女性だけの歌劇団付属の音楽学校で繰り広げられる、
全力女子たちのキラキラ★青春群像!!
体も志もビッグ、天真爛漫さがまぶしい
浅草育ちの渡辺さらさがヒロインで、
彼女のぐいぐいと物語を進めていく力強さが
作品自体の魅力にもなっていますが、
この作品のもうひとつの見どころは
「さらさを見つめる人々の視線」です。
さらさと友情を育み、共に成長する元アイドル・愛
(ツンデレっぽいところに超グッときます)、
さらさをはじめとする生徒に振り回される安道先生、
そしてそれぞれバックグラウンドを抱えている同級生たち…
彼らが、すでに突出した存在でありながら
まだまだダイヤの原石であるさらさを
どのように見出し、育てていくのか。
圧倒的な才能が育っていく楽しさを味わえる作品です!
感情タグBEST3
面白い本当に
本当に大好きなかげきしょうじょ
友達におすすめしたら「私このヒロイン苦手なタイプかも」と言っていましたが、読み進めるとわかります。ただ明るいだけの主人公じゃない、抱えてきた闇や悩みがある。そこがいい!!!!!!!!!!!
さらさと暁也の過去話、重い部分がありつつも決して陰鬱になることなく物語に厚みを増している。
初めての友達であるさらさの言動に一喜一憂する愛がスペシャルにかわいい。
切ない
今回はさらさの実家訪問からの、過去編。女の子ということ、自分では選べない生まれ、それなのに持ってしまった才能の重み。新しい夢がきっと、彼女を進ませてくれる。
さらさの過去
今回でさらさの父親や歌舞伎に関する過去がわかります
そしてさらさの彼氏のあきやくんも出てきます、イケメンでいい子です
なんか愛のさらさ好きがあがってません笑?初めての友達だからでしょうね
微笑ましいです
かげきしょうじょ!!の中でも特にこの2巻がすごくおもしろくてお気に入りです。さらさの幼少期が読めるのですが、生い立ちに謎が少し残っているところに惹き付けられます。
愛ちゃんが表紙だけどメインはさらさの過去です。さらさがどのように子供時代を過ごし、トラウマを抱えたのかが判明します。トラウマをさらさが乗り越えられる楽しみです。
アニメを見て
アニメの1話を見て、絵もきれいだし、面白そうと思いました。アニメは、原作のシーズンゼロにあたる入学前から始まるので、数話見てから読んだ方がよかったかもしれませんが、とても面白かったです。昔、はまっていた藤田和子さんの『ライジング!』を思い出しました。作品の雰囲気や主人公のキャラ、歌舞伎の世界も絡んでくるところなどが『ライジング」とは違っていますが、これにもハマりそうです。元アイドルの愛ちゃんも気になります。
暁也の闇と光・さらさの再出発
こどもだもの、ちょっとした嫉妬やいたずら心で行動してしまう事があるのは当然。
「普通の家」ならば、それだけの事で済んだはず。
「知る事」が早いか遅いかだったとしか言いようがないが、やはり残酷に見えた。
けれど、今のさらさには、新たな夢がある。
それでもさらさの涙には、こちらも涙を誘われた。
愛のエスパー発言に救われた気がした。
Posted by ブクログ
歌劇も歌舞伎も見たことないけど、でも興味はあるジャンル。ドロドロの裏事情とか、勝手に妄想してしまうけど、テンション高めの主人公のせいもあり、カラッとした作風。なかなか好感度高し。
夏休み
紅華は夏休みに入り、さらさと愛はさらさの祖父の家で過ごします。そこには暁也が待っていて…。
さらさが歌舞伎から離れることになった過去が明らかになります。さらさの血筋に関しては明確にはなっていませんが、何となく複雑そうです。
迷えるさらさへの暁也からのアドバイスは真っ直ぐに届きます。別の舞台に立ってはいますが、今でもライバルのような関係のようです。何故彼氏彼女と称しているのか気になります。
不器用ながらも初めての友人を大切にしようとする愛がいじらしいです。
Posted by ブクログ
暁也くんのお話をメインに、さらさの過去と背景が語られていく2巻。
「才能」と「努力」のお話には「羨望」「嫉妬」「劣等感」がつきもの。
畑も性別も違うけれど、いろいろ身につまされます。涙も出ます。
でも今巻も面白かったです(^^)。次は12月とか…早い! 嬉しいです!
