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妻の実家の金で留学した男が旅先で資産家の娘と知り合い、妻の前から姿を消す。彼は妻に落ち度があれば離婚が成立すると、私立探偵を雇い、密かに動向を監視し続ける。ところが知らぬ間に、彼が軽蔑していたかつての同僚と妻が再婚していたのを知った時、男の心に理不尽な怒りが湧く…。表題作をはじめ計りがたい人間の愛憎と欲望をテーマに、現代社会の不確実な内面をえぐる傑作短篇5話を収録した推理小説集。
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Posted by ブクログ
表題作を含む計5編の短編集。なかでも、「小説 3億円事件」は異質な作品。昭和43年に起こり、迷宮入り事件となった実際の事件をモチーフとしている。
古い作品ですが、違和感なく読むことができました。 短編集でありながら人間の深層心理をついているというか、考えさせられるものがあります。 けれど、人を殺めるほどの感情って本人にとっては重大なことでも傍からみたら本当に自分勝手。 そんな行為に走ってしまった登場人物には憤りよりも哀れみの気持ちを持ちます...続きを読む。 3億円事件について興味深い仮説(推理)を立てていた点も引き込まれました。
田村正和のドラマ「三億円事件」を見ました。三億円事件そのものを詳しく知らないので、真実にしか思えない出来映え。昭和、不良、犯人…手越くんのような美しい男が演じればそれだけで映画のよう。可哀想に思える。
指:以前、TVで見た事があるような気がする。ちょっと出来すぎの感じがあるがストーリーとしては面白い。 水の肌:ミノルタ光学?諏訪湖?鉄道は出てこない。超エリートの優越感を維持する為の悲しい性か、こうはなりたくないものだ。 小説3億円事件 まあまあかな~、独自の推察は面白い。 疑視:てっきり犯人は主人...続きを読むと思ったが違っていた。 あとがき:人間の心理にひそむ弱点が、その環境とからみあう事によって、犯罪をも公正し、それらの人間の破滅にも通じる事を示している。前半生の苦労の多い生活をとおして、人間心理の諸側面を知り、身の安全を守ろうとするために、悪の道にふみみこむ男女や、運命のうけとめかたを誤って、自分の軌道までくるわせてしまう人の姿を多多く目にしながらそうした弱点をひそませた人間というものにふかい感心を抱いたに違いない。
犯罪短編集。 普通の人が犯罪にはしる話がいくつかあって、松本清張は記者時代に事件を色々と調べるうちに人間の犯罪心理に詳しくなったのだろうか。 そんなことを感じる短編集だった。
読みやすく書く作家って良いね。松本清張は大御所なのに気取ってない所がよい。感情のネチネチや残虐な描写は極力抑えて、でも人間の行動の異常さ、特に普通の人が取った悪気ない行動がいかに人を怒らせ、殺意にまで至らせるかをいくつも見せてくれる。
書面を手に持って空想を膨らませる図式が浮かぶ短編集 水の肌 短編集の中に「小説 3億円事件」が入っていることから読みました。 水の肌、はて、何か見覚えのあるような・・・と思って読み始めると、 そう思った理由がわかりました。 冒頭に掲載されている短編が「指」。 この作品がドラマ化された際に、この短編...続きを読むだけ読みました。 調べてみると2006年2月ということで、8年前ですか。 今回もドラマを見て、この本を選んでいるので 自分の単純さを笑いながら、 次は先日ドラマが放送されていた「死の発送」を読むのだと思います。 前回は、指しか読まなかったのですが、今回は全作品を読みました。 興信所の「調査報告書」、交番の巡査の「証人訊問調書」、 保険会社宛ての私立探偵の調査報告書、医師の「死体解剖鑑定書」 といった様々な文書を読ませます。 通常、本の文章というのは、その世界を表すものですが、 この本では、本の中で更に、書面を読者に読ませることにより 読者が等しく、その書面を手に持って、そこに描かれた世界に 空想を膨らませるという図式になります。 前回、8年前指を読んだ時はチワワのことを「シーワワー」 と呼んでいる事のインパクトに気を取られていたのですが、 今回はとかく潤二の間の悪さよ! なぜ、そんなタイミングでその選択を、と思ったのですが、 これが実はすべて計画的なものであったら。 自分の父親に関する暗部の関係者である弓子に 合法的に復讐しよう、と思っていたら。 そんな想像もさせてしまう短編でありました。 3億円事件は、やはりこれも警察のお偉いさんの親族が 悪いことをするという推理。 警察が本当に正義の組織であれば、解決できた事件なのかなと 悲しくなる話でありました。
ドラマで三億円事件を見て久しぶりに清張作品が読みたくなったので読んでみた。どの作品も人間の醜い感情をリアルに書いてあり、読んでいてゾッとする。三億円事件はすごい力作だと思う。
生来の悪党ではない市井の人が犯罪を犯す。その心理を巧妙に綴っている。時代背景は古いが、なおおもしろく読める短編。13.2.2
初めての松本清張 読み始めは面白い。。と思ったけど、文庫自体が薄いのに、更に短編集で、「これで終わり!?」な感じで、2つ読んで終了。。。 やっぱ昔??のだからか、新しさがない。 当時は新しくて面白かったんかなぁ と。 シーワワーってのがおもしろかった
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