【感想・ネタバレ】私の少年(8)のレビュー

30歳のOL・多和田聡子は、夜の公園で12歳の少年・早見真修と出会います。
真修のサッカーの練習に付き合うことになった聡子。関わっていくうちに、聡子と真修は互いにかけがえのない存在になっていきます。
しかし、二人の間には年齢という絶対的な溝があって……
保護者と子供でもなく、友達でもなく、恋人でもない、曖昧な二人の関係。
どんなに心で結びついていても、世間の目は優しくありません。
ただのおねショタではない、社会と向き合う物語です。
二人の関係は、不審者に絡まれる真修を聡子が助けたことから始まるのですが、元恋人や家族からの仕打ちに打ちのめされる聡子を救ったのは、真修でした。
孤独を抱える聡子と真修の心のふれあいが丁寧に描かれていて、その美しさに胸が締め付けられます。
聡子を通して、読者にも真修の優しさが伝わり、読むと心を軽くしてくれる作品です。
やがて、真修は成長し、二人の関係も変わっていきます。
二人が出した結論を、どうか見届けてください。

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ネタバレ 購入済み

終わりが近づいているのかなあ

椎川さんの聡子に対する心の確執とか、真修の父親との確執とか、落ち着くところに落ち着いてきている巻。真修の父親とは、もう一悶着ありそうだけど、真修がしっかりしてきているし聡子も自分の気持ちを主張出来てきているから、なんとなくこの物語の収束しだしてる感じをみると、あと少しで完結するのかな〜と思う。

巻は奈緒ちゃんにクローズアップの巻かな、正直彼女がこんなにレギュラー化するとは思ってませんでした。
普通に良い子なので、役回り考えるとかわいそうだなぁ、と思うも、聡子の、大人の立場だから真修に対して、奈緒ちゃんみたいに素直な愛情を育むのを悩んできたのがわかる上で真修とハッピーエンドを応援する身としては、これ以上誰も2人を掻き回さないでくれ!と悶々しますー…

次巻は奈緒ちゃんの恋の結末と、真修の父親との事、あと聡子の家族に対する心の結末とか?
初期は、聡子のネガティブさにかなりモヤモヤしましたが、真修がしっかりしているのと比例して聡子も魅力ある女性になってきたので頑張って欲しいです。

にしても、真修ー…かっこいいなぁー…
あんなに可愛かったのに、かっこよくなって…
大人真修も絶対出ると思うので、最後まで楽しみです。私の少年は、真修成長記録すぎて楽しい…。

4
2020年06月05日

ネタバレ

菜緒ちゃん…!

年齢差も何もかも超えて、人として対等な位置で寄り添う聡子と真修の7巻のラストには心揺さぶられる思いがしましたが、
8巻は本当にただただ「辛い」の一言です(批判的な意味合いではありません)
この気持ちをどうにか吐き出したくて勢いのままに初レビューを書いてしまいました。

長い年月をつかず離れず過ごすうちに恋や愛と言った表現では片付けられない感情で繋がれている聡子&真修に対して
年相応にごく真っ当な恋をしてどんどん可愛くなっていく菜緒ちゃんの描写は微笑ましいと同時に胸が痛かったです。
自分とのデートを想像して真修の服を選んだり、ターコイズが好きなのは自分があげたアクセサリーが関係してるのかもと内心期待してみたり、
菜緒ちゃんがうちに秘める恋心は誰にも咎められない健全なもので、だからこそ菜緒ちゃんが真修に期待しているそれら全てが聡子に繋がっていることが読者としては既に分かっているだけに辛くて辛くて仕方なかったです。
彼女からの恋心に気づいても(想像出来たこととは言え)真修が聡子から目を離すことは無かったですし。

後半の菜緒ちゃんが聡子にぶつけた批判と言うか文句と言うか…な台詞も本当に年相応で、
この子は「私の少年」に必要なキャラクターなんだなと改めて思わされました。
真修と同い年で自由に恋を謳歌出来る菜緒ちゃんは白黒付けられますが、大人で真修と一緒にいるだけでも問題が起きかねない聡子は白黒付けたくても付けられなくて、でもそんなこと想像つく訳もなくそりゃずるいと思っちゃうよなぁ…と。
彼女の恋は始まりから終わりまで共感出来るもので、また読み手への共感を誘う丁寧な描写に圧倒されました。
予想外のタイミングで真修に声を掛けられ焦る菜緒ちゃんのコマのクオリティと言ったら…。

