【感想・ネタバレ】シャーロック・ホームズの凱旋のレビュー

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Posted by ブクログ

舞台をロンドンから京都に移して違和感無くビクトリア朝の雰囲気そのままに進む物語、その技に感服しました。竹取物語や二重人格、作中劇や並行宇宙的な世界を取り込んでどんどん広がる世界が無事着地した時はホッとしました。

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2024年05月12日

Posted by ブクログ

シャーロックホームズの凱旋。ホームズの冒険、帰還、などシリーズをモチーフ、オマージュした作品ながら、ぶっ飛んでいる京都を舞台に、異世界に飛びながら、シャーロックホームズのスランプという謎に挑む、助手のワトソンを主役としたストーリーに仕立てている。
ストーリーももちろん、ホームズシリーズの重要なキャラクターたちがやはり不思議な役柄で登場していて、なんともファンにはたまらない。さらに、森見登美彦さんの持ち味の一つである、軽妙な会話と、文体が世界観をどんどん作っていく。シャーロックホームズがスランプ、そして異世界から戻ってくることができるのか、という展開を見ながら、登場人物の魅力に惹きつけられる。

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2024年05月11日

Posted by ブクログ

楽しかった~

京都なのか?ロンドンなのか?
あのシャーロック・ホームズがスランプ!
謎を解かないホームズさん
森見さん節炸裂です

原作の話のさわりもちゃんと出てきてよかった!
(赤髪連盟、ボヘミヤの醜聞、四つの署名…だったかな?)

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2024年05月10日

Posted by ブクログ

とてもいい"物語"を読んだ
京都とロンドンが舞台のファンタジー
ホームズは勿論、語り部のDr.ワトソン、ハドソン夫人、モリアーティ教授と本家の登場人物が勢揃い
シャーロキアンもそうでない人も楽しめると思います
製本と表紙の素材も良く、中世の本みたいにカッコイイからカバーを外して置いておきたい

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2024年05月05日

Posted by ブクログ

待望のモリミーの新作は、摩訶不思議な“森見版ホームズ譚”でございます。
さぁ、どんな仕上がりになっていることやら・・とワクワクして本を開きました~。

舞台はヴィクトリア朝京都。
洛中洛外に名を轟かせた名探偵シャーロック・ホームズ。
その栄光が、ホームズ氏の次のようなつぶやきで砂上の楼閣のごとく崩れ去ります。
「どうもおかしいな。天から与えられた才能はどこへ消えた?」
さて、大スランプに陥ったホームズを、彼の友人であり“記録係”でもあるジョン・H・ワトソンは救う事ができるのでしょうか・・。

モリミーワールドをこよなく愛する私・・・基本的に星(★)は“評価”というより“好み”でつけていますし、ことさら森見氏に関しては“激甘”ですので、そこんとこヨロでやんすw。

と、お厳しそうな(?)シャーロキアンの皆さまからの予防線を張ったところでww・・いやぁ、ホームズin京都ですよ!で、意外と合うんだなこれが!(※個人・・というか個モリミーファンの意見です)。
ホームズは寺町通221Bに、ワトソンは下鴨界隈に暮らしていますし、京都警視庁(※京都府警ではなくて)に“スコットランドヤード”というルビがふってあったり、他にも鴨川(≒テムズ川)、宮殿(地理的に御所?)などと、強引なようで何気にしっくりくる世界の中で繰り広げられる、ちょいとトンチキな物語。
まぁ、言うたらワトソンがホームズのスランプ脱出の為に東奔西走する展開でして、一応洛西にある貴族の館での謎(その館にいくのに“嵐電”に乗っていくワトソンとモリアーティ教授というのがまたw)がキーにはなってはいるのですが、ミステリとはまた異なるのであしからず。
そして、ホームズの奇人っぷりや、モリミーワールドお馴染みの“詭弁論部”などといったお約束フレーズを楽しみつつ、あちこち迷走していく展開に喜んで振り回されながら読みました。
第5章からは「ロンドン」が舞台になって、「京都」との入れ子メタ構造という迷宮っぽい感じが、他の方のレビューでもありましたが『熱帯』のテイストを思わせますね。
この章ではちょっとダークな展開になるので、ここで書かれるホームズやワトソンの苦悩に森見氏の苦悩も重なっているのかな・・と思わせるものがありました。
そんな訳で、どう収集つけるのか心配になったものの、エピローグでは憑き物が落ちたようなほのぼのムードに着地するので、読後感は大文字山にピクニックに行ったような(?)爽やかさが残るので良き良きですな。

