30歳のOL・多和田聡子は、夜の公園で12歳の少年・早見真修と出会います。
真修のサッカーの練習に付き合うことになった聡子。関わっていくうちに、聡子と真修は互いにかけがえのない存在になっていきます。
しかし、二人の間には年齢という絶対的な溝があって……
保護者と子供でもなく、友達でもなく、恋人でもない、曖昧な二人の関係。
どんなに心で結びついていても、世間の目は優しくありません。
ただのおねショタではない、社会と向き合う物語です。
二人の関係は、不審者に絡まれる真修を聡子が助けたことから始まるのですが、元恋人や家族からの仕打ちに打ちのめされる聡子を救ったのは、真修でした。
孤独を抱える聡子と真修の心のふれあいが丁寧に描かれていて、その美しさに胸が締め付けられます。
聡子を通して、読者にも真修の優しさが伝わり、読むと心を軽くしてくれる作品です。
やがて、真修は成長し、二人の関係も変わっていきます。
二人が出した結論を、どうか見届けてください。
感情タグBEST3
もどかしい
前巻が絶望的な感じだっただけに、あまり好きじゃなかった妹まゆのキャラがここにきてありがたい。歳の差がありすぎてこの先も絶望感ただようからいっそ10年くらい経ってくれ…!!それならなんとかなるやろ…!って思ってしまうくらいに2人を見守ってる
最高です!!
何が最高かというと、二人の障害の描きだし方が、真修を見つめる視線と同じように、優しいところです。そして、聡子さんの思い描いていた真修の家庭の問題と、現在の彼自身とのギャップが見えてきたところで、現実に向き合おうとする二人のこれからに期待が高まります。個人的に、聡子さんの妹と、真修の同級生の女の子が好きですね。彼らの持っている世界が、聡子さんの視点とのギャップになっており、絡み方も面白くて、好きです。二人だけの世界って言葉が出てきましたが、きっと真修は、聡子さんとは別の視点で世界を見ているはずなので、彼が背伸びをして(もしくは、背伸びをせずに大人として)自分自身の選択ができるようになるまで、優しく見守っていきたいですね。
Posted by ブクログ
真修が中学生になったあたりから、逆年の差カップルの難しさが浮き彫りになっている。小学生の時は、良くも悪くももっと単純だったんだけど。読む方としては、モヤモヤする展開だけど、ここを我慢すれば、また明るい展開になっていくかな。この作品は、ぜひドラマ化してほしい。
先が
うわあああー
女の子が、わたしのプレゼント付けてくれてる・・・脈あり?ってなって
本格化する三角関係。なおちゃんにつっこまれてダークサイドに堕ちていく聡子・・・
っていう流れしか見えない。
全体的に妹ぐっじょぶなんだけど
妹キャラが違ってたらもうどうしようもないじゃん・・・という
立ち止まって考えるのが仕事の主人公。
長いモノローグがないと行動できない思慮深さ。見習いたいけど見習えないせっかちな私。
読んでいて息詰まる。せつない。
真修との夜を楽しみにしていたのは
私もなのだと多少ショックをうけつつ
そういうことはもうないんだろうなぁーという思いが悲しくもあり。
どれくらいの長期連載になるのか
高校生ターンもやるのかとか
そんな余計なことも考えてしまい。
結論を急いでしまう自分に対して、
牛歩なふたりをヤキモキしながら
眺めるのも一興じゃないか、とたしなめつつ。
ハッピーエンドはまだ遠いかもしれないけど
ハッピータイムを今より長めに入れてほしいのが本音・・・イチャイチャを少しだけ!ちょっぴり!もうひとさじ分の幸せをください・・・!
Posted by ブクログ
真修くん…
まゆちゃんには本音で話せるのね。
聡子さんは好きすぎて気を遣っちゃうのか~。
クラスメートの奈緒ちゃんが
同年代らしい好意を寄せていて
これが普通の漫画なら
微笑ましいところなんだけどぅぅぅ。
先行きが心配だ。
Posted by ブクログ
>そうだ 私は
>真修の世界を開いていきたいんだ
>そこでまた真修と会えるように
いっそう着地点が見えないんですけど…先が見えない今の幸せ…
インタビューで二人が付き合うようなオチは無いって言ってた(と思った)のでそれを信じてこの先読む。
「うさぎドロップ」とか「草薙先生は試されている。」とか、付き合っちゃったほうが楽だと思うけど、「恋は雨上がりのように」の方向に行く方を、この二人には望む。