森見登美彦のレビュー一覧
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中学二年生の頃初めて読んだ時の衝撃が忘れられない。私が森見登美彦作品を読み始める"きっかけ"になった本だ。
森見登美彦の癖のある文体と奇想天外な脳内、何故森見登美彦の描く大学生はこんなにも愛おしいのか...
大学二年になった今でも、何回と読み直している人生のバイブルの様な作品。Posted by ブクログ -
走れメロス意外は原作を読んだことはないが、思い返せば、走れメロスも結構、はちゃめちゃな内容だったかもしれない。大学生に置き換えて、中には他の話で出てきた登場人物などもあり、全体を通して楽しめました。
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運命の黒い糸にぎうぎうに縛られ不毛で赤裸々な学生生活を送ってしまう「私」だけど、憎みきれない小津との友情も黒髪の乙女明石さんへの恋心もどのみちひっくり返せない運命···こわいよ無限四畳半!バラバラがひとつになる妙味とセルフつっこみ的文章が快感。Posted by ブクログ
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有頂天家族二作目。もう一度一冊目を丁寧に読み返したい。ファンタジーなんだけれど置いてけぼりにされないありそうな世界観がとても好き。毎度読むたびに、京都のあの独特の雰囲気が読むだけで伝わってきて、没入できるのがとてもいいなと思わされる。Posted by ブクログ
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舞台をロンドンから京都に移して違和感無くビクトリア朝の雰囲気そのままに進む物語、その技に感服しました。竹取物語や二重人格、作中劇や並行宇宙的な世界を取り込んでどんどん広がる世界が無事着地した時はホッとしました。Posted by ブクログ
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シャーロックホームズの凱旋。ホームズの冒険、帰還、などシリーズをモチーフ、オマージュした作品ながら、ぶっ飛んでいる京都を舞台に、異世界に飛びながら、シャーロックホームズのスランプという謎に挑む、助手のワトソンを主役としたストーリーに仕立てている。
ストーリーももちろん、ホームズシリーズの重要なキャラ...続きを読むPosted by ブクログ -
楽しかった~
京都なのか?ロンドンなのか?
あのシャーロック・ホームズがスランプ!
謎を解かないホームズさん
森見さん節炸裂です
原作の話のさわりもちゃんと出てきてよかった!
(赤髪連盟、ボヘミヤの醜聞、四つの署名…だったかな?)
Posted by ブクログ -
とてもいい"物語"を読んだ
京都とロンドンが舞台のファンタジー
ホームズは勿論、語り部のDr.ワトソン、ハドソン夫人、モリアーティ教授と本家の登場人物が勢揃い
シャーロキアンもそうでない人も楽しめると思います
製本と表紙の素材も良く、中世の本みたいにカッコイイからカバーを外して置いておきたいPosted by ブクログ -
可愛い装丁とタイトルからは想像も出来ないくらい、奇想天外で摩訶不思議な物語。
夢か現実か、何なのか全然わかんないし、どこをどう進んでいるのか突拍子もない展開なんだけど、なんか読んじゃう。
なぜか止まらない。
好き嫌いハッキリ分かれる世界観かなと思うけど、私は大好きでした。Posted by ブクログ -
とても好き。読んでいて心躍りました。そして、あの頃の自分は、とうしてピュアな感情を置き去りにして穿ってしまったのかを悔いました。
もしかしたら身近に樋口さんや羽貫さんはいたのかもしれない。Posted by ブクログ -
待望のモリミーの新作は、摩訶不思議な“森見版ホームズ譚”でございます。
さぁ、どんな仕上がりになっていることやら・・とワクワクして本を開きました~。
舞台はヴィクトリア朝京都。
洛中洛外に名を轟かせた名探偵シャーロック・ホームズ。
その栄光が、ホームズ氏の次のようなつぶやきで砂上の楼閣のごとく崩れ...続きを読むPosted by ブクログ -
(再読)
「高校の時に読んで、京都にある大学へ進もうと決めたんだ。」と、先生から勧めてもらった。
大学一年の初夏だった。
京都でもなんでもない、某県の大学生になってしまった後に。よくぞ。
たしかに、京都へ進学したくなるほど面白かったので、まあよしとした。Posted by ブクログ -
実に面白かった。まず、舞台設定が、シャーロックホームズやワトソンたちが闊歩する京都(のようなもの)というのが実にユニークであり、そしてそこにいるホームズはスランプの真っ只中という、これまたユニークな、引き込まれる設定である。
(小説世界の)現実と妄想がごっちゃごっちゃに入り乱れ、大団円へと向かう、...続きを読むPosted by ブクログ -
大好きな森見さんの代表作。
壊れたクーラーのリモコンを救うために、タイムマシーンに乗ってドタバタ劇を繰り広げる様が、非常に馬鹿馬鹿しくも面白すぎる。森見さんならではの文体が心地よく読み進められる作品でした。
Posted by ブクログ -
森見登美彦ワールドにハマるきっかけとなった本
当時京都に引っ越ししたてで京都生活への夢が広がった思い出の一冊
短編集(一応)なので言い回しが難しい森見登美彦作品の中では読みやすい、かも、、、?Posted by ブクログ