・・てな感じで、色んな要素が多すぎるせいか、私も何を描いているのかよくわからなくなってきましたが、とりま、モリミー×ホームズワールドをまるっと楽しませて頂いた次第です。

で、結局大切なことは「ワトソンなくしてホームズなし」ってこと!(テストに出ますよ~!)

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2024年05月05日

Posted by ブクログ

実に面白かった。まず、舞台設定が、シャーロックホームズやワトソンたちが闊歩する京都(のようなもの)というのが実にユニークであり、そしてそこにいるホームズはスランプの真っ只中という、これまたユニークな、引き込まれる設定である。

(小説世界の)現実と妄想がごっちゃごっちゃに入り乱れ、大団円へと向かう、森見さんらしい面白い読み物でした。

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2024年05月02日

匿名

購入済み

ザ・森見登美彦ワールド!

シャーロック・ホームズも森見登美彦も好きなのでとても楽しめました。
そして、ならではの世界観と舞台設定。
混沌と不確かな世界が混ざりあって、摩訶不思議な感覚に陥り、面白かったです。

#笑える #深い

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2024年04月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

エンタメを装った、ファンタジー論。
といえばいいのかな?
後半は哲学や文学論に近い。
ファンタジー作家による、ファンタジー解体ショーというか。
ちょっとまえにイギリスのドラマ「シャーロック」を観たばっかりだったから比較してみようと最初は思ったけど、コンセプトが全くの別物だった。
あっちは時代を変えてホームズの名探偵ぶりを描くドラマだったけど、こっちは虚構世界の登場人物が「虚構」をどう受け止めるかという話だった。

ヴィクトリア京都、という妙ちきりんな仕掛けを仕組んだのはワトソン自身ということなんだけれど、そのワトソンの「実体」がロンドンとヴィクトリア京都のどちらに存在するのか?という風に読者をまごつかせておいて、その実、そもそもワトソンは虚構の存在。
虚構の上に虚構を重ねて、その虚構を「虚構ですよ」と暴き立てる構造になってる。
つまり、嘘八百の三乗。
狐ならぬ、天狗に鼻を摘まれたようなお話。

そういえば、ホームズの人物造形は、登美彦氏作品に頻出の天狗タイプだった。
メアリは黒髪の乙女ポジションだったけど、あの終わり方からするとメアリこそが黒幕と捉えてもあながち間違いじゃないのではないかと思えてくる。

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2024年05月19日

Posted by ブクログ

不思議なお話!
前半はペースが上がらなかったけど
謎がハッキリしてきたらどんどん引き込まれた
でも最後は、どゆこと?となり。
でもトータル面白かった。
シャーロックホームズをしっかり読んだことないけど
それなりに楽しめた。
知ってたらもっともっと面白かったんだろうな

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2024年05月17日

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読みやすいし、エンターテイメントとして良いのではないでしょうか。メタっぽいストーリーとSFで、シャーロックホームズをよく知っていると色々わかるところはあるのだろうけど、あいにくちゃんと読んだことがない…。ただ、ホームズが好きな人はこれをどう受け取るんだろう…。この設定である必要性があまり…。

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2024年05月14日

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後半ごちゃごちゃしてきて混乱したけど、なんかまるくおさまってた。
原作のシャーロック・ホームズは読んだことないけど、どんどん読み進められて面白かった。

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2024年05月14日

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"ヴィクトリア朝京都"もう舞台設定からずるい!なんだそれは!となってしまう。
とはいえ様々なパロディ小説が書かれてきているシャーロック・ホームズだから、多少のとこでは驚かないぞと手をつけたか、"京都警視庁"に"スコットランド・ヤード"とルビが振られていて負けた。こういうパワーワードにめちゃめちゃ弱い。
登場人物の名前に引っ張られて英国の街並みを想像しては、不意な描写で京都に連れ戻される。
無茶苦茶な舞台設定と、パロディ小説らしさのある構成で面白かった!

