ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
3pt
昭和38年、松坂熊吾は会社の金を横領され金策に奔走していた。大阪中古車センターのオープンにこぎ着けるのだが、別れたはずの女との関係を復活させてしまう。それは房江の知るところとなり、彼女は烈しく憤り、深く傷つく。伸仁は熊吾と距離を置き、老犬ムクは車にはねられて死ぬ。房江はある決意を胸に秘め城崎へと向かった……。宿運の軸は茫洋たる暗闇へと大きく急速に傾斜していく。
アプリ試し読みはこちら
1~9件目 / 9件
※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません
Posted by ブクログ
とうとう自分が房江と同じ年齢に! 房江は生まれ変わり、強く生きる力を得た。 熊吾と房江が生かされている奇跡に感謝しているのと同様に自分もこのタイミングにこの本に出会えたことに感謝!
いよいよ物語も佳境に入ってきた。ハッピーエンドではないのかもしれないけれど、完結が本当に楽しみ。どんな一文で締めくくるんだろう。
流転の海 第8部。 本書の半ばから話の展開がとても早い。気になって一気に読んでしまった。 松坂熊吾と房江の夫婦それぞれの描写の対比がすごい。 最終の第9部でどういう結びを迎えるか、楽しみ。
松坂熊吾は転落の人生だ。 またしても部下の裏切りで借金の危機を迎え、愛人の存在が妻にバレてしまう。 子供の伸仁にも遠慮をしてしまうほど。 方や妻の房江は夫の裏切りから自殺未遂をするが、僥倖が重なって生き延びる。 そこからの見事な転身。 対照的な夫婦の人生。 さあ、いよいよ次巻は最終巻だ。
とうとうここまで来たか、という感覚。第七部までは文庫でそのつど何度か再読を重ねてきたけれど、第八部は未読だった、そして一気に読んでしまった。年月の経つ中でのそれぞれの変化、心情の描き方、生と死の不思議。改めてじんわりと沁み込む小説…あぁ、やはり好きなのだ、流転の海が、熊吾が、どうしようもなく動き続け...続きを読むる人々や物語が。
後半になると、熊吾の妻房江の動きが物語の進展に大きなファクターとなってくる。 この期に及んでこの展開には、随分驚いた。 極めて哀しい状況下だったけれど吹っ切れた様な房江の姿に、最終巻が待ち遠しい。
相変わらず2-3日で読んでしまう。そしていつも、男とはどうあるべきか、ということを教えてくれるし思い出させてくれる。早く次を読みたい。最終巻となる第9巻は新刊で出ているけど...文庫版で揃えたシリーズ、また文庫化を待とう... ほんとに面白い。
松坂の大将、遂に浮気がバレるの巻。 というか、日曜日なのにちょっと医者へ寄って来るなんて、松坂の大将!それは無いですってw日曜日とは気付かなかったらしいのですが、そんなウソはバレバレでしょーよ。房江(妻)さんも気付くってw 第8部まで読んできて一番納得のいかないシーンです。もーバカバカ。 結果こ...続きを読むれでこの夫婦は壊れてしまい、房江さんは自殺(未遂)するわで大混乱。 この物語でよく出てくるのが『運』。私も運のみで何とか現在息が出来ている人間ですので、非常に刺さるのがこの『運』『運命』について。松坂の大将は今まで運が良かった。それが7部あたりからこの強運に陰りが出来て、遂にこの8部で浮気バレ。そしてご子息から無視される始末。お疲れ様でした、大将。 そしてラスト9部ではどういう結末を迎えるのでしょうか。これが37年掛けて書かれた作品なんですよね・・・37年って。 とは言え終わって欲しくないんですよ。松坂熊吾の人生を神様の目線で見てきた私にとっては寂しいの一言。納得の行く最後であってほしいですね。 さあ、第9部へ!!!
P158 熊吾曰く 「また先の心配ばっかりしちょるんじゃろう。心配したら心配したとおりに事が運んでいくぞ」 P373 房江思す 先のことを心配したからといって、その心配が杞憂に終わったりはしない。心配すればするほど、その心配は心配したとおりになっていく。 第九部へ。
ここにきて夫婦それぞれの運命、生き方がガラッと変わってしまった。 やましいことは隠し通せない。うん、うん、そうだよね。 最終巻、家族の絆は修復されるのか?熊吾が最期をむかえるのか?
レビューをもっと見る
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
新刊やセール情報をお知らせします。
流転の海
新刊情報をお知らせします。
宮本輝
フォロー機能について
「新潮文庫」の最新刊一覧へ
「小説」無料一覧へ
「小説」ランキングの一覧へ
草原の椅子 完結上下巻セット【電子版限定】
青が散る(上)
生きものたちの部屋
異国の窓から
いのちの姿 完全版
海辺の扉(上)
オレンジの壺(上)
海岸列車(上)
「宮本輝」のこれもおすすめ一覧へ
▲長流の畔―流転の海 第八部―(新潮文庫) ページトップヘ