Posted by ブクログ
まっすぐで陽な主人公のキャラクターと陰キャの元国民的アイドルフループ出身のお姉ちゃんの対比が良い感じ。
だけど、48グループは宝塚と違って確実に衰退していくだろうから、このあたりが将来的に「古いお話」に見えてしまいそうなところがちょっと心配。
Posted by ブクログ
前巻ラストで安道から衝撃の一言を貰ったさらさは失意のまま帰郷…
そこに愛が同行して、道中では驚きの出逢いも有ったし、さらさもいつもどおりの賑やかさを見せるのだけど、ふとした瞬間によぎる影は消すことが出来ず
さらさの根幹を揺るがすような事態の中で描かれるのはまさしくさらさのルーツと言える物語だね
さらさは紅華入学時点から高身長とその天真爛漫さによって人の目を引く存在だったけど、歌舞伎の稽古をしていた頃から別の意味でも人の目を引く存在だったのか
その生まれから歌鷗の後継者として他人も自分も意識してしまう暁也。そんな少年の隣に立っても負けないくらいの存在感を放っているさらさは普通じゃない
その普通じゃ無さは紅華においては序盤は周囲から浮く原因と成り、いつの間にか周囲を引っ張る力となっていた
けれど、暁也との関係においてはひたすら暁也にプレッシャーを与える存在となってしまっているね。勿論、暁也がその窮屈な人生から追い込まれていた側面はあるのだろうけど、そこでさらさの存在が脅威になっていたような気がしないでもない
歌鷗が見ている前でさらさの方が目立ち、舞台で手本にならなければと気張ってもさらさの方がしっかり構えている
トドメに聞いてしまった噂話。これでは暁也がさらさに勝っている点なんて性別しか無い。だから自分を保つためには誰かにさらさの輝きを止めて貰うしか無かったのだろうなぁ……
子供心の一時の意地悪。それがさらさと暁也の運命へ決定的に影響してしまう哀しさ
そもそも女であるさらさが助六になるなんて無理な話だった。けれど、周囲の人間がさらさの輝きに夢を見てしまったように、さらさも夢を見ていたんだよね。
無理を無理だと子供に教えてしまう。そんな無慈悲が許されていいわけが無い
そして、許されない事をしてしまったと最も理解しているのは暁也自身なんだよね
さらさを強く傷つけ、さらさ祖母の葬儀には参列できず、稽古仲間や家族には無闇な反発をしてしまった
なのに、さらさの祖父には許されてしまった。それでは自分を許せない。だからこそ、暁也は誓うのだろうね。さらさから奪ってしまった助六の夢、それを目指すと
さらさは歌舞伎をルーツに持つから個性ある演技ができないように思われた
そのように行き詰まっているさらさ相手だからこそ、一度は行き詰まりかけた暁也にアドバイス出来るものが有ったのかもしれないね
さらさの歌舞伎はあの時から止まったまま。
そして歌舞伎は昔を再現しつつ新しさも取り入れ続けている。だからさらさは行き詰まりを解消するためにこのタイミングで再び歌舞伎に触れる必要があったのかもしれない。
助六の光景はさらさが舞台に立った時のまま。けれど、その中にいる暁也はあの時と違って堂々としていて……
この瞬間にさらさは本当の意味で自分は助六になれないのだと納得したのかもしれないな……
そして、アニメでは結局明かされることが無かったさらさ出生の秘密が……!そうか、そっちだったのか!
こういった背景を知ると、さらさが助六に憧れたのは当たり前の運命だったのかもしれないな……
おもしろかった。
最初はあまりおもしろくないかなーとか思いながらも1巻からてにとってみると、本物の宝塚をみているような気分で世界に引き込まれました。さらさたち仲間とのやりとりも現実っぽくて好きです。
過去
さらさの過去に触れる一冊。
誰よりも才能があっても性別という努力ではどうにもならない壁に阻まれてしまう。
乗り越えて、今の居場所を見つけるまでのお話が描かれている。
個人的には常に警戒心MAX愛ちゃんのツンデレ感に癒やされる。