感情タグBEST3
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過労死にまつわる話で、たびたび手を止めて考えながら読んだ。瑞希の分析力、相変わらずすごい。
最後の終わり方がいい。続編でないかなぁ。
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過労死にまつわる話。
過労死バイオマーカー実現して欲しい。
自分の働き方とか意味を見直すことができた。
まさか公務員がそんなに働いてるとは、、
公務員の方々の見方が前向きな方向に変わった。
いつもありがとうございます。
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今作は、またまたひと味違います
「過労」というテーマを設け、中盤まで読者には何一つ明かされず、後半に意外な展開の連続
紆余曲折があっても、最後は収まるところに収まったようです
シリーズ中、一番よかった
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巧い!脱帽。
単なるミステリとしてもそうだが、テーマやオチも目の付け所が違うと感じる。そういうハデさは軽さも伴いがちだが、しっかりと読後の余韻が残る重さも爽快さもある。
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今回も大変面白く読ませていただきました。物語の流れとしては前回迄とは少し違う様にに感じましたが、最後は今後の日本の未来に問題を投げ掛けられました。水鏡探偵はこれが最期ではと噂が有りますが、これからも続編期待して待っています。シリーズも長くなると最初の爽快感をどうしても求めてしまいます。でも完全に爽快感が無くなるまで頑張って下さい。お願いします。
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過労死のリスクを数値化して予防できる画期的新技術の最終評価段階の報告書に関する調査をするために、ヒロイン・水鏡瑞希が財務省の若手官僚にまつわる実例を探る。
今までのシリーズとは若干違い、研究の真偽を暴くという内容ではなく、研究の対象となった若手官僚の死の謎を解き明かすという一味違った内容になっていた。本書の前書きにもあるように、作者が過労死の根絶を強く願っているということがわかる。
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過労死がテーマ。話はどんどん違う方に進んでいってどうなるのかな? と思っていたら、すごい展開になりました。自分も最初、いない虫が服の中に入ってきた気がしてパニックを起こしたり、カラスや鳩が怖くて道を通れない所から鬱が始まったので苦々しく理解できる部分もあった(私は過労じゃないですが。あと、今はもう回復してます)。世の中、いい方に向かったらいいと思うけれど、小説のように良い方には向かわないだろうと諦めてみたり。話はいつも通りスピード感のある展開でとても楽しめました。
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そんなことあり?と思いつつも、なんだか苦しくなるようなストーリーでした。
働くってなんだろう?
国のため、会社のためってなんだろう?
それで人が犠牲になる正義はいったいなんだろう?
そんなことを思いました。
2018.11.15
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過労死を科学的に測定するよ方法が考案された。
その確かさを3日で検証するような命じられた水鏡は、過労死が疑われる官僚の自殺事件を探るのだが、、、
今回コンビを組むキャリア官僚は、落ちこぼれ気味だけど、いい奴。
いや、本当に過労死が科学的に判断できるようになったら良いのに。
そう言えば、水鏡推理の続編、最近出てないなぁ。
水鏡も休養から復帰したようなので、楽しみに待ちたいと思う。
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今回は、過労死がテーマ。
現在進行形で、仕事に病み気味なので、かなり感情移入して読んでしまった。
ただ、私の残業時間なんて、全然問題にならないくらいなので、比べて公務員ヤバイと感じます。
今回も世相を反映しています。
電通の過労死を彷彿とさせたり、これ2月発売なんですが、もうすぐプレミアムフライデー始まるって発言あったり。
取り込むの、本当にうまいなー。
毎回、どの人が悪い人(嘘つき、打算的という意味で)か考えながら読んでいますが、今回も、最後まで分かりませんでした。
まじか、この人か、という人。
読み終わる時に、最初の注意書きを思い出して、あーーーー、となります。
毎回すごいなー。
この作家さんの作品、いつも満足させれくれる。
理由の一つとして、私はストーリー追っかけるの好き派なんですが、エピソードこんもり盛り盛りなところ。
今回も、ページ数少なくなってきて、メインどころ解決して、お話締めにかかってきたなーと思ってから、さらに数エピソード放り込んでくるんです。
いやあ、楽しい。
次の作品も楽しみです。
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過労死は、日本の大きな課題。
働き過ぎ民族であると言うことは海外に出てみるとよく分かる。
権限委譲も出来ず、会議のオンパレード。
会議に出れば、部署間の利害で決めるべきことは先延ばし。etc.
そんな部分に光を当てて読むものを惹きつける。
すごいな。
爽快な公務員劇?!
