感情タグBEST3
感情が揺すぶられました。
前半はオリバーの不調を支える仲間たちとの話。後半は箒競技でのアシュベリーの話です。
オリバーが絶不調に陥り不安な心中を吐露するシーンでは、仲間の皆の優しさと彼らの絆の強さに感動しました。皆、とても成長したなぁ。
アシュベリーの箒競技のために生きているかのような凶器と苛烈さには圧倒されました。死後の世界があるかわからないけど、どうか2人幸せに。
この物語の魔法使いは常人である私には理解し難いけどとても惹かれます。
読み応えがあり、余韻の残る一冊でした。
Posted by ブクログ
うわあ、これは泣く、泣くだろう!
なんちゅうお話を綴ってくれたんや、ほんまに。
感動で言葉がおかしくなったけど、いやあ、これはすごいわ。
前半は不調に陥り苦しむオリバーを仲間のみんなが助け合う姿に、後半はアシュベリーの圧巻の箒競争に、何度泣かされた事か。
中でもいつもナナオの真摯な態度と言葉が胸に刺さった。
・友の身をを案じて付き添った。ただそれだけにござる。
・むしろ強くなってござる。
・仮令天地が覆ろうとそれは決して貴殿を裏切らぬ。
・泣きやるなオリバー…どうか泣きやるな。
・拙者にはでき申さぬ。そのような涙を前にして木偶のようにただ見ていることなど。
・オリバーと一緒にいたくござる。
・ひとつ、大事なお話がござる。拙者と共に会いに行かれぬか。
・どうか今一度校舎へ足を運ばれよ。貴殿が愛する、ひとりの箒乗りのために。
・どうか良き旅を。
これらの言葉の数々が彼女の掛け値無しの心情と真心でこちらの胸にも真っ直ぐに刺さってくる。良いなあ、すごく良い。
ラストの箒競技のタイムアタックの展開と結果、そしてその後のアシュベリーとモーガンの結末が誇らしく切なくて悲しくてそれでいて愛おしい。
うん、泣くなこれ、泣くでしょうよ。
サイコーだった。
いま、一番の期待作です
必ずアニメ化される作品です。
主人公の葛藤と仲間との友情、愛情は、この作品以外のラノベではなかなか見れません。
ラノベの本流は、今放送中のアニメだと、「魔王学院の不適合者」が当てはまります。
しかし、私が好きなラノベは、「七つの魔剣が支配する」の方です。
もちろん常識破りな「魔王学院の不適合者」 も読みますが、圧倒的に記憶に残るはこちらの死をテーマにあつかった作品です。
この作品では死ねを魔にのまれると表現し、道端のそこかしこに魔か蔓延っています。
死を扱うということは、死と表裏一体の生を扱うということ、この登場人物達がどのように命を燃やし尽くすか楽しみでなりません。
さて、死をテーマにする作品は他にもあります。
灰と幻想のグリムガルや、終末なにしてますか?、リゼロ、86などあります。
七つの魔剣の6巻を読み終わったところで、ふと今までの死にゲーラノベと違いがあると思いました。
七つの魔剣の死はありふれているんです。
他の作品の方が死んでる人自体は多いのかもしれません。
しかし、死が多いからと言って、死が軽いわけではありません。
むしろ盛大に煽ってきます。
物語を激しく揺さぶり、読者の心も苛みます。
七つの魔剣は、一巻に一人くらい死ぬイメージです。
それぞれの死んでいく人は魅力的で、丁寧に描かれ、死んだときは悲しいのですが、読み終わったときには不思議とその死を納得しています。
他の作品の登場人物が死んだら私は悲しみ苦しむのですが、七つの魔剣の死は心穏やかに迎えられます。
Posted by ブクログ
ナナオとオリバーがらぶらぶでたいへん美味しかったんだけど、物語の序盤で『殺し合う宿命』とか、そんなようなこと書いてなかったかしら? ニュアンス覚えていないけど! 前作のヤトリのことがあるから、この作者何をしても驚かんぜよ……。
ってか、ラストの強烈なエピソードにびっくりだわ。全速力でぶっ飛ばしてんな。
あ、早く二人はくっついて欲しいです。(作文)
引き込まれた
不調のオリバーを支える友情はもちろんのこと、箒乗りにかける心の在り方を丁寧に書いていてまるで当事者になったかのようでした。箒乗りの最期は魔へ挑む情熱と儚さ、そしてパートナーへの愛情を感じて胸が詰まりました。
胸熱くなる!命懸けの世界最速
復讐を遂げていくオリバー達ではあったが、強敵を前に諸刃の剣とも言える方法で打ち倒したオリバーの身には変化が起きていた。
そんな彼を支えるのはやっぱり友の存在なのだと改めて認識したのだが、彼の目的・復讐と彼らの存在は相容れないものだと思ってしまうのは私だけか?
前回の巻では死闘とも呼べる復讐劇を、今回の巻では箒試合をメインにした幕間的なお話。
それでも世界最速に命を懸けたもののお話は読んでいてとても胸が熱くなった!
一つのことを貫く生き方は覚悟が必要で、楽な生き方ではないと私は思うのだがそこに注がれる熱量は膨大で、そんな生き方に憧れてしまう。