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2024年05月09日

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コナンドイルのホームズを読んだこともないのに、新聞広告で興味を持ち購入、厚い本でしたが、あっという間に読み終わりました。
後半がどんでん返しの繰り返しで、グリッドマンのような構図でしたが、作者の読みやすく没入できる文章に好感を持ちました。

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2024年05月05日

Posted by ブクログ

新作が本屋に並んでいて、ヴィクトリア朝京都という設定にクエスチョンマークはあったものの、気になって購入。なんだかんだ読んでしまった。
森見登美彦の作品をそんなに読んでいないしファンとも思っていないのだけど、読んでいるうちにいつもの表現、いつものモチーフが出てくるのを期待しているし、出てくるとニヤッとしている自分がいる。
過去に読んだ『熱帯』に似た感じがした。
ホームズシリーズは、たくさん読んでいるか事前知識が多い程楽しめると思う。

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2024年05月02日

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シャーロックホームズの京都版のような小説で、少し長いと感じました。
いつもの作者の会話劇が少ないように感じました。

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2024年05月26日

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森見さんの世界観に染まった、シャーロック・ホームズシリーズのオマージュ作品。
ヴィクトリア朝京都という不思議な舞台なのに全く違和感がなく、軽妙な語り口のホームズも易易とイメージできた。さすが森見さん。
今作ではスランプというホームズにとって最難関の事件に挑みつつ、摩訶不思議な「東の東の間」の謎にも迫る。

途中までなかなか読むペースが上がらなかったものの、後半は怒涛の勢いで読めた。きっと、君主だからこそ、ヴィクトリア女王だけがロンドンと京都の秘密を知っていたんでしょう。

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2024年05月20日

Posted by ブクログ

最初は面白い!と思って読み進めていましたが、最後になるにつれて、だんだんよくわからなくなりました。。

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2024年05月20日

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シャーロック・ホームズをはじめとした馴染みある面々が出てくるのに舞台は京都という意味不明さ。でもそれにもちゃんと意味があった
ホームズの話ではあるけどミステリーではない
いつもの森見節はほとんど見られず結構シリアス

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2024年05月18日

Posted by ブクログ

舞台をロンドンから京都に移しているが、ヴィクトリア朝とのことで街並みは煙突に石畳、登場人物も英国人と、京都風情は地誌に留まり、例えば錦小路といわれても具体的な賑わいなどはイメージが難しい。

竹取物語と組み合わされた世界観の中で、未解決となった過去の令嬢失踪事件が原因でスランプに陥ったホームズが題名のとおりにいかに凱旋するのかに注目していたが、突如舞台がロンドン(本書の中では架空都市)に移ってモリアーティ教授と対決する。

令嬢失踪の場であり竹取物語の世界観を象徴する「東の東の間」の呪い?は解け、万事落着(ホームズも探偵業を再開)するが、二重の倒錯構造を行き来するうちに煙に巻かれている気もする。

ホームズものをなぞってはいるが、京都が舞台ということもあり、万城目学的ファンタジーを連想させる。

結局のところホームズは凱旋したのか。

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2024年05月09日

Posted by ブクログ

 舞台は架空の都市、ヴィクトリア朝京都。ロンドンと京都を足して2で割ったような都市である。そこに暮らすシャーロック・ホームズは原作同様に名探偵である。ただ一つ違うのは現在スランプに陥っているということである。そして、そんなホームズをどうにかしようと奮闘するワトソンなのである。
 
