【感想・ネタバレ】メダリスト(3)のレビュー

「できなかった自分にしか拾えない気持ちがある」
「できなかった自分だけが見つけられる才能がある」
夢に破れた重い経験を持つ者が放つ言葉に心打たれました。

子供の頃の夢はサッカー選手でした。文集でもそう書いていましたが、実際はそんなのなれるわけなんてないと小学生ながら分かっていましたし、自分の力量と才能の限界、現実の差にも気づいていました。
譲れないものを持たず、壁を見つけては避ける手段を考え、物事に抗うことをせずに生きてきました。自然と我慢する癖がついていた気がします。

この作品は、そんな自分とは正反対に誰よりも強い執念を持った少女・いのりが、夢に破れた青年・司とフィギュアスケートで世界を目指す物語です。秘めた才能と固い意志を武器にみるみる上達するいのりの成長っぷりには、この後の展開に胸躍る気持ちと、自分を正されるような感覚になり、悔しさが込み上げてきます。自分にもここまでの執念があったらと…。同時に司の心情に共感する部分も多くあります。

後悔と挫折を経験した自分だからこそ、コーチとして導ける世界がある。
2人の主人公が駆ける世界への道に目が離せません。

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感情タグBEST3

ネタバレ 購入済み

いのりの成長が著しい

西日本大会に臨むいのりですが、自身の不注意でスケート靴を電車内に置き忘れる事に。初めての大きな大会でのトラブルに狼狽するものの、自分を導いてくれる司を信じてダメな自分を振り切ります。いのりのスケーターとしての大きな成長を感じましたね。巻中で6年生になり体も着実に成長したいのり。次巻ではより洗練されたパフォーマンスが期待できそうですね。

#アツい #感動する #カッコいい

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2024年04月28日

匿名

ネタバレ 購入済み

面白い

主人子が小学生の為か成長しているところ読み進めていくところがとても面白く感じます。
小学生のなのに大人ばりに色々考えてスケートをしたり、反面子どもらしい部分も見えるので今後も楽しみしたいと思います。

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2023年12月31日

tk

ネタバレ 購入済み

魅力的で個性的な新キャラがいっぱい!

やっぱ司先生といのりの関係性素敵だなぁ

初めて知ったけど成長痛とか練習しすぎでもスケートできなくなるんだね

一級から五級まで一気に進んでビックリ

#感動する #ドキドキハラハラ #カッコいい

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2023年08月11日

Posted by ブクログ

キャラクターの良さと感情の描き方がマッチしてる。絵もすごく上手くてスケートの世界に難なく入って行ける。

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2023年06月06日

無料版購入済み

周りを巻き込む力

主人公2人には、周りを巻き込む力がある。それが読者をも惹きつけている。
相変わらずテンポが良いのでサクサク読めてしまう。
3巻無料で楽しませてもらったので、ここからは有料版を購入予定。
いのりちゃんがメダリストになるその時まで、しっかり見届けたい。

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2023年03月19日

匿名

購入済み

技の小ネタをいろいろ知ることができてたのしい。表情とかハイライトの入り方とか、迫力ある画面にすごく引き込まれる…。1級からいきなり5級になったのは驚いたけれど、これからの展開がすごく楽しみ。最後の啖呵を切るいのりちゃんもかわいい。

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2022年10月06日

購入済み

演技内容もどんどんレベルが上がっていっているけどそれ以上にアクシデントが起こっても気持ちを強く持って成長していくところも良かった。

#アツい

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2022年03月25日

購入済み

銀メダル

最初はあんなに卑屈で何かに怯えてたいのりちゃんが、司コーチのために啖呵を切る姿が素敵でした。
いのりや司との出会いで、才能の壁を感じる理凰くんも前向きになってほしいです。
とにかく登場人物の名前が覚えにくいです。

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2021年12月17日

Posted by ブクログ

この決意は凄い…もはや悟りだよ。


西日本小中学生大会に挑戦するいのりと司先生。
各地から集まった才能溢れるライバル達と覇を競い、優勝を狙うわけですが…。
(メタ的な話ですけども)スポーツ漫画の定番、試合前のトラブル発生。大会に参加できないかもしれない不安の中で集中力を高め、ウォーミングアップをこなすいのり。彼女は大会にエントリーできるのか? 参加できたとして最高のコンディションで望めるのか…?