菜緒ちゃんの恋は(恐らく)終止符を打ち、
喉に刺さった小骨のように薄らチクチクし続けていた聡子と椎川さんもようやく同じ目線で話し合えるようになり、
何より聡子が真修に対する気持ちをとうとう口にしてラストスパートに向かっているなと感じました。
(これも菜緒ちゃんが居なければ聡子はずっと言葉に出来なかったのではと思います)
聡子と真修の関係がどのような結末を迎えるのか楽しみなような少し怖いような気持ちで9巻を待ちたいと思います。
12月までが長い………!!!

3
2020年06月06日

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周りは大人になりきれてない大人の中で少年だけが大人になっていく
今一番尊いおねしょただと思います
応援してます

2
2020年06月12日

Izu

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別視点がつらい.......

小片さんちょっと可哀想だったけど仕方ないね.......次巻で完結なの寂しいなぁ。2人が幸せに暮らせますように.......

0
2020年12月15日

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最高

最高。
現実なら理解はできても分からない。
ただフィクションならこの話は輝いてる。白に黒にもできない宝石みたいな2人の関係はこの世にありふれてると思う。

0
2020年08月18日

ネタバレ 購入済み

やっと

怒涛の展開だった。
なんなら次巻でどっちかが告白して、もしくは振って、
最終話を迎えてもおかしくないくらい、真修と聡子の恋心が動いた。
もう、大人だとか子どもだとか気にしなくていい年齢であり、高校生と大人の恋愛といのも、よくある話になってきたわけで。
それは逆に言えば、年齢を理由に恋心に目を向けなくても良かったのが、言い訳できなくなって素直にならなければいけなくなったわけで、、、
うーん、次巻が楽しみ!

0
2020年07月25日

ネタバレ 購入済み

真修の言葉

真修がどんどん成長していて涙が出てきます…作中で真修含め、登場人物が話す言葉に何度もハッとさせられて、時には痛いと感じるようなことも。すごい漫画です。

0
2020年06月11日

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せつない。

せつない・・・けど、菜緒ちゃん。気持ちぶつける相手間違ってる〰️💦
やっぱり女は幾つでも、相手側を攻撃するのね。

0
2020年06月08日

ネタバレ 購入済み

素敵!

2人が色々な人に触れたり時間を経て、同じ方向に向かってるー!!と思えた巻!
性別とか欲ではなく、お互いに大切に思い合える関係って。素敵すぎて初レビュー!
幼いましゅーも大好きだったけど、成長した彼は更に素敵。10代ならではの素直さもあるんだろうけど多分成長しても彼は変わらないんだろうなー。
にかくかっこよすぎるー!!
歳をとって置いていかれるのではなくて、一緒に成長していく聡子さんもまた良き。
終わりに向かっていくのかな?
寂しいけど次巻が待ち遠しい!

0
2020年06月08日

ネタバレ 購入済み

気持ちってひとつじゃない

イエスノーどちらでもないこともありますね。というかそうじゃないことがほとんどな気がします。
どうなるんでしょう、この2人。お互いに人間として尊敬しあっていて、優しい気持ちでいるのに、社会だと立場があってそのまま表せられないのがもどかしいです。
どうなるんでしょう。。

0
2020年06月07日

ネタバレ 購入済み

必要とする2人

男でもなく、女でもなく、お互いが必要とする2人の間には、誰も間に入ることができなくなってくるでしょう。それにしても、ましゅうがどんどんイケメン化していますね。それでも変わらない2人の気持ちは、これからどうなっていくのだろう。

0
2020年06月06日

ネタバレ 購入済み

真修くんが本当にイケメン(中身も)なってて感慨深い。
対照的に椎川のキモチ悪さが際立ってましたね!笑
子ども(って自分で言ってて)相手にマウンティングとか、10年以上前の恋愛相手にどう思われてたか追求しちゃうとか、嫉妬して権限使って地方に飛ばすとか!いろいろ大人気ないし粘着質過ぎる…こんなのが上司なのツライ…(元カレ云々抜きなら割と居るか…
でも少しは反省?改心?したようで。
身勝手にも程があるのでちっとも同情は出来ませんが、奥様とは過去の反省を踏まえて末永くお幸せに!って感じですかね〜(正直どうでも良