水鏡推理は松岡圭祐の万能鑑定士Qシリーズを引き継いだ人の死なないミステリー。
中でもシリーズ6作のこの作品は、爽快感では1番スカッと出来る作品。
手軽に読みやすい文体なのもオススメだと思う。
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第6弾。過労死のリスクを数値化して予防できる画期的新技術が、文科省研究公正推進室による最終評価段階を迎えていた。ブラック企業並みの劣悪環境を野放しにする霞が関は変われるのか?こんな技術が本当にあったら休みが増えるのか?そんな簡単なもんじゃないなどいろいろ考えさせられた。電通問題、社畜、ブラック、今の世の中にうごめいている問題を題材にこんなにも短期間に人の死なないミステリーを出している作者を尊敬してしまう。途中の判断推理にもとづいた瑞希の推理も、ブランドのバックに関してもいつもながらお見事。最後までどんなからくりか見当もつかなかった。
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「人の死なないミステリー」を売りにしてきたはずのシリーズで、何と「過労死」をテーマにした問題作。松岡作品のこの手のシリーズを、いつもだったら、「気軽に読める作品」を位置づけてきたが、今作はすごく考えさせられた内容だった。電通で起きた過労死をベースに、国家公務員の就業の実態に迫っていく。自分も国家公務員に近い職種で働きながら、転職し、一般の会社に入った時に抱いた違和感の謎が一気に解けた気がする。「国税で暮らしている」と言われる国家公務員の実態にスポットを当てたのは、とても勇気がいることではないかと思う。日本国民の性格ゆえに休みを取れず、「過労」に陥りやすい環境に警鐘を鳴らした一冊。シリーズものだけど、どの作品も1話完結のスタイルになっているので、いろんな人に読んでもらいたい。そして、今回、瑞希の相棒になった須藤には、シリーズ初の連続で次作にも登場して欲しい。
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過労に切り込んだ今作、不正を暴くミステリーになりうるものかと思ったけれど、杞憂でした。
そして意外な顛末が。
旨く誘導されてしまった自分を嘆きたい。
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シリーズ6作目です。
”人の死なないミステリ”だけれども、今回は過労死がテーマなので、冒頭に注意書き。
松岡氏の熱い思いが水鏡さんに乗り移った作品でした。
今回は、研究不正が ない ことを証明するものだったけれど
調査が途中から変な方向になり…
不正がないことの証明は、うやむやになってしまった感じです。
万能鑑定士シリーズが終わり、このシリーズに注力かと思ったけれども
次回の予告は新たなシリーズみたい。
水鏡シリーズは今後どうなるんでしょうね?
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シリーズ6作目です。
本作は、
研究不正が‘ない’ことを証明する…、すなわち、
シリーズ初の「悪魔の証明」とも言えるでそぅか?
とは言え、
途中からは、思わぬ方向にミステリーが誘導され、
意外な着地点にたどり着きましたので、
「悪魔の証明」の方は、多少うやむやでしたが…。
それでも、6作目ともなると、
多少のマンネリ感も出てくるところでそぅが…、
いぃ感じで、マンネリ感も打破されていました。
この調子で、引き続き、次回作も期待しまそぅ。
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冒頭にアンチひとの死なないミステリ的な事書いておきつつ、内容はアレで、どん団返しでまたびっくり
流石のパターンです☆
天災を乗り越え、人災に抗う
なんて働きマンなんだよ…
で、この終わり方ってもしかして完結なの!?
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過労死がテーマ。正確には過労死の危険性を客観的に測る数値の研究に科学的根拠があるかどうか、危険値だった官公庁の職員の自殺を検証する。
種を明かせば、古典にもあった手法なのだけど、予測できなかったのでやられた感はあった。でも、主人公が熱くなりすぎて語る説教も毎回だとやや辟易してしまい、斜め読みしてしまった。しかしここに作者の言いたいことが込められているのだから、もう少し読ませ方を考えてほしいかなー
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『すべての不幸を踏まえて未来は築かれる。理想の実現は案外近いかもしれない』水鏡瑞希の国家公務員としての道義である。これまで研究不正を彼女の着眼点で暴いてきた。今回は過労死(Karoshi=海外でも通用)に切り込む。過労死リスクを数値化(PDG値)する最終段階で、本当に過労死した人がPDG値が高いのか?を究明するが、過労死した人が生きていたり、文科省主任、警部補、国立病院外科医部長の3者の不正は少しやりすぎだったかな?36協定の重要性を認識したのと、感度、特異度、ROC曲線まで言及するべきでした。
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人の死なないミステリの触れ込みが特徴の同シリーズの中で唯一、死者が取り上げられる作品。今度こそダメかも、と毎回思わされるがそこをなんとかするのが水鏡の魅力。万能ではなくしっかり折れ、底の底まで沈み切った芯をまた拾い上げて真っ直ぐにする。その道中を楽しむ話である。
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今回は省庁の過労死問題についてがテーマ。公務員を志したこともあるが、本庁勤務の官僚が激務だということについては恥ずかしながら認識不足だった。今回はどちらかというとミステリーを読んでいるような感覚で、いつもとは違う水鏡推理のような気がした。どこの会社も残業の問題は付きまとうが、個人の能力に仕事の量が適切でない限り、勤務時間を短くしても負担は増えるだけだと思う。適切にこなせる仕事の量と休むべき時にはきちんと休む、これのバランスが大切かなと考えた。なかなか難しいとは思いますが。感想はこんなところです。