明治波濤歌(下) ――山田風太郎明治小説全集(10)

明治波濤歌(下) ――山田風太郎明治小説全集(10)

1,155円 (税込)

5pt

5.0

それぞれ視察・研究などの目的でパリを訪れていた川路利良、井上毅、成島柳北。一行はゴーギャン、ヴェルレーヌが関係する日本女性の殺人事件に巻き込まれてしまうが……。円熟の筆致で描かれる華麗な人物絵巻。時代の変革期を舞台に、歴史を彩った人々が織りなす破天荒な物語の後篇。本巻には三篇を収録。

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山田風太郎明治小説全集 のシリーズ作品

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1~14件目 / 14件
  • ラスプーチンが来た ――山田風太郎明治小説全集(11)
    1,100円 (税込)
    日露戦争中、ロシアの内乱を企て日本を勝利に導いた男、怪男児明石元二郎の若き日の物語。明治23年、ひそかに来日し暗躍していた怪僧ラスプーチン。彼はロシア皇太子襲撃を画策していた! チェーホフ、二葉亭四迷、乃木希典、森鴎外までをも巻き込んで日本とロシアの大怪物の対決は続く。
  • 明治バベルの塔 ――山田風太郎明治小説全集(12)
    935円 (税込)
    大衆新聞「万朝報」社長、黒岩涙香は発行部数を伸ばすため、紙上で暗号解読による懸賞クイズを始めたが……。気の効いたアイデアで権力者の腐敗を告発しようと試みる表題作。李鴻章暗殺を謀った犯人を主人公に、漱石の文体を模写した『牢屋の坊ちゃん』。牛鍋屋チェーンのオーナー木村荘平が始めた火葬場の顧客第一号をめぐる人間模様『いろは大王の火葬場』。大逆事件の首謀者、幸徳秋水を異なる四つの角度から描いた『四分割秋水伝』。以上に作者自身の後口上を付した短編集。
  • 明治十手架(上) ――山田風太郎明治小説全集(13)
    1,155円 (税込)
    明治初頭、かつての人足寄場、石川島は大牢獄と化していた。その地獄絵図を目の当たりにした元八丁堀与力、原篤胤は美しいクリスチャン姉妹とともに、出獄人保護を行う仕事を始める。多くの囚人を更正させようと奮闘する彼らのまわりに集まる犯罪者たち。彼らの前に立ちふさがる冷酷非道な看守や巡査。それらはやがて一つに繋がり自由民権運動の闘士たちを巻き込む事件に発展してゆく。岸田銀行、小林清親、星亨、ドクトル・ヘボンらも登場し繰り広げられるロマンの決定版。
  • 明治十手架(下) ――山田風太郎明治小説全集(14)
    1,155円 (税込)
    出獄人保護の仕事を行う熱血漢、原胤昭は悪逆な巡査たちの謀略により獄囚の身になってしまう。一方、無私の魂を持った姉娘の死をさかいに、原に恨みを持つ犯罪者たちの心は大きく揺り動いていく。十字になった秘密の十手架を持つ原の運命は? 幼き日の一葉、漱石、子規らも姿を見せ、奇想天外の物語は意外なクライマックスを迎える。他に大津事件関係者の後日譚を描いた『明治かげろう俥』、ロンドンを舞台にした『黄色い下宿人』の二篇を収録。

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明治波濤歌(下) ――山田風太郎明治小説全集(10) のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    収録作・・・「巴里に雪のふるごとく」「築地西洋軒」「横浜オッペケペ」

    上巻よりも、やや群像劇風の印象が強かった。
    展開がめぐるましく、これでもかとばかりに(笑)著名人がたくさん登場して、サービス満点だと感心した。

    たくさんの登場人物が入り乱れ、あれやこれやとトンデモな展開が巻き起こるものの、読ん

    0
    2012年04月25日

    Posted by ブクログ

    横浜オッペケぺにおける、野口英世の人物像が面白い。また、三遊亭夢之助の正体が最後の最後に明かされるのがイイ。

    0
    2011年02月24日

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