感情タグBEST3
閑話
イギリスから帰国後、リチャードの態度が明らかに軟化していますが、鈍感な正義は特別扱いを受けていることをよくわかっていないようです。
今回はラナシンハ氏とリチャードの出会いや、日本語学習の恩師との再会など、リチャードの過去にフォーカスしたストーリーが多く含まれていました。次巻で第1部が完結するようですが、正義を中心とした話になるのでしょうか。進路に迷っていることもあるので、どのような道を選択するのか楽しみです。
Posted by ブクログ
シリーズ5
リチャードとシャウルさんの出会いのお話
こっちも4巻に負けず劣らずヘビーな内容
子どもの時のキュートなリチャード坊ちゃん登場!
とはいえ、智恵子さんに会えて良かった♪
そしていつものお約束の、正義のボケもw
人の強さとか、優しさとか
たくさんの気持ちも受け取ったなぁ
就活に悩む若者にも読ませたいw
若かりし頃のリチャードさん
がこんなにたっぷり読めるとは…!ジェフリーの裏切りシーンや、フラッシュバックなど痛々しくもありましたが…モニカちゃんへのへの思いやりなど、どんな時も心優しいリチャードさんに改めて感服でした。
それに小さい時のお話まで…!6〜9歳のリチャードさんに懐かれるとか、智恵子さん羨ましい…!(その分ご苦労もされてましたが…)
また、正義くんに対するリチャードさんの態度の端々に表れている気持ち…もう早く正義くん気付けー!って感じです…!!笑 自分の気持ちにも!!
Posted by ブクログ
リチャードの遺産相続問題のゴタゴタ内容は前巻で知れたけど、シャウル師匠とどう出会って何があったのかは未だに明かされてこなかった。
けど、今回の巻で2人がどう出会ってなんで宝石商にリチャードがなったのかと言うきっかけが読めたのがとても楽しかった。
シャウル師匠には是非朝が弱い弟子の話や香港での話を今後聞かせて欲しい!
リチャードをとりまくゴタゴタ問題が解決して正義との間に流れる空気が以前よりぐっと親密で穏やかになったのが読んでいてとても心地よかった。
Posted by ブクログ
表紙! リチャードがなんだかくたっとしていて、正義くんがぱりっとしている。新鮮でよかった。
リチャードの過去話もようやっと! あの無鉄砲で投げやりに見える行動、正義くんに似ていた。リチャードと正義くんは生まれも育ちも違うけど、どこか通じ合う子どもの部分があるんだな。一介の宝石商と単なる大学生として出会ったのに、無力感に苛まれる子ども同士の心が触れ合っているさまを見ている気がする。でもたぶん、リチャードの方が少し先に大人になったので、正義くんを導いてゆけるのだなと思った。
Posted by ブクログ
遂に正義くん就活突入!うわぁー、これからどうなるのかな。安定志向みたいだけど、この性格では良い意味で日本の職場には合わなそう笑
今回はリチャードの過去話です。読んでいくうちに、レジに持っていくのが恥ずかしくなる笑
カバー絵のリチャード氏の姿の意味もわかりました。
Posted by ブクログ
リチャードが師匠シャウルと出会い、宝石商を目指すことになったきっかけ。リチャードが甘味好きになったきっかけ。リチャードの昔話が盛りだくさんだった。
Posted by ブクログ
本作ではリチャードの過去があらわになる。
師との出会い、母親や家庭教師など、実家の話など…優しさであったり、考えられないくらいの苦しみであったり、それらが今のリチャードを形作っていることがよくわかる。
人は皆過去を元に作られていく。
優しさも賢さもそしてそれを総括した「美しさ」も。
「挑むシトルリン」は叶わない恋の物語だ。
いうことは簡単だが言わないことはその何十倍も苦しく、自分を律しなければならない。
そして、自分が思うほど相手は自分を思ってはくれないこともある。
だが、相手が生きる世界を、相手が大切にしている世界を愛することはできる。
愛とは、人間とは、なんと複雑なのだろう!
「ジルコンの尊厳」では、「美とは『ある』ものではないのです。『見つける』ものなのですよ」(206頁)
「祝福のペリドット」では、
「自分が今まで何をしてきたのかと厳しく考える時には誰しも、己がうつろに思えるものだが、実際には自分で思っているよりもいろいろなものが入っているし、逆に考えれば、まだまだ詰め込む余地があるということでもあると。」(282~283頁)
とこの本は伝えてくる。
美の基準であったり、自分自身の評価であったり、そう言ったものはなかなか高くは評価できず、低い評価のままになりがちだ。
そんな苦しみを少し和らげてくれる。
少しずつ少しずつ、本は私を救ってくれる。
薄皮一枚ずつが積もって、以前よりずっと苦しまなくなった。
たくさんの言葉に触れること、それは必ず自分の救いになる。
Posted by ブクログ
リチャードと正義の掛け合いがこの巻も面白くてぐんぐん読める。リチャードがだんだん素直になっていってる。この巻のある場面で谷本さんが好きになった。ダンディなゴルゴ。
Posted by ブクログ
今回はリチャードの過去がさらに明かされ、人との出会いで救われて現在があるのだなとわかる
インドの結婚話は過酷でつらかった…
それにしても宝石商師弟の会話はこちらの知識が試されているよう
正義がいてくれての会話が読むのに調度良い
Posted by ブクログ
乙村さんの話は切なかったな。亡くなった方は戻ってこないけど、その想いは伝わった。
シャウルさんの話はさらっと読めたけど結構重たい話題だったな。
運命のような智恵子さんとの再会。まさか穂村さんの結婚相手があの方だったなんて!?正義のファインプレーでリチャードの肩の荷が少し下りたのかな。
エトランジェの美貌の宝石店店主リチャードの過去話。師匠シャウルさんが優しくて、自暴自棄になっているリチャードが立ち直るきっかけとしては最良の出会いだったと思う。その後の中田正義との出会いがより素敵なものとなったのだから。
Posted by ブクログ
リチャードも日本へ戻ってきたし、正義の就職活動はあるものの通常営業だな(^^)と思っていたら、まだまだ出てくるリチャードの過去話(゜゜;)そしてリチャードの年齢が判明!Σ(゚ロ゚;)
Posted by ブクログ
シリーズ第5弾。
今作はリチャードに纏わる色んなお話しという感じでした。
リチャードが死のうと思ったほどに辛かったという
伯爵家の相続騒動の話は、読んでいて痛すぎました。
それでもたくさんの優しさと気付きの時間を過ごせました。
日本人でもそうそう耳にしたことのない美しい日本語を
普通に話すリチャードの姿勢がいいなぁ~(〃▽〃)ポッ
Posted by ブクログ
今まで丁寧に時系列順に書かれていたのが、いきなりまとめてリチャードの昔の話という括りで一年分くらいきたので、面食らいました。
リチャードと谷本さんの対面は是非見たいので、正義の三年生はまたもうちょっと丁寧に読みたいです。
Posted by ブクログ
積み重ねた過去があるから今がある。
その時々では結果の掴めない小さな努力でも、ふと振り返ってみると変化に気付く。
昔から沢山表現する言葉もある。
塵も積もれば……
千里の道も……
石の上にも……
数歩先の自分が落胆しない今を過ごせるように。
過ごす時間が糧となるように。