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スラスラと読み進められました。
読んでいるうちにゾッと怖くなるような感じもあって、小説なのにすごいなーと思いました。
敗戦後の昭和の時代を懐かしむこともできる短編集でした。
Posted by ブクログ 2019年01月15日
いやはや、恐れ入った。
これまで清張先生の作品は、長編小説を中心に読んできた。ただ長編となると、清張先生といえどもところどころに強引な筋や「そりゃ偶然に支配されすぎだろう」というところがないことはなかった。
他方本短編集に収録された作品は、表題作『共犯者』を含め、そのような感慨を抱くことなく物語が...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年06月12日
あいつを消さねば――。
完全犯罪をもくろんだ男のつまずきとは。スリリングな短篇10篇。
銀行を襲い、仲間と山わけにした金で商売をはじめた内堀彦介は、
事業に成功した今、真相露顕の恐怖から5年前に別れた共犯者の監視を開始するが……。
疑心暗鬼から自滅していく男を描く「共犯者」。
妻の病気、借金、愛人...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年06月10日
社会派推理小説家巨匠による短編集。
市井に住む輩の犯罪の発端、発覚、破滅を描くパターンが多いようにも思うが『剥製』のように犯罪とは無縁の人間の虚飾をテーマにしたようなモノも混じっている。
『発作』の主人公は妻に送金しなければならぬ身でありながら愛人を抱えその金策のため金の前借りを続けてしかも愛人との...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年02月29日
短編となるとどうしても内容が薄く、登場人物に共感出来にくいが、本作はとても凝ったシュチュエーションと、結末がとても気になるストーリー展開でどの作品も楽しめる。
作者は犯罪サスペンスの大家であり、初っ端の「共犯者」でやはりと思いつつ以後の作品を読むとそうでない作品もあり、そういった意味でも新鮮に読むこ...続きを読む
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