【感想・ネタバレ】水鏡推理2 インパクトファクターのレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

まさかの続き方!第1巻のメンバーは主人公である水鏡瑞樹以外は全て総取っ替え。
続編のパターンを根底から覆す展開にはビックリ。本作は世間を震撼させたSTAP細部捏造疑惑をベースとした理系ミステリー。題名の通り公務員試験では必須の判断推理で謎を解いていくという軸がしっかりとしているのでエンタメ小説として読み応えある作品。次巻にも期待!

0
2016年04月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

皆さんご存知ですか?研究論文が掲載されている雑誌にインパクトファクターなる雑誌の価値の高低があることを。久しぶりの水鏡瑞樹。今回は不正研究の真相を暴くため外国まで乗り込み説教を垂れる、遠山の金さん、スカッとしました。私も研究者の端くれですが、研究不正は考えもつかない。いずれAI技術が発展すると、捏造などは一発で分かるでしょ。研究の審査委員にはインパクトファクター主義者はいますので、この偏重が論文不正を呼んでしまうのですよ。私のインパクトファクターの合計は450ですが、この値にあまり意味はない!

0
2020年08月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

前作の心を通わせた仲間たちと新たな敵に立ち向かうのかと思いきや、まさかの水鏡以外移動!そうですよね、公務員は移動しますよね。
新たな仲間と対するのはリケジョ。数年前のあの事件を彷彿させます。この小説の終わり方とても良いです。

0
2018年08月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

再読。STAP細胞問題をモチーフにした話の構成。最後の瑞希の記者会見の中の言葉「道を踏み外した事実があったにせよ、人間性まで否定される謂れはないということ」という言葉はその通りだと思う。何故、そう思うかは上手くは言葉に表すことはできないけれど、真実を知った上でそういう事は考えるべきだと思う。インパクトファクターの件も然り。その実験が実証されたか否かに関わらず権威がある雑誌に載ったという点だけで公共機関が支援するというような仕組みにゾッとした。次からは始めて読むので、楽しみに読んでいきたいと思う。

0
2017年04月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

水鏡推理シリーズ第2作。あのSTAP細胞騒動を思わせる作品。自然治癒する人工血管論文発表後、論文の捏造疑惑がおこり、その責任が瑞希の小学生時代の同級生、大学院生如月智美に押し付けられようとする。誰も追試が成功していないというところもそっくりだった。読者の興味をひくのはいいと思うが、今回は解明の段階も杜撰で方法もよくある手品の応用だった。

0
2016年12月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

【170冊目】ジャンル的にはあまり読まないライトノベルに該当するのかもしれないけど、かなり面白かった!STAP細胞の話をモデルに、本当に目に見えていたことが全てなのか、あの騒動の真実をきちんと明らかにする必要はなかったのかというみんなが抱えていたモヤモヤを、ノンフィクションですっきりさせてくれた本。
まぁ、オチは水鏡が得意とするいつものチープなインチキを暴くっていう感じなので、ご都合主義なのは否めないんだけど笑。ただし、そこに至るまでの騒動の展開の仕方や、水鏡たちの態度の方が興味深かった。自分だったらどうするだろうと考えざるを得ない!

0
2016年11月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

今回は瑞希が、小学校の同級生・智美が発表したFOV人工血管に関する捏造疑惑を解明しようとするストーリー。
流れはまんま、STAP細胞の捏造疑惑。若い女性が発表した研究で一躍有名になり、マスコミに持ち上げられ、でも捏造疑惑が持ち上がり、日本全国から袋叩きにあうという…。不倫疑惑から、自殺(未遂)までまるまる。読みながら「松岡さん、これどう収拾つける気⁉︎」とハラハラしてた。ここまで似せて問題じゃないのかと。
でもそこは流石、きれいに、なんというか納得がいくかたちでおさめてくれたわ。スッキリ。
ただ最後の記者会見の場面は、そこまできれいじゃなくて良かった気もするんだけど。

0
2016年08月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

一作目に続き、文科省の不正研究調査チームの水鏡瑞希が人工血管の研究の調査に乗り込む。
研究のリーダーは旧友だった。
旧友がかつて犯したカンニングから疑念が晴れない瑞希は旧友の智美を問いただす。
次第に明らかになる真相は、まぁそれほどびっくりとはなりませんでしたが、疾走感の、ある作品で読みやすいです。

0
2016年04月23日

ネタバレ 購入済み

事件部分以外の捉え方

本シリーズの2作目の作品です。現実のSTAP細胞問題に通ずる事件が大きな展開になります。
提案した新発見の事案に対し、様々な不具合や不正が散見され、この事案に対して疑問視の目が向けられます。この事件が不正にあたるのか、主人公が真相を求め奮闘していきます。
今回の中で、もっとも印象に残るのは事件そのものよりもマスコミのあり方。報道はすべてのように扱うことで、どれだけ偏見な目で見られてきた人がいるのだろうか。最後の主人公の報道陣に向けた会見の言葉が何よりも痛切に響く表現で表されています。
人間はミスをします。でも、それ1つですべてを全否定するような報道の仕方をする今のマスメディアのやり方は歪に感じますね。

0
2016年03月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

シリーズ第2弾。今回俎上に載せられるのは、自然治癒能力を有する人工血管。世紀の発明と研究班リーダーの美人女子大生とに熱狂するマスコミ、しかし次々と専門誌掲載の論文の不正が指摘され…。どこかで聞いたような話をなぞるかのような展開に「大丈夫か?」と思ったけれど全くの杞憂だった。しかし、一流の研究者たちがあんな子供だましの手品に騙されるとは。義務教育課程への手品教育の導入を文科省に提案したいくらい。

0
2016年03月04日

「小説」ランキング