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Posted by ブクログ 2017年10月14日
塩野七生によるローマ人の物語の第10巻。この巻はシリーズの他の作品と異なりインフラというテーマに絞って書かれている。ローマ人のインフラへの考え方から、なぜローマ帝国は人類史上類をみないほどの成功を納めたのかを探っている。インフラはハードなものとソフトなものに分けられており、前者は街道や橋、水道などで...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年01月06日
現代では約2,000年前のローマ人を『インフラの父』と呼んだりするらしい。
そしてこの巻では、色んな本の中では地味であまり出てこない、『全ての道はローマに通ずる』の語源とも言える、『街道の建設』『上下水道の建設』などの生活のインフラについてのみ、書かれた本。
はじめ書きには、著者が自ら読みづらい...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月28日
「賢帝の世紀」でなんとなく気分も一段落してしまうのだけれど、塩野さんはここで一気に歴史を遡り、再び下りと行き来してローマ帝国を帝国たらしめたインフラを改めてまとめてくれる。他の巻と違って主人公は登場しないのだけれど、道、防壁、水道などまさに帝国を運営するのに必要だったものがどのようにして築き上げられ...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月07日
第10巻はハードなインフラ(街道・橋・水道)とソフトなインフラ(医療・教育)、各地の遺跡の写真と地図など。
「賢者は歴史に学び愚者は経験に学ぶ、歴史は知識だがそれに血を通わせるのは経験」
「パレスチナ・コソボ・マケドニア・・・民族間の紛争の解決は、民族自決を唱えてしまった現代、ますます遠くなりつつあ...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年02月05日
古代ローマのインフラについて取り上げた巻。
街道、橋、水道、医療、教育といったハード・ソフト両方の基盤を紹介してくれる。
特にハードなインフラの方はレベルの高さに驚かされる。今から2000年以上前とは思えないクオリティで作られ、維持されていたとのこと。
例えば水道は長いもので全長90キロメートル以上...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年02月21日
文庫版では27・28に相当。この巻はこれまでのように時系列や皇帝の歴史に沿うのではなく、ローマのインフラについての巻で、いわば番外編。
しかしこのインフラについてまとめるという視点はよかった。わかりやすいし、教訓もたくさん。
インフラはローマ人の定義では「人間が人間らしい生活をおくるためには必要な...続きを読む
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