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ゆっくりと前進
それぞれが本当にゆっくりと前進している。作家さん、うまいなぁ。前の巻では全員の過去を、この巻では勇気をもって前にすすむ機会を与えている。一巻から集中して読めましたが、巻を進むごとに深く、そして面白くなっています。面白い。
好きなお話です
最初は、主人公が妙齢になって地元へ戻って。。。といういつものパターンで始まったな~と思いましたが、西先生はやはり話がうまいですね。
小鳥遊という謎の人物の正体や狙いはなかなか明かさず、ただの恋愛物になるのかと思いきや、同級生3人の恋愛も絡めてきて大人の話になっています。
これから4人がどうなっていくのか、着地点がなかなか予想つかず楽しみな作品です。
Posted by ブクログ
臆病な人間が相手から手痛いしっぺ返しされたらそりゃ、只でさえ自信ないのに立ち上がれなくなるでしょ。例えそれが美人でスタイル良くて仕事も今までは成功してた人なら。人って周りの何百人の人に認められて褒められたりしてもこの人って相手に認められないと駄目ってあるんだよ。そんな漫画が西さんの根底には流れてると思う。そう言うタイプの人の気持ちが分からないとキツいんだろうな。まさにこの巻はそのペーソスが満載でした。切ないすれ違い。ボタンのかけ違いのような…。
決断
東京を中心に展開するコーヒーショップの本店で働く小松薫は40歳の独身女性。
地元角島の支店が売り上げが減ったことから転勤を命じられるが、その支店は一人のバイト男性によって勝手にコンセプトを変えられて田舎の喫茶店に成り果てていたのだった。
人手不足からその男小鳥遊を雇わざるを得ない薫は彼から肉体関係を持ちかけられたりキスされそうになるが、その理由は薫にセクハラをし店をやめさせ乗っ取ろうとしていたからだと彼に告げられた。
一方副店長の鈴木は本店に行った時に支店の状況を社長に知られてしまう。
話の中で社長はその男が有名なフレンチレストランねシェフだと察する。
薫に対して小鳥遊の素性を伏せるように鈴木に口止めした社長は現状のまま店を続ける事を許可したのだった。
香織は知り合いの寿三郎を連れて修子の元を訪れた。
お互いの顔を見た二人は合コンで会った事のある相手だけに気まずく会話が弾まない。
しかしそんな二人を見た香織は気が合いそうだと思うのだった。
フレンチのシェフとして働いていた小鳥遊がどうしてあの店にたどり着き今もあそこで働くのか気になる終わりだった。
Posted by ブクログ
そろそろ終わりが見えてくるのかな……な4巻。コーヒーに人が集まって来るシーンは良い。本当にそんなにあることではないけど、肩の力を抜いた途端視界が開ける事って、ある。