【感想・ネタバレ】水鏡推理5 ニュークリアフュージョンのレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

ラスト、どうやって火事を止めたか。。との部分は読み返すも消化不良だったけれど、前回と同様不正を暴くことと合わせて、母と娘、結婚、出産、不妊などの問題にも触れられていて、興味深く読むことができた。
最先端技術の実現度を測定するスパコンSОTA。いつか現実世界にも導入されるときがくるのかなぁ。。。

0
2018年10月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

今回のも、読みごたえがあって面白かった。
化学のことはさっぱりなので、そこは何度も読まないとわかんないけど、瑞希の閃き、行動力、すごく勇気をもらいました。
米谷も、なかなかいい上司だった。

いつも思うけど、終わり方が温かくていいな。

0
2017年09月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

水鏡推理第五作。研究公正推進室への異動が決まった初日の瑞希の目の前に現れたのは最先端技術実現度測定システムSOTA。SOTAに聞けば研究の実現度が数字ですぐ表れるため不正に研究費をくすねることもなくなるかと思いきや、サブワードの登録によっておこる罠。冒頭にでていた不妊バクテリアを注射されたと訴えてきたキョウコさんとどうつながっていくのか?シンカーという科学技術情報を盗みSNSでやり取りし、株で儲けるやからが絡んできたり盛沢山。瑞希と母親とのつながりのストーリーもよかった。ラストの変圧器の推理はさっぱりわからなかった。信じることを前提に行動する瑞希に拍手。このシリーズで最高の出来だと思う。でも、わたしが好きなのは4かな。

0
2017年01月19日

Posted by ブクログ

今回も楽しく読ませていただきました。今回は主人公が結構危ない目に遭って以前のシリーズとは大きく違ってました。又最期の部分も違ってました。只面白く読書スピードは早くそれだけ良い作品で有りました。しかしやはりシリーズ当初の爽快感は薄れつつ有ります。

0
2022年05月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

水鏡瑞希5冊目。今回は核融合に関する内容。AIによる研究可能性の評価は今後実施されそうですが、最終的にそれを評価するのは人でなくてはならないですね。研究実施可能性によるインサイダー取引を逆手に取った研究者・文科省職員のやり方は「悪い奴!」と思ったが、なかなか賢いな、とも感じてしまった。最後の上司の米谷と対峙する場面、米谷が白か黒かを判断する瑞希、判断推理を解くよりも、瑞希の人間性が勝った瞬間だった。でも、米谷の行動には違和感はあったかなぁ?今回も瑞希の「遠山の金さん」、遠山桜は今日も大活躍でした。

0
2020年08月12日

Posted by ブクログ

研究不正を追求する、より高度で専門的な部署に異動になった水鏡瑞希が次世代エネルギーと目される核融合研究の検証に取り組んだ矢先に不可解な出来事に巻き込まれることになります。
1~4作では瑞希が仕事上で研究の検証に携わることで不正を暴いていく形式でしたが、今作はその形式が変則的になっているため、瑞希に接触してきた女性や謎の男たちに誘拐される等の不可解な出来事に巻き込まれ、相手の目的や素性を解いていくところから始まります。瑞希の身の上に起きた出来事、彼女と関わることになる女性上司が検証している核融合研究等の一見バラバラに思える事柄が順番に解き明かされて解決に向かうラストでした。

0
2020年05月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

瑞希の部署移動から。先輩には裏切られ、いつまでたっても瑞希は一人で戦っているようで、過去2作品とは大きく違うところだなと思う。見合いの話と核融合の話がひとつにまとまって行くさまは、気持ちが良くて一気読みできた。なんにせよ、上司に裏切られなくて良かったなと思う。

0
2019年03月05日

Posted by ブクログ

核融合、こんな世の中だからこそ、知能が高くても、便利な機能がそろっても欺かれるんだね。
信じるってことも、並大抵じゃないのかも。命の危険がなければ騙されてもいいから信じたい。

