黒革の手帖(上)

黒革の手帖(上)

616円 (税込)

3pt

7500万円の横領金を資本に、銀座のママに転身したベテラン女子行員、原口元子。店のホステス波子のパトロンである産婦人科病院長楢林に目をつけた元子は、元愛人の婦長を抱きこんで隠し預金を調べあげ、5000万円を出させるのに成功する。次に彼女は、医大専門予備校の理事長橋田を利用するため、その誘いに応じるが……。夜の紳士たちを獲物に、彼女の欲望はさらにひろがってゆく。

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  • 黒革の手帖(上)
    616円 (税込)
    7500万円の横領金を資本に、銀座のママに転身したベテラン女子行員、原口元子。店のホステス波子のパトロンである産婦人科病院長楢林に目をつけた元子は、元愛人の婦長を抱きこんで隠し預金を調べあげ、5000万円を出させるのに成功する。次に彼女は、医大専門予備校の理事長橋田を利用するため、その誘いに応じるが……。夜の紳士たちを獲物に、彼女の欲望はさらにひろがってゆく。
  • 黒革の手帖(下)
    616円 (税込)
    元子を恨む波子は楢林と別れ、大物総会屋をパトロンにクラブを開く。政治家秘書の安島を通じ、医大の裏口入学者のリストを手中にした元子は、橋田をおどし、一流クラブ、ルダン買取りの仮契約を結ぶ。しかし、橋田、安島らの仕組んだ罠が元子を待ち受ける。安島との一夜での妊娠に怯える元子の前には黒服の男たちが……。夜の世界に生きる女の野望を描くサスペンス長編。

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黒革の手帖(上) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2017年10月01日

    ドラマで武井咲が演じたのを見て、原作に興味を持って読み始めた。
    時代も昭和50年代だし、主演の元子は銀行員でも、派遣ではなかった。
    しかも、美人でもなかった。
    それでも、ドラマとはまったく違ったストーリー展開がすごく引き込まれるものがあり、これが松本清張なのか!と、実は初めて松本清張も読んだのだ。
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    Posted by ブクログ 2017年08月09日

    武井咲さん主演ドラマの原作です。この小説はかなり前の時代に書かれたものですから、もちろんいま放映中のドラマとは違いますが、本は本として楽しめます。

    ストーリー本編のなかに、その時代の社会的な問題や事件なども織り混ぜられており、社会派ミステリーの要素たっぷりです。

    登場人物の名前は、殆どがテレビド...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年11月08日

    ベテラン女子行員の元子が銀行から横領した資金を元手に銀座にバーを開店、来客を次々に標的に虚々実々のやり取りを繰り広げ、のし上がって行く。単に銀座が舞台の「ママの争い」ではなく、出世欲、愛と隷従、脱税、裏口入学、政治、暴力、反社との駆け引きなどが複雑に絡んだストーリーになっており、銀座の夜の世界をまる...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年05月18日

    松本清張作品でも特にお気に入りの一作。女の欲や愛、嫉妬を男性作家が綴れるところに驚いた。何度も映像化されているけど、山本陽子と萬田久子の取っ組み合いが好きだったなあ。

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    Posted by ブクログ 2022年11月06日

    ドラマを先に見ているのですんなりと頭に入ってきました。
    ドラマとは時代設定が違うから細かい部分は違うけれど。

    女の強さ、したたかさ、怖さがしっとりと書かれた作品。
    屈辱や孤独を味わった女性がいかに強いかということをしみじみと感じます。

    主人公・元子が“女”という性を使わずにのし上がっていくのは同...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年10月11日

    武井咲主演のドラマが良すぎて。でも、令和に合うようにされてたから、原作はどうなのかなと思って読み始めた。元子は悪女って言われるけど、周りのオッサンも似たり寄ったりでしかも気持ち悪いので、個人的には元子を応援してしまいたくなる…笑。ていうか架空預金ってそんな作れるもんなんだ?

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    Posted by ブクログ 2022年03月22日

    女子行員が横領した金で銀座の高級クラブを経営、更なる金を引き出す為権謀を巡らすサスペンス。
    タイトルの手帖に恐喝のネタが載っている訳だが、恐喝にならぬ様な情報収集、証人の確保、場面設定などは犯罪者でなくとも勉強になる事がある。

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    Posted by ブクログ 2022年02月16日

    1人の銀行員が危険な賭けの末華やかな銀座の夜に打って出る。そこから物語が始まる。表の華やかさ、裏の魑魅魍魎、因果応報、社会の闇。上下巻で見事に表されている。

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    Posted by ブクログ 2020年05月31日

    欲がうずまく夜の世界。
    ストーリーのはじまりから恐喝というスピード感ある展開で一気読みしてしまった。

    0

    Posted by ブクログ 2019年09月08日

    上下巻 完読
    さすがです!
    行員として職務にまっとうする日々の中で
    仕事ができても会社に長年尽くしても
    決して女子行員は高みを望めない
    真面目に働いてきたのにもはやお局として煙たがられる存在
    元子はうんざりしていた
    絶望していた
    経験と信頼を「黒革の手帖」に書き留め
    銀行から〝ちょうだい〟した700...続きを読む

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