ゲイバーで働くしのぶの店に、たまたまやってきたノンケのマコ。人と関わることを避け、日雇いの現場を渡り歩くマコでしたが、あることをきっかけに、しのぶの部屋に入り浸るようになります。常に男がいないとダメなしのぶと、人嫌いのマコ。最初は噛み合わない部分もあるのですが、時が過ぎるにつれ、互いをかけがえのない存在だと感じるようになります。
ゲイバー仲間たちとも打ち解けたマコ。穏やかな日々が続くと思ったその時、しのぶに大事件が……。このことによって、マコ自身や、周囲の人間たちにも変化がおとずれます。
ここからあとは、もう涙なしには読めないんです!人の優しさや誠実さ、そして誰かを愛すことの尊さ……さまざまなあたたかい感情が押し寄せてきて、スマホを握りしめながら滂沱するばかり……。シリアスな中にも笑いがあり、読後感は上質なヒューマンドラマを見た時のよう。
ゲイバーのオネエたちを筆頭に、登場人物がみんな生き生きとしていて、彼らの仲間に入りたい!一緒にマコとしのぶを応援したい!と思ってしまうこと間違いなし!です。
感情タグBEST3
まこちゃんは優しくしのぶを支えるパートナーでありたい。頼もしいしのぶと一緒に過ごした時間より、眠ったままのしのぶを支えた期間が長かったまこちゃんは、しのぶが目を覚まして自分の手から離れていってしまうような感覚にギャップがあって、幼少期のトラウマも重なって怖いんだろうな〜。
どうか幸せになってほしい、、、。
匿名
幸せになってほしい
購入したはいいけど読む勇気がなく、数日あたためて読みました。
思ってたより心穏やかに読めたので良かったです。
ここまで辛くて辛くて。
落ち込むから読むのやめたいけど最後まで見届けなきゃっていう謎の使命感が…
今はすれ違ってるけど、2人が本音で向き合って幸せになってくれるよう祈ってます。
ハピエン希望!!!
あと松木さんが好き!パスタ食べたい!
切なすぎる!
しのぶもマコちゃんもお互いに相応しい相手になろうとして頑張って、すれ違っていくってどういうこと!あ〜、ふたりとももっと自分の抱えてる不安や弱さをさらけ出して!相手を思い過ぎて身を引くなんて馬鹿らしいことやめて〜!
ふたりの心からの笑顔が見たいよ!
しのぶの名前が明かされる時、最終回を迎えるのかな?早く6巻が読みたい!
トラウマ
10年は長い。前巻では東條さんのことが気になっていたのですが、今回はこの年月の重さの方が苦しくて。しのぶの心はまだ28歳のままなのにマコたちは10年という時間を生きてきた。どうしても二人の間にはズレが生じるし、傷つけまいとすることで傷ついていく2人を見ているのが辛い。そこへマコのトラウマ。作者さんはどう落とし所を持っていくのだろう。それにしてもマコトの色気というか魅力がすごい。