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Posted by ブクログ
【数多の命を火にくべて、罪で汚れた身で復讐した果てに】
新たな魔法生物学と異端に対する知識を吸収するオリバー達は、次なる仇討ちのエンリコとの死闘に身を投じる物語。
異界とは何か、異端が産まれるプロセスを学び、この世界の成り立ちを知るオリバー達。
異端との闘いで、数々の魔法使いは命を散らした。
その無数の命を糧にしてエンリコが産み出した生体ゴーレム。
そんなエンリコの哀しき過去を知ろうが、この復讐の炎は途切れる事は無い。
母の魂を使いようやく仇敵を打ち取った少年は、全てを欺き宿願を果たす中で。
次なる暗闘に身を捧ぐのだ。
2人目への復の
キンバリーの教師の規格外の強さと人格破綻の描写が凄まじいです。
32人で挑んで11人の死亡者が出ましたが、同志の復讐の動機は何なのか気になりました。
オリバーの母クロエの天才ぶりも垣間見ることができました。
Posted by ブクログ
ほぼ一巻丸ごと第二の復讐編。
最初の復讐と違い多人数での総力戦だった。
その戦い云々よりも、オリバーが背負っているもの、復讐のために犠牲にしたもの、受け入れたものが壮絶過ぎて中々苦しい。
このある意味闇の中に居るオリバーと剣花団の仲間たち、とりわけナナオが今後どう関わって行くのか、色んな想像ができてとても興味深い。
ナナオには出来ればオリバーの光となって欲しいけれど、さて…
Posted by ブクログ
エンリコ先生と対決する巻。エンリコ先生の過去と、オリバーの母、クロエの過去が交錯する内容で、昔なにがあったのかや、どうしてオリバーが復讐しているのかが少し明かされる。
まだまだ先は遠く、この復讐の流れにナナオがどう関わっていくのか気になる。話は凄く面白かったが、内容が暗いので星四個。
Posted by ブクログ
オリバーの内面が改めて深く知れた回だったのとあまり好きではなかった先生が今回焦点を当てられていたので敵だが憎めない、好きにもなれないけど嫌いになれないという魅力があるという絶妙さが良かった。
主人公の根底を知る二つ目の復讐
物語は二つ目の復讐へと大きく動き出す。オリバーの根本的な性質をストレートに感じることのできる闘いだった。いつも友人達に気を配る彼は、母親と約束したように心から優しい性質なのだろう。それでも復讐に取り憑かれる程の憎しみがどうして生まれたのかの一片を垣間見る事ができた。こうストレートに描写してくるのは本当に凄い。読んでいて、彼の境遇を悲しく思いながらもその優しさと憎しみがひしひしと伝わってきて、それで周りの仲間も動かされてっていうのがアツい。ちょっでも人に優しくできる っていうのは大切なんだろうな。