【感想・ネタバレ】水鏡推理3 パレイドリア・フェイスのレビュー

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松岡さん、相変わらず、クセのない、読みやすく、丁寧な文体。ところどころ、何度も読み返したくなる。トリックと描写も秀逸。

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2023年07月10日

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今回も大変面白く読めました。今回は期待してましたが 初めは 前回とは違う感じで 期待外れかなと思いましたが 最後は いつもの水鏡探偵でした。今後も期待して楽しみたいと思っております。このシリーズはあまり色恋が無く 私的にはストーリーに集中出来ます

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2020年12月30日

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人面塚がどうやって出現したのか、早く結末が知りたくてどんどんページをめくってしまった。水鏡シリーズ面白すぎる。続きが気になって、寝るのも惜しいくらい笑

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2017年08月26日

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〇変わらぬ体当たりの行動・推理。難解な話題だが、モヤモヤがすっきりに変わる瞬間が気持ちいい!
手元の辞書に解説がないので、Wikipediaで調べると、
"パレイドリア(英: Pareidolia)とは、心理現象の一種。視覚刺激や聴覚刺激を受けとり、普段からよく知ったパターンを本来そこに存在しないにもかかわらず心に思い浮かべる現象を指す。"
すなわち、今回のテーマは顔のように見えてしまうものが、瑞希の追求する素材である。

栃木県北部に位置する猪狩村。平穏な日常を地震が襲った。面積の九割が山林であるこの村では、山々を森林組合の職員がカメラや巡回により監視しているが、この地震の影響からかカメラの調子が一部おかしい。様子を見に斧研山を見に行った組合員の尾崎と筒井は、地盤がおかしいことに気づく。後に消防に依頼すると、まるで人面のような形に山肌が盛り上がっていることがわかった。
一方、文科省では、同じく栃木県笛吹村にて地磁気逆転現象が起こっているという情報があり、教科書を改訂するかどうか決断を迫られていた。そこで、"研究における不正行為・研究費の不正使用におけるタスクフォース"に所属する官僚・廣瀬と事務官・水鏡瑞希は、隣接していることからさっそく猪狩村と笛吹村へ向かったが…

室長名を騙る撤退命令偽FAXが送られてきたり、地主の紀伊が専門家による調査を断ったり、地磁気逆転の現象にはいくら調べても違和感はない。
かなり少ない手がかりの中で、果たして解決に向かうのか。

廣瀬に諭されつつも我慢できない瑞希は、体当たりの行動と推理で少しずつ事実を究明していく。短期間すぎる時間軸の中で、小難しい専門書を読み漁り、教授を説き伏せるまでになろうとは。意外と姑息で、しかしこれまでのシリーズと同じく稚拙なトリックである。しかし稚拙ながら、作者は現実性の中に埋めることで大きなトリックに仕上げているのには頭が下がる。
最後まで追求しきった瑞希の執念には、もやもやした読者も溜飲が下がったに違いない!

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2017年04月23日

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地震学や地質学など色々と専門用語が出てきて理解するのが大変だった。前よりも専門的になり過ぎてるような、、
ただ、ラストの謎解きは納得できるところが凄い!!
今回も読んでいてスカッとしました!

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2016年08月09日

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ネタバレ

水鏡瑞希3冊目。今回はある地震で突如現れた人面塚が偶然できたのか?意図的か?瑞希と静岡大出身でキャリア官僚の廣瀬が迫っていく。今回、文科省だけではなく、環境省、自治体職員、研究者、カメラマン、不法労働者などが出てきて意外な方向で決着してゆく。勿論、瑞希が最後の遠山の金さんの桜吹雪で終了!今回、スカートの瑞希が3人のエロ不法労働者への撃退法として「猪木のアリ状態」。今回は絶体絶命か?と思いきやギリギリセーフで、元気ですかぁ!廣瀬とはいい感じになったのですが、残念なお別れ。次の金さんも楽しみです。

