恋文の技術

恋文の技術

682円 (税込)

3pt

京都の大学院から、遠く離れた実験所に飛ばされた男が一人。無聊を慰めるべく、文通修業と称して京都に住むかつての仲間たちに手紙を書きまくる。文中で友人の恋の相談に乗り、妹に説教を垂れるが、本当に想いを届けたい相手への手紙は、いつまでも書けずにいるのだった。

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恋文の技術 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    まだ私は森見登美彦氏の小説を大して読んでいないが、これが一番好きな小説になるのではないだろうか。
    書簡体小説は初めてだったが、なんの問題もなく楽しめた。
    守田くんの手紙がほとんどなのに、相手がどんな手紙を送ってきたか、どんな人物なのかがはっきり分かる。
    気づけば自分も守田くんの立場にあり、彼の気持ち

    0
    2024年03月29日

    Posted by ブクログ

    まだ読んでいる途中なのですがお腹を抱えて笑い転げてしまい次のページに進めません。初めて活字でこんなに笑いました。こんなに私を笑い転がして、森見先生はいかがなさるおつもりか。転げて転げて自転車の車輪になりそうだ。

    0
    2024年03月16日

    Posted by ブクログ

    能登から京都への書簡体小説。実にタイムリーだなといった印象で、縁を感じた。
    初めは、パロディー以外も読んでみたいなと思い手に取った作品だったが、様々な方への返信が物語性を持って展開していく様が勉強になって読んで正解だったと思う。さすが我が直感!などと、自己肯定感も高まった。
    この感想に関して言えば、

    0
    2024年03月14日

    Posted by ブクログ

    流れ逃れてクラゲのように浮遊する大学院生の守田一郎君。凄まじい七変化の立ち位置で、友人や妹や作家や家庭教師の元生徒に自分がどれほど素晴らしいか口達者に説くのだけれど、就職活動のエントリーシートと恋文になると断然冴えなくなってしまう一郎君。恥ずかしく最悪な場面を惚れた乙女に見られて、こころが素っ裸にな

    0
    2023年08月19日

    Posted by ブクログ

    大変愉快なお手紙たちでした。捻くれているようで愛嬌溢れる、流れるように面白い文体。

    教訓を求めるな。
    と、いいつつこんな風に日々を綴れたら楽しそう。

    0
    2023年04月15日

    Posted by ブクログ

    好きという言葉しか出ない

    文体が面白いのはもちろんのこと、やっぱり森見作品は人柄が愛せる。ひねくれていて阿呆で、なんだか視軸がずれてるようで、でも恋だとかに真っ直ぐなところが好きだ。

    なんでもないことの、もっとも美しいこと。手紙が書きたくなる

    0
    2023年03月03日

    Posted by ブクログ

    書簡型小説なので、どうかな〜と思っていたが
    読めば読むほど面白くなって一気に読めた。
    内容はいつも通りバカバカしくて
    気張らないで読めるので◎

    0
    2023年02月06日

    Posted by ブクログ

    「文通になぜあんなにも夢中になったのであろうと考えるに、それは手紙を書いている間、ポストまで歩いていく道中、返信が来るまでの長い間、それを含めて『手紙を書く』ということだったからだと思います。」

    0
    2022年10月24日

    Posted by ブクログ

    “彼女に何通も手紙を書きましたが、つねに投函を諦めることになりました。
     読み返してみると恥ずかしくてならず、「俺は何を書いているんだろう」という気になるのです。情熱はしたたり落ちるほどある。文章も我ながらうまいような気がする。分かりやすく、そして熱い。自分の書いた手紙にもらい泣きしようと思えば可能

    0
    2022年07月03日

    Posted by ブクログ

    今まで読んだ森見登美彦さんの本で一番面白かった。
    サクサク読めるし、クスッと笑える。
    書簡形式の小説でこんな感じにできるんだ、と新鮮な感じ。おもしろうございました。

    0
    2024年05月16日

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