奇妙な洋館に住む人形と影の不思議な日々…。
舞台は、顔のない一族「シャドー」と、その顔役として仕える「生き人形」たちが住む洋館<シャドーハウス>。シャドー・ケイトに仕える生き人形・エミリコは、ドジで失敗も多いけれど、ケイトの役に立てるよう一生懸命。毎日お部屋を掃除して、ケイトの「顔」として働く。そんな日々の中でエミリコは、「生き人形は余計なことを考えてはいけない」という教えに反して、「シャドーハウスってなんなのでしょうか?」と疑問を持ち始めてしまう…。
本作の魅力は、表向き幸せな日常の中で常に漂う不穏さです。エミリコたちは、「生き人形はシャドー家の役に立たなければいけない」という教えを信じて、どんなひどい扱いを受けても毎日幸せそうに働きます。生き人形たちが徹底された上下関係に疑問を全く持たないのはなぜなのか?この洋館には何か秘密があるな…という雰囲気がたまりません。
洋館と秘密、この言葉にピンときた方はぜひ読んでみてください。
一緒にこの不思議なシャドーハウスに迷い込みましょう。
感情タグBEST3
少しずつ明らかに
シャドーハウスの秘密やケイトの過去が少しずつ明らかになってきました!ここからどう三階住人や偉大なるおじいさまを攻略するのか楽しみです!
Posted by ブクログ
ケイト様過去編。
真相をここで明かすために丁寧に積み上げてきた伏線が見事で、もう一度1巻からしっかり読み返してみたくなった。
初期の不可解なケイト様の態度と不自然なエミリコの動き、そういうことだったのかー!
ケイトの過去編
これまでケイトが何を思って、どう行動してきたかが
ようやく明らかになりました。
1人でよくここまで頑張ってきたなぁ。
ケイトのことがより好きになりました。
この巻で、ある意味ようやくスタート地点に立った感じ。
1から読み直したくなる…。
ここからの展開も楽しみです。
Posted by ブクログ
ケイト様の過去が明かされる回。
ケイト様が落とした木の枝を気に入ってずっと持っていたモーフがジョンになって、モーフの頃からジョンらしいなと思った。
ケイト様を1人で育て上げたお祖母様の名前、エミリーからエミリコと名付けたことがわかって、胸が熱くなった。
ケイト様、頭が良くてしっかりしてらっしゃるなと思っていたが、1人で大きなものを抱え込んでいたんだなと感じた。
エミリコや仲間達と出会えて本当に良かった。
幸せになってほしい。
―――
1巻目から再読。
最初の1ページ目の「あるところに貴族が住んでいました〜」の部分、1巻目と同じデザインになっていて、1巻目と比べると、伏線になっていることがわかる。
モーフが人に襲いかかる事件を起こしたのは誰なんだろう。
なんで人間がモーフを引き渡しているんだろう。一体化が済んだ大人が顔を出していただけかな?
エミリコがサーカスに潜入したケイト様に向かって「やっぱり私は死んでしまうんですか…?」って言ったシーン、9巻と10巻の同じ位置に描かれている。
一体のモーフが、リッキーの前に立って、他のモーフを近付けさせないような動きをしていて可愛い。あの子がパトリック様になるのか。
本当の再会
ケイトの話を聞いてエミリコが全てを思い出し、改めて再会の喜びを分かち合うシーンはとても感動した。同期達も記憶を取り戻したり、星付き達もお互いに団結して大人達に反抗したりと、シャドーハウスの中で大きな転換期が訪れていると感じられた。
あんまり進まない!
ケイト様の誕生秘話!
濃く深く知っておくべき話なのはわかりますが、これだけで終わってしまうのは、ちょっと物足りないです。
同期のみんなも出てこないし、、。
早く次が読みたいです!