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妖怪が見える少年・夏目が、祖母の遺品の「友人帳」を架け橋にして妖怪たちと心を通わせていく模様を描いた物語です。
妖怪をテーマにした作品は数多くあれど、「夏目友人帳」ほど優しい物語を、私は見たことがありません……!
祖母・レイコの残した「友人帳」は、レイコが妖怪たちと勝負をして、負けた妖怪たちがサインをしたもの。そのサインには契約の意味があり、契約の解除を願う妖怪たちに名前を返していくことにした夏目は、ボディーガードの「にゃんこ先生」と一緒に彼らと触れ合っていきます。
幼いころから、人には見えないものが見えていることで周囲から気味が悪いと言われていた夏目は、妖怪を避け、関与しないように生きてきました。そんな夏目が、友人帳を通してはじめて妖怪たちに向き合うことで、少しずつ、考え方を変えていく様子には、まるで自分の子どもが少しずつ友達を増やしていくような、そんなやさしい気持ちになって嬉しくなります。
名前を返したときに判明する真実は、ちょっぴり切ないことが多いですが、決して悲しい結末ではなく、じんわり心が温かくなるような、そんな物語ばかりです。
ぜひ暖かいお飲み物をお供に、じっくりお楽しみください。
Posted by ブクログ 2017年02月05日
今回も、どれも心温まる良いお話でした!
「頁の奥」が好きだったな。古書店の雰囲気もイイ具合に不気味で、さらに本にあんなものが挟まってたら…ビビリな私はおそらくすぐ店を出る(笑)
途中ゾクリとさせられる展開なのに、最後には切なさと温かさでいっぱいになるのは、やっぱり緑川さんすごいなぁと思う。
ミニ...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年12月27日
相変わらずお人よし、というか、妖怪よし(ww)な夏目。
頼まれると断れない、ってところが、結局ニャンコ先生の不安の正体なんだろう。でもって、なんだかんだと夏目を甘やかしているニャンコ先生。
一見、夏目とニャンコ先生が違えた話のようで、最終的にはほんわか終わるところが、夏目友人帳らしい...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年10月14日
やっぱり夏目友人帳はいいなぁ。読んだ後、優しい余韻が残る・・・。
とはいえ、21巻は個人的に「うおお~!」とテンションの上がる要素がたくさんあって、興奮もしまくりでした。
まずミニ先生!可愛すぎる!手に乗せたい!欲しい!(落ち着け)
そして名取さん(と的場)の過去エピソード。さらには名取さんの式、...続きを読む
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