0
2017年03月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

3.8
シリーズ第5弾
これまでの特別部署・タスクフォースから、学術政策局の正式なセクション・研究公正推進室への異動が決まった瑞希は、そこで次世代エネルギー・核融合研究の検証に関わる事に。
異動の数日前、不可解なメールの呼び出し先に現れた女・キョウカから、不妊バクテリアの存在を聞かされるが、女は不気味な医療関係者に連れ去られる。後日キョウカと再会するも、帰りがけに拉致され、不妊バクテリアを注射される。

世界中の情報を瞬時に反映し、実現の可否を随時判断スーパーコンピュータ・SOTA。そのあまりにも優秀な性能故の盲点と周到に張り巡らされた罠。

室長・米谷と上司・泉田、
最先端の科学技術情報を盗んで株で一儲けを企むシンカーという集団、何とかして研究費を引き出したい研究者達・・それぞれの思惑が絡み合い複雑に入り組む中、母優子の日記からインスパイアされ、事件の核心へと迫って行く。

前作後半の、余りにリアリティのなさから期待薄で読んだが、やや盛り返した感じ。

0
2017年02月18日

Posted by ブクログ

もはやすっかり社会派になってしまった本シリーズ。  
もはや研究捏造ミステリーは添え物になってしまった。  
まぁいつか実現できるであろう核融合よりも、目の前の少子化問題の方が大事だからね、仕方ないね。   
まぁでもミステリーの部分も人間ドラマの部分も面白かったから別にいいんだけどね。             

思いは一つ、日本の明るい未来のために。

0
2017年01月25日

Posted by ブクログ

ミスリードにまんまと引っかかり楽しく読めました。
相変わらずの水鏡瑞希の行動力には頭が下がります。

研究・技術開発陣は、常に短納期で当たった宝くじをもってこいと言われる状況は、どこでも同じことなんだろうと感じる一方で、自分の職責、守備範囲にとらわれることなく行動する主人公にも共感しつつ読みました。

タイムリーな社会問題と、科学分野のトレンドを交えつつ次から次へと上梓する筆者の筆力には頭が下がります。

0
2017年01月22日

Posted by ブクログ

核融合にもう一つの意味があるのは知らなかった。2つの意味で核融合に関する不正研究を暴く今作。
核分裂とは全く違う原理と言う事で期待していたが、まだ実現性は高くないのだろうか。
それにしてもシンカーってそんなに一般的に通じる言葉なのか?科学技術の世界で仕事しているが、そんな単語通じる気がしないなぁ。ここで書かれているように刑事同士で普通に通じるとは思えない。局所的に通じる分野があるのかもしれないけど、どうなんでしょう。

0
2017年01月11日

Posted by ブクログ

シリーズ5作目です。

顔見せの1作目、
実際の研究不正事案をモデルにした、
2作目、3作目ときて、
オリジナルの研究不正を持ってきた、
4作目のあとの本作品となりまして、
ネタのクオリティの維持に、
多少の心配もありましたが…、

本作品では、
研究テーマとした「核融合」に、
「エネルギー」と「不妊治療」の、
ダブル・ミーニングを当てた上で、
不正のミスリードの軸としており、
結構渋いところを突いてきたな~、
と、ちょっと関心もしました…(笑)

本作品では、
最後の家族愛がよかった的な書評、
まあまあ、目にもしますが…
ボクは、その辺りはそこそこで、
ミステリーのカラクリの妙から、
1本のライトミステリーとして、
十分に面白かったです。

また、本作品では、主人公が、
これまでのタスクフォースから、
研究公正推進室なる新たな組織に、
移動してきましたが…、
その辺りの、作品への効果?は、
まだ、出ていなかったでそぅか…?
上司の言動も、ちと熱すぎたかも?

