【感想・ネタバレ】中国の歴史7 中国思想と宗教の奔流 宋朝のレビュー

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価値観が異なる人々の言動

五代十国から宋を扱った歴史書である。現代人の視点から見た経済史や階級闘争、生活史は新鮮で読んでいて楽しい。しかし、当時の為政者や軍人そして庶民はどのように考え、感じ、そして行動したかを記述することはより一層重要である。現代国際政治でも言えることだが「価値観が異なる人々の言動を自分たちの価値観で判断することの危険性」を本書では説いている。
現代の価値観では些細なことと思われる「称号」に、なぜ政治実務をそっちのけにしてまでこだわったのか そこのところを本書はついている。

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2022年02月03日

Posted by ブクログ

思想文化に焦点を合わせて、南北300年における時代の推移を明らかにする内容。特に朱子学に関する記述が豊富で、王安石から新旧対立・道学の展開を経て成立にいたる流れ、後世に与えた影響などは興味深かった。

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2021年04月22日

Posted by ブクログ

現代に伝わる日本の文化の基をつくったといっていい宋朝。歴代王朝最弱の軍隊を持っていたが、周辺の民族や国と交渉で渡り合っていたのは、文治主義の面目躍如ではないか。

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2021年01月26日

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