旅のラゴス(新潮文庫)

旅のラゴス(新潮文庫)

572円 (税込)

2pt

北から南へ、そして南から北へ。突然高度な文明を失った代償として、人びとが超能力を獲得しだした「この世界」で、ひたすら旅を続ける男ラゴス。集団転移、壁抜けなどの体験を繰り返し、二度も奴隷の身に落とされながら、生涯をかけて旅をするラゴスの目的は何か? 異空間と異時間がクロスする不思議な物語世界に人間の一生と文明の消長をかっちりと構築した爽快な連作長編。

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旅のラゴス(新潮文庫) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年03月11日

    傑作としか言いようがない。

    あるときは奴隷に、あるときは王に、あるときは教授として、男は旅をする。魅力的な人間と、出会い、別れ、旅は続く。
    主人公ラゴスの完璧とも言える人間性、奇妙で、しかしどこか懐かしい世界と人々。それらが筒井康隆の美しくもポップな文体で綴られる。

    初めは独特なリズムの戸惑うか...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年02月03日

    あたかも自分が長い長い旅を、波瀾万丈な人生を歩んだかのような壮大な体験を得られた。同じ場所に留まり続けずに生きている間に旅をして、この広大な地球をもっと感じたい。

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    Posted by ブクログ 2023年05月29日

    少しずつ読んでいった本。この本を読んでる間は、自分もこの不思議な旅を体験してるみたいですごくワクワクした記憶。

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    Posted by ブクログ 2023年05月20日

    人生の見つめ方が変わる。旅に出たくなる。
    出会いと別れ、そして望郷。
    青春の思い出との離別。
    世界感もワクワクがとまらない。

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    Posted by ブクログ 2023年07月27日

    なるほどなぁ〜〜。気がついたら一人称が『おれ』から『わたし』になっていて、遡って読み返したらそういうタイミングかと。

    最もお気に入りは『壁抜け芸人』。おもろすぎるでしょ。

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    Posted by ブクログ 2023年09月21日

    本当に面白い本だと思う。
    ずっしりと面白いSF作品。
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    旅をすることがおれの人生にあたえられた役目なんだ。
    北から南へ、そして南から北へ。突然高度な文明を失った代償として、人びとが超能力を獲得しだした「この世界」で、ひたすら旅を続ける男ラゴス。集団転移、壁抜け...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年04月22日

    fall outが流行っているが、それと同様に文明が発達しきった後の世界を緻密に描くSF作品は内省させられて面白い。
    序盤、壁抜けなどの短編が奇妙でファニーで示唆的で好きだったし、中盤のヘビーな内容になってからのコントラストもワクワクした。筒井康隆さんの端的な小説の書き方は読みやすいな。

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    Posted by ブクログ 2024年02月07日

    タイトルそのままラゴスの旅のSF小説。

    世界は文明が衰退しているが、
    人や動物の心を見、それと同調できる能力や空間転移なる瞬間移動など超能力が一般的な世界。

    前半はいい感じに不便な超能力が生活を左右していてバランスがよく面白かった。

    後半にゆくにつれラゴスの目的が明らかになりつつ、科学技術
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    Posted by ブクログ 2024年01月21日

    旅する価値を知れた気がする。
    目的はどんなものであってもいいと思えた。
    色んな出会いや別れを経る人生もいいなと思う。
    年寄りになってから後悔する前に今のうちから色んな所に行こうと思える本だった。

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    Posted by ブクログ 2023年12月05日

    スマホで何でも調べられて一瞬で世界とつながり、何でも見聞きできる時代だからこそ読むべき一冊なのかもしれない。

    自分の足で歩き、自分の目で見て、耳で聞いて、体験できることこそが旅の醍醐味であり自分自身の人生なんだと思う。長い旅の中で沢山の人と出会い、別れ、奴隷になったり王様になったり、行き先はどこま...続きを読む

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