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2020年08月15日

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科学の不正は、いろいろな実例が世に明らかにされてきた。不正に手を染めた科学者は、本心ではどう思っているのだろうか。あるいはそういうことを検知する神経がもともと無かったか、環境のために麻痺してしまっていたのか。科学倫理の教育と喧しく言われるが、どこまで効果があるのか底なし沼を覗き込むような気にもなる。

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2018年10月14日

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ネタバレ

シリーズ3作目。今回は、寂れた山間の村に突如人面塚が出現し、世紀の大発見か?という出来事のからくりを瑞希が暴くという話。事象が幻だったとはいえ自然現象だったので、どう話をまとめるかという点に注目して読んだが、特に違和感もなく読む事ができた。とはいえ、地質調査に関する記述については読んでも分からなかったのですっ飛ばした形ではあるが。官僚機構の中で無茶をしても同じ部署にいられるというのはまあ現実ではありえないけど、物語としては面白いからいいとする。6までは手に入れているので続けて読んでいきたいと思う。

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2017年04月28日

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ネタバレ

大地震後、山中に出現した巨大な人の顔に似ている土の塊。「人面塚」と名付けられ、マスコミが貧村に殺到する。好機とばかりに金儲けに走る地主。人のいい村長を助けるべく奔走する人々。その隣村では地球のN極S極が逆転する現象の新たな証拠が見つかった。今回は暴走した瑞希が危機に陥った時、必殺技を駆使したり、逃げ出す手筈を整えるところ、こんなことでメールできるのかと感心した。指導役は官僚ではめずらしい静岡大出身の廣瀬。やんちゃなところと瑞希の父親に教えを乞うところが今までにないキャラだった。2よりおもしろかった。

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2016年12月25日

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3巻でも相方は総入れ替え
新しいパートナーと新たな問題に挑みます

捏造に荷担しているのがだれか
前巻よりは意表をつかれました

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2016年11月21日

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ネタバレ

【171冊目】今作も面白かった。今回は最初から頼れる相棒だった官僚役の廣瀬。恋が始まるかと思ったらそうではなかったみたい。
今回のテーマだった遺跡の偽造(正確にはちょっと違うけど)も、現実の捏造事件に着想を得たもので、興味深く読ませていただきました、

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2016年11月20日

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扱う分野が難しすぎたかな。プロット上、専門用語が出てくるのは仕方ないにせよ、万能鑑定士のような読み易さはないなぁー

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2016年07月25日

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ネタバレ

真実を追求し、正義は勝つ! シーンがとても気持ちいい作品です。

霞ヶ関で一日中椅子に座って微動だにしなそうな事務官のイメージでしたが、水鏡推理シリーズを読むたびに、意外な仕事っぷりに驚かされています。事務官がこんなにも肉体労働だとは知りませんでした。あくまでもお話なので、想像の部分もあるのでしょうが、それにしてもリアリティ溢れる熱の入った行動をする主人公でありヒロインの水鏡には頭がさがります。

今回は人面塚が突如山に現れる奇想天外な内容の地質学が軸でしたが、内容がとても難しくてわからなくても、複雑さを雰囲気で感じることができてとても面白かったです。水鏡も地質学のことがチンプンカンプンで頭をかしげるあたりが共感できて、難しい内容でもすんなり読めました。

今回の水鏡のパートナーである官僚の廣瀬は庶民的な考えや正義感も持ち合わせていたので、読みながら頑張れ! と応援しました。
水鏡は気持ちいいほどの猪突猛進なので、読んでいてハラハラしますが、正しいと思った行動を取ってくれるので、最後には必ず爽快な気分にしてくれるのでとても好きなキャラクターです。

今回は土にまみれて大変怖い目にもあった水鏡ですが、一生懸命正しいことを追求する姿勢がとても潔く、読むと爽快な気分にしてくれます。いままでの登場人物のなかで恋人になるのかな? と思った登場人物が何人かいたので、機会があればぜひ恋愛が絡んだお話も読んでみたいと思いました。

