エドの舞踏会 ――山田風太郎明治小説全集(8)

エドの舞踏会 ――山田風太郎明治小説全集(8)

1,045円 (税込)

5pt

4.3

時まさに鹿鳴館時代。海軍少佐・山本権兵衛は同郷の大先輩である海軍大臣、西郷従道から政府高官夫人たちの舞踏会への出席勧誘係を命じられた。井上馨、伊藤博文、山県有朋、黒田清隆、大隈重信らの“私”の顔と妻たちの秘められた過去と数奇な運命。維新の元勲たちの家庭の内実と鹿鳴館を華やかに彩った女たちの数奇な運命が鮮やかに描き出されていく。

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山田風太郎明治小説全集 のシリーズ作品

1~14巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~14件目 / 14件
  • ラスプーチンが来た ――山田風太郎明治小説全集(11)
    1,100円 (税込)
    日露戦争中、ロシアの内乱を企て日本を勝利に導いた男、怪男児明石元二郎の若き日の物語。明治23年、ひそかに来日し暗躍していた怪僧ラスプーチン。彼はロシア皇太子襲撃を画策していた! チェーホフ、二葉亭四迷、乃木希典、森鴎外までをも巻き込んで日本とロシアの大怪物の対決は続く。
  • 明治バベルの塔 ――山田風太郎明治小説全集(12)
    935円 (税込)
    大衆新聞「万朝報」社長、黒岩涙香は発行部数を伸ばすため、紙上で暗号解読による懸賞クイズを始めたが……。気の効いたアイデアで権力者の腐敗を告発しようと試みる表題作。李鴻章暗殺を謀った犯人を主人公に、漱石の文体を模写した『牢屋の坊ちゃん』。牛鍋屋チェーンのオーナー木村荘平が始めた火葬場の顧客第一号をめぐる人間模様『いろは大王の火葬場』。大逆事件の首謀者、幸徳秋水を異なる四つの角度から描いた『四分割秋水伝』。以上に作者自身の後口上を付した短編集。
  • 明治十手架(上) ――山田風太郎明治小説全集(13)
    1,155円 (税込)
    明治初頭、かつての人足寄場、石川島は大牢獄と化していた。その地獄絵図を目の当たりにした元八丁堀与力、原篤胤は美しいクリスチャン姉妹とともに、出獄人保護を行う仕事を始める。多くの囚人を更正させようと奮闘する彼らのまわりに集まる犯罪者たち。彼らの前に立ちふさがる冷酷非道な看守や巡査。それらはやがて一つに繋がり自由民権運動の闘士たちを巻き込む事件に発展してゆく。岸田銀行、小林清親、星亨、ドクトル・ヘボンらも登場し繰り広げられるロマンの決定版。
  • 明治十手架(下) ――山田風太郎明治小説全集(14)
    1,155円 (税込)
    出獄人保護の仕事を行う熱血漢、原胤昭は悪逆な巡査たちの謀略により獄囚の身になってしまう。一方、無私の魂を持った姉娘の死をさかいに、原に恨みを持つ犯罪者たちの心は大きく揺り動いていく。十字になった秘密の十手架を持つ原の運命は? 幼き日の一葉、漱石、子規らも姿を見せ、奇想天外の物語は意外なクライマックスを迎える。他に大津事件関係者の後日譚を描いた『明治かげろう俥』、ロンドンを舞台にした『黄色い下宿人』の二篇を収録。

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エドの舞踏会 ――山田風太郎明治小説全集(8) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    購入済み

    明治時代は面白い

    ずいぶん昔に文庫で読んで、久しぶりに電子書籍で再読。やっぱり面白いし、流石です。
    今回は何度も途中で、作中人物の写真や履歴を確認しながら読みました。(いい時代になりましたネ)
    改めてそれぞれの主人公の人生の深みや人間関係がよくわかり、楽しい読書時間でした。
    皆が思ってる事でしょうが、室町時代シ

    #切ない

    0
    2023年02月10日

    Posted by ブクログ

    何度読んでもいい!これ読むと権兵衛が好きになる。しかし舞台で演ったニッキも止まらないのである。陸奥夫婦が好きだ。

    0
    2010年08月20日

    Posted by ブクログ

    2009602-20090605

    ピエール・ロティ「秋の日本」
    里見惇「羽左衛門伝説」
    徳冨 蘆花「不如帰」
    富田常雄「姿三四郎」
    川口松太郎「歌吉行燈」

    0
    2010年01月12日

    Posted by ブクログ

    鹿鳴館ダンスパーティーに貴婦人を誘うよう命を受けた山本権兵衛と大山巌婦人を狂言回しに江戸から明治に生きた女性たちを描いた連作集。
    森有礼夫人のエピソードが実話だとしたらかなりの驚き。舞台は江戸だが江戸の遊女の強さが感じられる。

    0
    2021年01月28日

    Posted by ブクログ

    幕末に活躍した大立者が明治の元勲となり、その妻達も大いに活躍していた時代。
    だいぶ前の作品ですが、さすが山田風太郎、面白い!

    若き日の山本権兵衛が陸軍中将・西郷従道の命で、大臣らの妻を訪ねて歩くという連作短編。
    鹿鳴館を建てたものの、舞踏会への出席者が少なく、特に女性が足りないため、大山捨松ととも

    0
    2019年10月09日

    Posted by ブクログ

    幕末維新を牽引した偉人の夫人達を描いた歴史小説。
    コミカルな中にも史実が散りばめられており歴史を学ぶ上でも為になる一冊。
    男性側の人物の特徴もうまく捉えられており興味深い。
    登場人物は井上馨夫人、伊藤博文夫人、山縣有朋夫人、黒田清隆夫人、森有礼夫人、大隈重信夫人、陸奥宗光夫人、ル・ジャンドル夫人。

    0
    2014年03月04日

    Posted by ブクログ

    相変わらず物語としては抜群に面白いけど、ただの短編オムニバスなんで、他の明治物に比べると物足りなかったのかも。

    0
    2011年09月24日

    Posted by ブクログ

    山田先生風味の効いた権兵衛が好印象。各エピソード、夫人の容姿の美しさだけではなく、高官の夫人として生きる高潔さと豪胆さを併せ持って描かれています。最高です。

    0
    2011年02月15日

    Posted by ブクログ

    明治の出鱈目、無茶苦茶な大臣たちの奥さんの話。

    絶品。山田風太郎が、こんな題材を書いて、悪くなるわけがない。

    0
    2009年10月04日

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