水の肌

水の肌

528円 (税込)

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妻の実家の金で留学した男が旅先で資産家の娘と知り合い、妻の前から姿を消す。彼は妻に落ち度があれば離婚が成立すると、私立探偵を雇い、密かに動向を監視し続ける。ところが知らぬ間に、彼が軽蔑していたかつての同僚と妻が再婚していたのを知った時、男の心に理不尽な怒りが湧く…。表題作をはじめ計りがたい人間の愛憎と欲望をテーマに、現代社会の不確実な内面をえぐる傑作短篇5話を収録した推理小説集。

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水の肌 のユーザーレビュー

3.6
Rated 3.6 stars out of 5
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    Posted by ブクログ

    二桁年振りの松本清張。書き込み見ると清張ファンの皆さん、短編はあまり読んでない方が多いようですね。私もそのひとり。・・・新鮮でした。

    0
    2025年04月05日

    Posted by ブクログ

    表題作を含む計5編の短編集。なかでも、「小説 3億円事件」は異質な作品。昭和43年に起こり、迷宮入り事件となった実際の事件をモチーフとしている。

    0
    2021年08月11日

    Posted by ブクログ

    松本清張さんの長編は昔、良く読んだが短編はそれ程読んでないので最近ハマって読んでます。
    この「水の肌」は5編からなる短編集。

    人の名前など時代的に古い作品ですが内容は今も変わらず人間の深層心理を描いた松本清張らしい短編ばかりでのめり込んで読みました。

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    2025年01月30日

    Posted by ブクログ

    松本清張は、推理に重きを置いているというより、やはり一人の人間が悪事に手を染めるまでの過程を詳らかに描いている。トリックももちろん奇抜なんだけれど、私が松本清張作品にハマる理由は、そのトリックに飽き足らず「人間」という存在を丁寧に描いているからだなと毎回読んで思う

    0
    2024年12月31日

    Posted by ブクログ

    古い作品ですが、違和感なく読むことができました。
    短編集でありながら人間の深層心理をついているというか、考えさせられるものがあります。

    けれど、人を殺めるほどの感情って本人にとっては重大なことでも傍からみたら本当に自分勝手。
    そんな行為に走ってしまった登場人物には憤りよりも哀れみの気持ちを持ちます

    0
    2022年11月04日

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