 同じくスランプに陥っているモリアーティ教授と傷をなめ合うような日々を過ごす中、占い師リッチボロウ夫人の元を訪れ、過去の事件での失敗がスランプの原因と分かり、ホームズに伝ええるワトソン。しかし、反心霊のホームズは取り合おうとしない。そして、アパートの向かいには新たな名探偵として名前の売れてきたアイリーン・アドラーの探偵事務所が開業。話の流れでホームズVSアイリーン、事件解決数で勝負をすることに。しかし、一向にやる気を見せないホームズは探偵を引退すると言って消えてしまう。

 ワトソンはホームズが書いた事件記録から、過去の失敗を知る。それは、ホームズの大学時代の学友レジナルド・マスグレーヴの妹の失踪事件であった。ホームズを探し行きついた先はその学友の屋敷であった。そこで、開催されていたのは、心霊主義を否定するための降霊会であった。ホームズと共に参加することになるが、そこで起こったのは説明のできない現象であった。「この世界には解こうとしてはならない謎というものがあるのですよ」意味深なこというホームズ。そして忽然と消えるモリアーティ教授と過去に失踪した姿のまま現れる少女。
 マスグレーヴ家の「東の東の間」は違う世界につながっている…そんな現状を目の当たりに。そして、ホームズもその部屋で消えてしまう。 そしてワトソンは2人を助ける為に別の世界へ足を踏み入れる。それは「ロンドン」という架空の都市を舞台にした「シャーロック・ホームズ」が主役の物語の中。そしてそこでは「ヴィクトリア朝京都」という架空年を舞台に「シャーロック・ホームズの凱旋」を書くワトソンの姿が。
 果たしてこの世界は何なのか。どちらの世界が本物なのか…

 本作はミステリ要素よりもファンタジー要素が強く。読んでいても完璧には理解できない世界観になっている。実際に僕もふわっと煙に巻かれたような、謎が謎のまま終わった感じである。ゆえに好みは分かれると思う。そんなシャーロック・ホームズを題材にしたファンタジーを楽しみたい人にオススメの1冊です!!

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2024年05月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

壮大なシャーロックホームズ二次創作だった。
舞台が京都になっているのは森見登美彦なので当然として、まさかの宿敵モリアーティ教授と仲良くしていたりアイリーンが探偵になっていたりと不思議な世界観。
前半はひたすらシャーロックホームズがスランプであるという内容で、これは一体どうまとまるのかと少し不安な気持ちになる。

シャーロックホームズなんだから全て科学的な謎なんだろうと思い込んで読んでいたが、「東の東の部屋」は本当に不思議な部屋であると分かったときに、そういえばこれは森見登美彦の作ったお話だったと思った。

モリアーティ教授が残したロンドンの模型が出てきたところから、風向きが変わってくる。
ロンドンの世界は京都のワトソンが書いた世界だった、、かと思いきや京都の世界は、ロンドンにいるワトソンが書いた世界だった、、と見せかけてやっぱり京都の方が現実だった、、というところで終わったが、この私たちのいる現実ではロンドンのホームズが正しいわけで、、
一晩考えていたが、いまだによく分かっていない。

シャーロックホームズのスランプや、ワトソンのお話の向かう先が分からないという点は、森見登美彦自身の悩みなんだろうなと思った。

森見登美彦らしくて私はおもしろかったけど、人は選ぶ本だと思う。

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2024年05月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

シャーロック・ホームズシリーズの
パロディ小説?
読む前はミステリーかと思いましたが
完全にファンタジー作品です。

舞台はヴィクトリア朝京都。
スランプを拗らせたホームズ、相棒のワトソンが
時には人を助け、時にはライバルと競い合い、
時には「竹取物語」にまつわる事件に迫る…。

ぷつぷつ文句ばかりでやる気がないホームズ
ホームズに縋り付きながらも叱責するワトソン
いつもの森見作品に出てくるような人物像です。
シャーロック・ホームズシリーズは未読ですが
原作とはだいぶかけ離れてるんじゃないかと
感じます。笑