と、そんなプレッシャーと戦う試合のシーンがあるのですが…一番強く心に残るのは、帰路の新幹線で語るいのりの決意です。
若干ネタバレになりますが、結果としてこの大会で描かれたのは何だったのかというと、いのりの成長、そして成長したからこそ明確になる道の険しさ、ライバルとの絶対的な差…。
技術や才能ではない「時間」の差。
一つの事実を通してしっかり描かれているので強烈な説得力があります。
頑張ってもどうにもならない事があるという揺るがない現実を突きつけられ、そしてそれを理解できてしまういのりの素直さが余りにも残酷。

その上で。それでも。
迷いなく「決意」を口にできる姿は「強い」と感じざるを得ません。一人の選手として本当に強い。
司先生に感動ではなく、強く殴りつけるような衝撃を与えているように感じます。
…司先生からすれば、自分が持てなかった強さをいのりが見せてくれているように思うのだろうけれども、いのりがそんな風に強くなれるのは司先生が信じてくれているからで…相変わらずお互いがお互いを強くする理想的な師弟。

それから、このシーンの光の表現がホントに美しいというか、陰影の表現が幻想的で。
何となく夢の中のような淡い朧げな印象を与えながら、その実、二人が新たに心を強くしていて、その落差で胸に染み入るように思わせます。
優しくて強い。泣きそう。


あと、蛇崩先生がホントに良いヤツで嬉しい
司先生とは違う形の信頼関係。打算なく絵馬を信じ、応援し続けた姿。その結果のドヤ顔なら、そりゃあ認めるしかないでしょう。
つくづく良い大人ばっかりだなぁ…。

夜鷹さん以外は(苦笑)

たった一人でヤな大人役を引き受けてて、際立つ事際立つ事。


とりあえず先生の代理バトル、ついニヤニヤしちゃいますねぇ(当人たちはそれどころじゃないんだけど)。


あと、あっという間に時間が経ってしまって、「目の当たりにできなくて悔しい…ドキュメンタリーで見たい……」ってなった(笑)

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2021年08月22日

購入済み

おもしろい

SNSで1話を読んで面白そうと思って購入。面白い!
いのりちゃんかわいいし頑張っててえらい!
司先生の親バカっぷりもおかしくてかわいい。
氷の上に乗れるだけでもすごいのに、ジャンプしたりスピンしたりどうなってるのって感じのレベルなので、頑張ってる小学生たちを見てると、それだけで泣けちゃう。
面白いです。

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2021年07月11日

匿名

ネタバレ 無料版購入済み

西日本大会

小学生を対象にした西日本大会に出場するために京都宇治アイスアリーナにやってきたいのりと司。
いつも練習しているリンクと違ってメインリンクにサブリンクがあり空調がちょうどよく効いているという今までと違う環境にテンションが高くなってしまういのり。
同じくテンションが上がっている広島出身の獅子堂星羅や岡山出身の小熊梨月に話しかけられその勢いにいのり自身のテンションが次第に落ち着いていく。
そこに強豪の蓮華茶FSCのメンバーがやってきて場の空気が一気に変わるのを感じてしまう。
試合に向けて自分のペースを保つためにウォームアップをしようとするいのりだがスケート靴を電車の中に忘れてしまったことにようやく気付くが……。

大会会場の空気感が伝わってきた。
大事な場面で忘れ物をしてしまうというのはこういった大会に出たことのない人でもそのつらさが伝わってくる。

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2024年05月03日

Posted by ブクログ

代理戦争みたいになるのはやめてほしい。いのりちゃんには自分のために頑張ってほしい。
しかし苗字がヒプノシスマイクばりにむずかしい。

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2021年11月28日

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