本を守ろうとする猫の話

本を守ろうとする猫の話

715円 (税込)

3pt

「お前は、ただの物知りになりたいのか?」

夏木林太郎は、一介の高校生である。幼い頃に両親が離婚し、さらには母が若くして他界したため、小学校に上がる頃には祖父の家に引き取られた。以後はずっと祖父との二人暮らしだ。祖父は町の片隅で「夏木書店」という小さな古書店を営んでいる。その祖父が突然亡くなった。面識のなかった叔母に引き取られることになり本の整理をしていた林太郎は、書棚の奥で人間の言葉を話すトラネコと出会う。トラネコは、本を守るために林太郎の力を借りたいのだという。

お金の話はやめて、今日読んだ本の話をしよう--。

感涙の大ベストセラー『神様のカルテ』著者が贈る、21世紀版『銀河鉄道の夜』!

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守ろうとする猫の話 のシリーズ作品

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  • 本を守ろうとする猫の話
    715円 (税込)
    「お前は、ただの物知りになりたいのか?」  夏木林太郎は、一介の高校生である。幼い頃に両親が離婚し、さらには母が若くして他界したため、小学校に上がる頃には祖父の家に引き取られた。以後はずっと祖父との二人暮らしだ。祖父は町の片隅で「夏木書店」という小さな古書店を営んでいる。その祖父が突然亡くなった。面識のなかった叔母に引き取られることになり本の整理をしていた林太郎は、書棚の奥で人間の言葉を話すトラネコと出会う。トラネコは、本を守るために林太郎の力を借りたいのだという。  お金の話はやめて、今日読んだ本の話をしよう--。  感涙の大ベストセラー『神様のカルテ』著者が贈る、21世紀版『銀河鉄道の夜』!
  • 君を守ろうとする猫の話
    1,485円 (税込)
    お前なら、きっと本を取り戻せるはずだ。  幸崎ナナミは十三歳の中学二年生である。喘息の持病があるため、あちこち遊びに出かけるわけにもいかず学校が終わるとひとりで図書館に足を運ぶ生活を送っている。その図書館で、最近本がなくなっているらしい。館内の探索を始めたナナミは、青白く輝いている書棚の前で、翡翠色の目をした猫と出会う。 なぜ本を燃やすんですか? 「一番怖いのは、心を失うことじゃない。失った時に、誰もそれを教えてくれないこと。誰かを蹴落としたときに、それはダメだと教えてくれる友達がいないこと。つまりひとりぼっちだってこと」 ようこそ、新たな迷宮へ。

※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません

本を守ろうとする猫の話 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    完敗でした。ここまで歯が立たなかったことは自分でも珍しいと思います。

    ファンタジーではなく寓話のような?夏川さんのことなので、きっとこの話の中に深い意味が込められているのだろうと、途中から客観的に読み込めるよう、視線も斜め30度ぐらいの上方から分析しやすいように構えて読んでいたのですが、わかりませ

    0
    2024年05月04日

    Posted by ブクログ

    「本」に対する在り方を、考えさせてくれる名書。
    本と人の心の関係がどうあるべきか、教えてくれる。

    祖父が亡くなり、古書店に取り残された主人公、夏木林太郎。そんな林太郎が不思議な喋る猫に出会い、本を救う冒険に出る。…
    簡単にあらすじを述べるとこうなってしまうが、本当にこれだけではない。
    たくさんの本

    0
    2024年04月12日

    Posted by ブクログ

    スピノザの診察室で好きになった夏川草介さんの最新作「君を守ろうとする猫の話」を読みたいと思った時に前作も読んでおこうと手に取った。
    読書を好きでいることは、物知りになりたいからかと問われたら私は事実「はい」と答える。だけどそれだけじゃないと思った時に、それを言語化出来なかった。本書には「本には力ある

    0
    2024年04月06日

    Posted by ブクログ

    良かった。
    本を愛する作者の気持ちが随所に散りばめられている作品だと思った。本を読むとはどういうことか、本とは何なのか、作者に教えてもらった気がする。
    著名な作家や過去の文豪たちの名前が出てくるのも面白かった。

    0
    2024年03月02日

    Posted by ブクログ

    私は読書が好きだ。好きだからこそ10代の頃は速読して、本を読み漁り、知識を詰め込みたいと思った時もあった。そして、速読なんかして楽しいのか?と疑問を投げかけてくれたのは父だった。
    1冊を味わう意味、本から心を受け取る事。今失われつつある読書の意味を教えてくれる一冊。
    子供達に読ませたい。

    0
    2024年02月26日

    Posted by ブクログ

    本好きには絶対読んで欲しい!!!
    あらためて「本」というものを考えさせられました。どの話もぶっ刺さってきました。
    私も、たくさん本読みたいからなるべく速く読もうと思って1冊2時間とかでばーって読んじゃう時あるなぁ、、。本当は1冊1冊時間かけて味わって読むのが好きなのに、いつからこんなになってしまった

    0
    2024年02月18日

    Posted by ブクログ

    令和の銀河鉄道の夜。
    話しが四つ分けられているので1話完結型で読みやすいかと思いきや(先も読めるのではと思っていた)展開が読めず面白かった。
    本に関しての思い入れや確かに今の読書はそう言う傾向にあると言う話題を取り扱っていてそれを物語する人はいなかったし私も好きに読書をすればいいと思う派だったのでな

    0
    2024年02月11日

    Posted by ブクログ

    読書をするときの、他の世界に没頭できる感覚がずっと好きで、手当たり次第本を読んできた。昔ハマった本も本棚に置きっぱなしで、本を消耗品のように使ってきた。本を読むとはどういうことか、初めて向き合うきっかけになった。また読み返したい!

    0
    2024年01月13日

    Posted by ブクログ

    本を守ろうとする猫の話 夏川草介

    第一の迷宮「閉じ込める者」
    第二の迷宮「切りきざむ者」
    第三の迷宮「売りさばく者」
    最後の迷宮
    目次からダンジョン攻略のようで、読む前からわくわくする。

    今とは常識も生活背景も異なる、はるか過去に書かれた作品が、今も読み継がれているのはなぜか。
    どれほど時代が変

    0
    2024年01月08日

    Posted by ブクログ

    この本を読んで昔の傑作と言われる本も読んでみようと思った。難しいと感じる本は自分が知らない新しいことに出会えるチャンスと言う考え方、なるほどな~って思った

    0
    2023年11月15日

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