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2016年07月17日

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世紀の大発見と偶然出没した人面塚がリンクするお話。 
悪意と善意と不正と捏造と偶然と気遣いが積み重なって起こった出来事。悲しい結末。 
毎巻、水鏡のパートナーが入れ替わる。こっちではそういう色は出さないようにしてるのかな。 



そしてなんとQシリーズの最終巻が講談社から出るとのこと。これほど悲しいことはない。角川は講談社に負けたんだ。講談社許すまじ。まぁとりあえずこの話は最終巻を読んでからにしよう。

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2016年07月11日

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ネタバレ

シリーズ第3弾
今回もまた小難しい技術がでてきますが
やはりインチキ
わかってしまえば、なーんだ とうことになるけれど
インチキを証明せよ、となると難しい。

今回、水鏡さんの監視役としてあてがわれた廣瀬さん、いい感じです。
「自分の学歴をコンプレックスにするな。誇りに思っていればいい」
 (⇒ はい、そうします)

また、松岡氏はいつも、時事ネタを織り交ぜてくるので、
発売直後に読むのが面白い。

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2016年07月05日

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今回はいつもと違い、相棒の官僚も主流にはなれないまともな人(官僚としては異端)で、水鏡とも相性バッチリ。
お偉方はいつものように保身と出世にしか興味ない面々。責任を押し付けられても左遷させられる場所があるだけ、まだマシだよね〜と民間人は思うわけである。

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2016年06月22日

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小さな山村に突如出現した人面塚と隣の村で起こった地磁気逆転現象という謎に文科省職員(事務官)である水鏡瑞希が挑むことになります。何故、文科省が?と思いきや今回起こった地磁気逆転現象を教科書に記述するか否かということで謎にかかわることになるのですが、関係者たちの嘘や隠し事を瑞希が暴いていく中で最大の謎である人面塚の発生と地磁気逆転の真相に行きつく様子は面白いのですが、そう見せかけて官僚をも駒にする省庁への批判も描かれていたように思います。

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2020年05月02日

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今回は相方の感じが良かったなぁ


ちょいちょい本当にあった不祥事ディスるのが良い

2018.11.3

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2018年11月03日

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地球に新たな時代、チバニアンが命名されたのと時を同じくして本作を読んだため、非常に興味深く楽しむ事ができた。ただ本シリーズ通して言える主人公の推理描写…これがどおしても薄い、というよりほぼ描写されていない。まあ推理小説であるならば『後半で一気に種明かし』はしかたがないのか…?

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2017年12月13日

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この作品も知識増えた感満載にはなるんだけど、、、。

地層と人面塚の謎を暴く為の、ネタへの導引というか切り替わりが強引すぎなような。

毎度、この作者の作品は一歩引いてしまうし感情移入がしづらい。(と言いつつ、読んでしまう、、)

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2016年07月27日

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文科省事務官・水鏡シリーズの第三弾。
今作は地磁気逆転と人面塚がテーマ。それなりに面白いが、テーマがテーマだけに専門用語の多さにうんざりした。一応、わかりやすく解説はしてくれているが、テンポが悪くなっていた気がする。
それでも、幹部や官僚に刃向かっていく調子は心地よい。

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2016年07月11日

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2016/6/23e-honで購入。
官僚の中で、総合職と一般職の軋轢になんとも言えない憤りを感じる。
学歴がないこと。
廣瀬が言った。
「自分の学歴をコンプレックスにするな。誇りに思っていればいい」

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2016年06月25日

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今までのキレッキレな感じがちょっと減ってきたかんじする。
小さな事件が集まった結果、話が大きくなっちゃってて、今回のサブタイ【パレイドリア】はオマケみたいな事に…

ただ、松岡作品あるあるの時事ネタはいいね
やっぱみんなのお金の使い込みは良くないよな〜、うんうんw

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2016年06月22日

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