのは権力を手中にしているのと同じだが、その施行となると...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年11月13日
専門家や歴史好きの一部からは批判されているが、私はこのシリーズが好き。単純に面白いから。正確な歴史を知るというより、ローマ人に想いを巡らせる上で、とても役に立つと思っている。
「悪名高き皇帝たち」では、ローマ帝国第二代皇帝ティベリウスから第五代皇帝ネロまでの治世が描かれている。カエサルが道を開き、ア...続きを読む
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