途中ワトソン先生が原稿を読み返すシーンは
これどうなったの?と混乱しました。
最後に「表と裏の世界」で締め括るのが
森見先生らしいですね。
よくこの解釈が出てくるので
もっと新鮮さが欲しいところですが、、
森見作品好きとしては最後まで楽しめました。

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2024年05月08日

Posted by ブクログ

サクサクッと読めた。
これは、作者森見登美彦さんのファンか、シャーロック・ホームズファンかで評価が分かれそうな作品だなぁと思った。ミステリーバティ物好きの私としては、評価は星3。というのもミステリーではそもそもなく、ファンタジー小説だったから。森見登美彦さんらしいと言えばいいのか。でも個人的には今回はそれがあまり良いように作用せず、途中何度かもうええってと思いながら読んだ。
森見登美彦さんの作品は久しぶりだったこと、登場人物がシャーロック・ホームズであるが、描き出されるのは作者のアレンジした姿であること、それらを踏まえた上で最初からファンタジーだと思って読めばもっと楽しめたのかもしれない。

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2024年05月04日

Posted by ブクログ

独特な世界観が面白い。
ヴィクトリア朝京都…ロンドンと雰囲気似てる気がしてきた。
ホームズが京都にも馴染むなんて、考えたことなかったな。
途中でこれは京都?ロンドン?となるのがまた面白い。

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2024年05月03日

Posted by ブクログ

子どもの頃、夢中でホームズのシリーズを読んでいた時より、大人の今はハドソン夫人の度量の広さに感服しちゃう。

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2024年05月03日

Posted by ブクログ

ホームズなのに京都が舞台っていうのもあるが何とも不思議な世界観のお話でした。
原作を知らないまま読んだので100%理解出来ていないだろうな思います。
ちょっと勿体なかったなと反省。
原作を読んでみようと思います!

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2024年05月03日

Posted by ブクログ

森見作品全ての平均値を紡いだような作品?
お怠け者で詭弁論者が主人公だけど、四畳半ほどではなく…
異世界の裂け目が現れるけど、意外とあっさりと縫い閉じられ…
シャーロックホームズを題材にしているがために、遠慮されたのかな?笑
意外にまともな主人公でしたが、やっぱり着想とかは森見先生らしくて、面白かったです!
ヴィクトリア朝京都とか寺町通221Bなんて、最高です♪

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2024年05月02日

Posted by ブクログ

熱帯を思わせる構成であるものの、それと比較して、終章でストーリーが収束していくことからも、完結を意識した作りであった。そもそものシャーロック・ホームズ原作をある程度理解していることを前提に展開される小説であり、森見登美彦シリーズで時折言及されるシャーロキアンへの繋がりも垣間見える。
他の積読の関係から、即座に原典シャーロック・ホームズを再読する余裕はないが、そう思わせる内容であった。

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2024年05月01日

Posted by ブクログ

ファンタジー要素が強く、所々森見節も感じられましたが、ホームズなのでもう少し推理的要素もあっても良いのになと思いました。
結構なボリュームなのに結局よく分からないまま終わってしまいました。笑

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2024年05月01日

Posted by ブクログ

森見登美彦さんの作品を読むのは初めて。
摩訶不思議な世界だった。よく分からないままページをめくる手は止まらない。なんかおもしろい。 

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2024年04月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

読み終わってみるとファンタジー小説だったけど、世界観はシャーロック・ホームズという不思議な感覚。後半は世界があっちこっちと移り変わりが激しくて頭がついていくのが大変だった。けど、個人的には大好きなワトソンが中心だったし、ホームズとの絆も盛り沢山だったし、十分楽しめました。原作者のコナン・ドイルの思いをオマージュした作品だったかなーとも思う。確かコナン・ドイルもシャーロック・ホームズという人物の人気が凄すぎて、原作者としての自分が蔑ろにされている感に苦しみ、シャーロック・ホームズへの嫉妬のあまり、作中でホームズを殺して、小説を終わらせてしまおうと思ってた過去があったはず。ヒット作を生み出した作者の苦悩に寄り添った作品なのかもしれない。

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2024年04月28日

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