シャーロック・ホームズの凱旋

シャーロック・ホームズの凱旋

1,980円 (税込)

9pt

「天から与えられた才能はどこへ消えた?」

舞台はヴィクトリア朝京都。
洛中洛外に名を轟かせた名探偵ホームズが……まさかの大スランプ!?

-----
この手記は脱出不可能の迷宮と化した舞台裏からの報告書である。
いつの間にか迷いこんだその舞台裏において、私たちはかつて経験したことのない「非探偵小説的な冒険」を強いられることになったわけだが、世の人々がその冒険について知ることはなかった。スランプに陥ってからというもの、シャーロック・ホームズは世間的には死んだも同然であり、それはこの私、ジョン・H・ワトソンにしても同様だったからである。
シャーロック・ホームズの沈黙は、ジョン・H・ワトソンの沈黙でもあった。
-----(本文より)

謎が謎を呼ぶ痛快無比な森見劇場、ついに開幕!

目次
プロローグ
第一章 ジェイムズ・モリアーティの彷徨
第二章 アイリーン・アドラーの挑戦
第三章 レイチェル・マスグレーヴの失踪
第四章 メアリ・モースタンの決意
第五章 シャーロック・ホームズの凱旋
エピローグ

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シャーロック・ホームズの凱旋 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    舞台をロンドンから京都に移して違和感無くビクトリア朝の雰囲気そのままに進む物語、その技に感服しました。竹取物語や二重人格、作中劇や並行宇宙的な世界を取り込んでどんどん広がる世界が無事着地した時はホッとしました。

    0
    2024年05月12日

    Posted by ブクログ

    シャーロックホームズの凱旋。ホームズの冒険、帰還、などシリーズをモチーフ、オマージュした作品ながら、ぶっ飛んでいる京都を舞台に、異世界に飛びながら、シャーロックホームズのスランプという謎に挑む、助手のワトソンを主役としたストーリーに仕立てている。
    ストーリーももちろん、ホームズシリーズの重要なキャラ

    0
    2024年05月11日

    Posted by ブクログ

    楽しかった~

    京都なのか?ロンドンなのか?
    あのシャーロック・ホームズがスランプ!
    謎を解かないホームズさん
    森見さん節炸裂です

    原作の話のさわりもちゃんと出てきてよかった!
    (赤髪連盟、ボヘミヤの醜聞、四つの署名…だったかな?)

    0
    2024年05月10日

    Posted by ブクログ

    とてもいい"物語"を読んだ
    京都とロンドンが舞台のファンタジー
    ホームズは勿論、語り部のDr.ワトソン、ハドソン夫人、モリアーティ教授と本家の登場人物が勢揃い
    シャーロキアンもそうでない人も楽しめると思います
    製本と表紙の素材も良く、中世の本みたいにカッコイイからカバーを外して置

    0
    2024年05月05日

    Posted by ブクログ

    待望のモリミーの新作は、摩訶不思議な“森見版ホームズ譚”でございます。
    さぁ、どんな仕上がりになっていることやら・・とワクワクして本を開きました~。

    舞台はヴィクトリア朝京都。
    洛中洛外に名を轟かせた名探偵シャーロック・ホームズ。
    その栄光が、ホームズ氏の次のようなつぶやきで砂上の楼閣のごとく崩れ

    0
    2024年05月05日

    Posted by ブクログ

    実に面白かった。まず、舞台設定が、シャーロックホームズやワトソンたちが闊歩する京都(のようなもの)というのが実にユニークであり、そしてそこにいるホームズはスランプの真っ只中という、これまたユニークな、引き込まれる設定である。

    (小説世界の)現実と妄想がごっちゃごっちゃに入り乱れ、大団円へと向かう、

    0
    2024年05月02日

    匿名

    購入済み

    ザ・森見登美彦ワールド!

    シャーロック・ホームズも森見登美彦も好きなのでとても楽しめました。
    そして、ならではの世界観と舞台設定。
    混沌と不確かな世界が混ざりあって、摩訶不思議な感覚に陥り、面白かったです。

    #深い #笑える

    0
    2024年04月24日

    Posted by ブクログ

    ★5 絶不調ホームズの大冒険? オマージュ満載の痛快ドエンタメ小説 #シャーロック・ホームズの凱旋

    ■きっと読みたくなるレビュー
    おもろい!★5
    いやー、こんな小説は森見登美彦先生しか書けませんよね、最高。四畳半神話大系を読んだ時も発想力と世界観にひっくり返りましたが、今回もぶっ飛んでました。

    0
    2024年04月21日

    Posted by ブクログ

    "ヴィクトリア朝京都"もう舞台設定からずるい!なんだそれは!となってしまう。
    とはいえ様々なパロディ小説が書かれてきているシャーロック・ホームズだから、多少のとこでは驚かないぞと手をつけたか、"京都警視庁"に"スコットランド・ヤード"とルビ

    0
    2024年05月09日

    Posted by ブクログ

    コナンドイルのホームズを読んだこともないのに、新聞広告で興味を持ち購入、厚い本でしたが、あっという間に読み終わりました。
    後半がどんでん返しの繰り返しで、グリッドマンのような構図でしたが、作者の読みやすく没入できる文章に好感を持ちました。

    0
    2024年05月05日

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