0
2017年01月09日

Posted by ブクログ

文科省一般職員・水鏡瑞希の不正研究ミステリー第5弾。
本作は、部署異動、不妊バクテリア、核融合反応、精神疾患等が絡んでくる。毎回思うが、一見関係ないことのように思える事柄を提示しながら、後半にうまいこと伏線を回収していく。
さすがにマンネリ感がするかと思ったが、そんなことは全然なかった。まだまだ新作を楽しめそうだ。

0
2017年01月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

部署が変わっても、似た感じの仕事(?)

今回は「核融合」それから「妊娠、不妊バクテリア?」がテーマ
今回は事件というか、からくりがわかるのは早めだけれど
それから後、完全解決までの道のりが長かったです。
しかし、室長が敵じゃあなくてよかったです。 

「妊娠」にも絡んでいるせいか、
家族愛ももう一つのテーマとなっています。
お母さんとも(お父さんは以前に)

0
2017年01月06日

Posted by ブクログ

前作もそうだったが、サブタイトルにだまされるというか・・・家族愛が重要なテーマなのだろうか、前作は父と、今作は母と、いい話だった

0
2016年12月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

シリーズ一気読み最新刊へ

核融合のダブルミーニングがすべてと言ってしまえばそれまでだが、ちょいちょい興味を持つネタ(携帯の合成音声とか)をはさみつつ最後まで

最後の展開は読者の予想を意図的に裏切っているのかな

0
2016年12月28日

Posted by ブクログ

今までのもそうだったけど、今回はより家族との絆が深まっていく様に心打たれる内容だった。
事件の解決の方がいつもより早めで、先の内容に主眼が置かれてたような気がする。

瑞希とその家族と、とりまく社会環境と。どんどん成長し、変わっていく様はどれも輝いて見える。

0
2016年12月26日

Posted by ブクログ

シリーズが進むにしたがって現実味が薄くなっているような気がしないわけでもない。

楽天ポイントで購入

0
2017年02月08日

Posted by ブクログ

シリーズ第一弾と同じくらい、いや、それ以上に面白かったかも! 難しい科学用語にあまり振り回されず、展開に引き込まれました。
以下ネタバレ含みます
味方と思ったら実は騙されてたパターンは過去の松岡作品でよく見られるストーリーだったので、室長が敵でなくてよかった! 今まで、あまりにヒロインが青臭かったので、今回見方も得て、成長したようなので次作が楽しみです。いい加減、恋もさせてあげてほしいです

0
2016年12月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

水鏡推理シリーズ5作目。
今回から、文科省の「不正調査タスクフォース」から「研究公正推進室」へ異動。ついに正式チームになって活躍を期待する瑞希だけど・・・

このお話はだれが信じる相手なのかわからなくなってしまうね。でも親はうざく感じても、絶対的に子供の味方なんだなぁと。

本作はタイトル通り、核融合のお話。
読み終わってやっとわかるという自分がいた。
英語・・・できなさすぎだな(笑)

0
2018年01月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

タスクフォースから異動になった瑞希。でもやっていることはあんまり変わらない気もしないでもないかなあ。少子化問題、中々解決の糸口は見つからない。働くだけで精一杯、生活するだけで精一杯。そんな現実じゃ、結婚も子育ても望んでいても躊躇するのは当然かなとも文章を読んで思う。(男性、独身の自分が言っても説得力はないかもしれませんが)。ともあれ、次も読んでいきたいと思う。感想はこんなところです。

0
2017年05月08日

Posted by ブクログ

これもシリーズで5作目。今回は瑞希がターゲットとして狙われるってことで、大変でしたが、見事に切り抜けます。でも、これまでのQとかαに比べて、どうも瑞希が好きじゃないなあ・・・ 軽率過ぎるんじゃない?