ショタ気味なので真修くん成長しちゃうのちょっと淋しかったんですけど、話進まないもんね。。
この先も一緒に幸せになって欲しいなあ。

それにしても、子どもの頃は無視したりしといて、成長してイケメンになったからって…ホント女子の厚顔ぶりよ…

菜緒ちゃんは長年の片想いが実らず気の毒だけれども、ちょっと行動が…待ち伏せて話すだけとか、友だちの応援に頼りつつ協力を嫌がるとか、あさっての方向過ぎて。
真修くん本人には言えないのに聡子さん攻撃するあたりも、潔くないというか若さがないというかどうにも魅力的じゃなくて、ちっとも応援する気になれなかったの残念。
でもこの話はそれで良いのかな。
椎川にしろ菜緒ちゃんにしろ、もし魅力的なライバルキャラだったらここまで二人の関係を肯定する気にならなかったかもですしね。

0
2020年12月04日

ネタバレ 購入済み

椎川

私は椎川みたいなタイプにズブズブハマっちゃって
振られるパターンの人間なんですが
やっぱり椎川嫌われまくりで笑った

聡子は聡子で家庭に問題あったし、椎川は椎川であったし、そういう問題をうちに秘めた人間同士が惹かれ合うのって、必然にも近い運命なんだけども
聡子は別の運命に出会えて、心の整理も進められて…

じゃあ残った椎川どうなるのよ!笑


恋愛で悩んだり、苦しんだりすると、まぁネット社会なのでいろいろ調べますよね?
で、そこで行き着く先っていうのは
必ず両親と当人との関係性の改善ができない限り、当人は幸せになれないという話なんですね。

たとえ死別していようが捨て子であろうが、親に対して理解、許し、受容、感謝…そういうことが、できない、できる…その境界線と
恋した相手と、どこまで踏み込んだ関係を作れるかという境界線は同じなのだと。

聡子はどこまでそれができているのかな?
こういう親だ、という受容なのかな。育ててくれて感謝してるよ、という形骸的な気持ちかな?
真修はどうだろう。もう彼もただ守られるばかりの無垢な子供じゃない。
今は二人とも受容と許しの段階にいる感じがするけどなー…

傷を抱えたもの同士が手に手を携えてその問題に取り組むこと、それも一つの解決方法らしい。椎川にもいい人が現れますように 笑

どうなるんだろうね、この二人

どんな形でもずっと一緒にいて欲しいな。
本当にそう思います。

1
2020年07月14日

Posted by ブクログ

作者の方の物の考え方が反映されている漫画という感じがしてとても好き。登場人物がそれぞれの立場で色々と葛藤したり、作用し合ったりしてるのがいい。

0
2020年06月06日

Posted by ブクログ

小学生と高校生じゃ
もう感じ方も考え方も違うのか。
自分の気持ちを固めつつある真修と
揺らぐ聡子さん。

やっぱり、どうも真修父にイライラする。
そういう役回りに描いてるから
仕方ないんだけどねぇ。

0
2022年07月14日

Posted by ブクログ

最初の展開とテンポから、最後になって自分を癒して完結かあ…。
正直、真修への感情は犬猫を愛するような博愛の気持ちなのかもと思ってしまいました。キリのよいところで終わって良かった。

0
2021年06月22日

Posted by ブクログ

「…例えば、真修と同僚として出会えていたら。真修が女だったら。日本人じゃなかったら。私よりうんと年齢が上だったとしても。私は…今と同じように悩むだろうし、『この気持ちはなんだろう』と、何度も自分に問いかけ続けると思う。私には…正解を出すことはできない。ただひとつ、出せる答えは──」


普通の恋人のように結ばれる、という結末にはならないでしょう。
ふたりが選んだり選ばなかったりする道を見届けたい、と思う。そういう漫画です。
大人の選択と子供の選択を誠実に丁寧に描こうとしています。女子高生がアパートに転がり込んでくる漫画を読んでる場合じゃないです。

椎川が出てくるシーンが嫌すぎてそこだけ飛ばしてしまいます。でもちょっと可哀相なヤツだった。ちょっとだけ。
菜緒はがんばった。大人相手によく言った。偉い。

0
2020年06月09日

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