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社会人2年目の小和田君は仕事が終われば独身寮での夜更かしを楽しみとする地味な生活。ある日、狸のお面をかぶった「ぽんぽこ仮面」との出会いから、めくるめく冒険の一日が幕を開ける。第2回京都本大賞受賞作!
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Posted by ブクログ
登美彦先生らしい作品である。 あとがきにも書いてあるが宵山万華鏡なんかと少し被ってたり。 まぁとにかく期待通りのお話である。なむなむ。
森見登美彦先生の本はいつも私達をわくわくさせてくれる。 今年の春大阪から上京し、関西を思い、恋い焦がれながら毎日を過ごしている。 東京に来てわかったことがある。 京都は心の拠り所だったということだ。 東京も京都も計画的な街なのに、 京都には昔から日本人の心に響く残り香がある。 とてもとても懐かし...続きを読むい残り香が。 京都に初めて来たときも、初めてのはずなのに そんな香りがした。 そんな残り香を森見先生の本を読んでいると思い出す。 頭の中に京都をつくる。 その間だけ、私はこの計画的で効率的な現在の都から、烏丸へ逃避行できるのだ。
森見登美彦さんの作る世界観がここぞというばかりに発揮されていて、この文体に惹きつけられる。京都に住んでいたので、地名や喫茶店の名前に馴染みがあり、この物語の中に自分も迷い込んだような気持ちで読めておもしろかった。
物語が進むにつれて、いつの間にか読者も宵山の不思議な世界に迷い込んでしまう。地に足をつけていると思っていたのに、いつしか浮遊しているような世界観が良い。
京都祇園祭の宵山土曜日の1日の出来事を綴った物語。 基本ドタバタ劇ですが、後半はファンタジー色が強くなります。 宵山の朝。校庭で椅子に縛られた小和田君から始まり、宵山の夜、四条通りの交通規制が解かれるところで終わります。 内容濃く、とても1日の話とは思えませんが、よく考えたら1日の話しなんです。 怪...続きを読む人ぽんぽこ仮面は小和田君に跡継ぎを強要。 そのぽんぽこ仮面を捕まえんとする謎の組織。 それを取り巻く名脇役達。 さぁ、どうなりますか。 かつて京都の街に怪人が現れた。 そいつは虫喰い穴のあいた旧制高校のマントに身を包み、ステキにかわいい狸のお面をつけていた。 この名をぽんぽこ仮面という。
実際に京都に行っていろいろなところを巡りながらその隙間に読んだ。 八兵衛明神には5回くらい雨が降ってる日昼、夜に行った。
読みやすい
さまざまな愉快な人たちとの これからの関係が面白くて、笑えました。 小説で楽しめるのでおすすめです。
狸
読み終えて寂しくなる。
決して働きたくないわけじゃないのよ。仕事はキチンと真面目に取り組むのよ。ただ、「休み>仕事」ってだけで。
ファンタジー的な要素多くて読んでいてとてもワクワクしました。京都に行きたくなるような本です。有頂天家族を読んでから読むと被るところが多く楽しかったです。
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