0
2017年03月20日

Posted by ブクログ

水鏡推理シリーズ第5弾。今作から文庫書き下ろしに変わり、手元に届くのに時間がかかった。タスクフォースでの実績を認められた瑞希は、研究公正推進室に異動になることから始まる。タスクフォースでは人の出入りが激しく、浮いていた瑞希にも新しい親切な先輩が出来て、前途洋々かと思いきや、いきなり、不正に巻き込まれる。同時に不妊バクテリアのターゲットにもされ…相変わらず、一見いい人が悪に手を染めていて、どこまで人を信じていいのか、分からない。ラストも、私も瑞希と同じように疑っていた。今回のテーマも核融合と難しいテーマだけど、核融合にも2つの意味があり、いろんなことを考えさせられる一冊。

0
2017年02月05日

Posted by ブクログ

 核融合研究を題材にミステリを作るなんて想像もできないが、文部科学省の末席一般職のヒロイン水鏡瑞希のシリーズは、早くも5作目。一年で5作も書かれすべて文庫オリジナルで新作出版される裏事情はいったい何なのかわからないが、誰も挑んだことのない分野にシリーズ化して多面的に挑んできた松岡ワールドの実験的側面には感嘆するしかない。

 思えばこの一年、ドラマでも有名になった人気のシリーズ『探偵の探偵』『万能鑑定士Q』などを春に完結させ、ほぼ同時期に本シリーズに取り組んだ松岡劇場。三シリーズをブレンドさせてのバトンタッチも見事だったが、どこに蓄えられているのかわからない不可思議なエネルギーと活力は健在で、走り続ける松岡圭祐のペンの冴えは留まるところを知らない。

 多作なのに、ストーリーに淀みなく、題材に古さがなく、今を描く作家としてのアスリートぶりをいかんなく発揮し続けている。本書は核融合エネルギーという超新ネタ話題に加え、もう一つの人類生命の核融合技術でもある不妊治療というところにも視線が向けられる。

 キョーカさんという患者に深夜、都電荒川車庫駅に呼び出された瑞希は、彼女の口から「不妊バクテリア」という言葉を聞き、目の前で白衣の男たちに連れ戻されるショッキングなシーンを目撃する。

 部署移動によって新しい職場に面食らっている瑞希の前に別の事件が差し出されたかのように見えて、その不思議な夜が事件全体の核となって瑞希を陰謀の裏口に引き寄せてゆく。

 傑作小説『催眠』の導入部、ある人物が語った「ワタシハユウコウテキナウチュウジンデス」というセリフも凄かったが、「不妊バクテリアに侵され私は子どもを産めなくなった、彼らが不妊バクテリアをばら撒いている」というキョーカの言葉もその時の驚きを想起させる。それが松岡圭祐の手口である。

 奇術、手品、催眠、心理、博学、情報、といった言葉たちを思い起こさせる松岡圭祐の小説作法、そしてその他作ぶり、スピード。どれをとっても間違いなくエンターテイナーとしての才とパワーにに満ち満ちている。文庫で格安で大量に次々と面白さを提供してくれる稀代の娯楽小説作家の新作は、いくつもの罠と伏線に満ちていながら、水鏡家の家族の物語をサブストーリーとしても読めてしまう、シリーズでなくては書けないキャラクター造形も魅力である。

 手軽に楽しくそして一気に読める面白シリーズ加速中、といったところか。

0
2017年01月07日

Posted by ブクログ

ダメだ。シリーズを通して読んできたけど、ここまでが限界かもしれない。専門用語がサッパリ分からないので、意識がそのことに囚われてしまって、ストーリー全体を楽しむ余裕がない。
ただ今回瑞希のモノローグですごく好きな部分があった。
=====
必要とされる存在になりたい、そんなことは考えずに生きよう。必要を感じるかどうかは他人の自由だ。そんな他人の思いに自分の願いを託しても意味がない。
=====
必要とされたい病の私には、とてもグッときた。瑞希のように思えるようになりたい。

0
2016年12月23日

Posted by ブクログ

主人公のキャラクターがわかりやすい。軽快なテンポで次々と謎が提示され、アクションの要素、時間サスペンスの要素、社会問題の視点、人間関係、軽妙なセリフのやりとりなどが、読むのに疲れる間も無く現れる。解説にあるとおり「達人技」というものだろう。
テーマは「FUSION」。文字通りに。

0
2018年10月19日

「小説」ランキング