【感想・ネタバレ】響~小説家になる方法~ 13のレビュー

天才と、天才のまわりの人たちの話。作品とは何の関係もないですが、大ファンだった芸術家の方と一緒に仕事をした際、その性格の破天荒さに、「この破天荒さだからこの芸術を生み出せるのか」と、ファンとして一定の距離を置くことの大切さを実感したことがあったな、というのを思い出す作品でした。周りに影響されない自分の世界を持ち続けていられることが、人とは圧倒的に違う芸術を生み出せる理由なのでしょうね。
というわけで、主人公は集団生活的にはかなり問題のある高校1年生の女の子・響。彼女が出版社に新人賞応募原稿を送るところから始まる、学園生活と出版業界のお話です。ぶっ飛んだ天才少女が世間とつながっていられるのは、いつも傍にいてくれる幼馴染の男の子の存在がとても大きくて、彼が響を理解してフォローを欠かさないでいてくれるから、この全体の関係性が成り立っているんだな~というところにも注目して読むと、私はなんだか世界っていろんなバランスでできていて、面白いなと思うのでした。

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完結しちゃった

「響」らしい良い終わりかたでした。
新刊が出るのを楽しみに待つ漫画だったので、これから寂しいなぁ〜
12巻で巻いた種を13巻でどう刈りとるのかと思っていたら、まさかの昭和のプロレスマンガ風でオトすとは。
これまで出てきた悪役達が響のファン化してるのは、ちょっと不気味。毒気を抜かれてしまったのね
リョータくんはストーカー人生を全うするようですし、まずはメデタシメデタシ。
柳本先生、傑作を生み出してくれてありがとう!

2
2019年11月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

面白かったー!
小説好きにはにやりとする部分が多く、響の何をするか分からない感じに惹かれて一気に読んだ。
天才ってこんな感じなんだろうなと思いつつ、天才ではない色々なキャラにも共感できた。

しかし芥川・直木同時受賞は現実にはないだろうな。

椿は怖い…響のこと大好きなんだろうけど、ストーカー気質だからやめたほうがいいと思う…

0
2022年06月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

■あらすじ
出版業界が不況にあえぐ中、作者詳細不明の小説が編集部に届く。
その作品は文芸界を揺るがすほどの逸材であり、作者はなんと15歳の少女であった。
圧倒的な天才が急に現れ、自分の好きに生きていく様を描いた作品。
■感想
この作品は「マンガ大賞2017」に受賞していてかなり有名かと。映画化もしていました。
私は漫画やアニメは完結した後、一気に読みたいし見たい派なので今更読みました!
・天才が近くにいると自分が惨めな気持ちになるよなぁ…
主人公は天性の?天才。周りの人間は、努力型の天才・過去の栄光に縋る元天才…。
圧倒的な差を勝手に見せつけられて、勝手に心が抉られる(._. )
・好き勝手生きていく主人公の姿がかっこいいけど、ヤバいやつ
主人公は結構破天荒キャラ。
自分の思惑と異なったり嫌なことをされたりすると、
本棚を倒したり、指を折ったり…言葉じゃなくて行動するタイプ。怖い。

0
2020年07月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

面白かったが終盤は微妙。でも面白かったので4点。

響はただのADHD。よく考えるとそんな奴が共感を生む小説を書けるはずがないので破綻している。
とりあえず殴って解決、なぜか味方には怪力漢がいつもいる。テレビ局で無関係のやつに暴力ふるわなかったのは、一貫してたよかった。
リョータくんのサイコパス要素は終盤薄れる。国際弁護士になるとか。いや本当に好きだったら、海外行くの心配じゃないのか?響って絶対どうしようもない奴すきになるサブカル女やん。リョータレベルになると嫉妬で狂うと思うが?
最終話読み終わったとき「しょーもな」と言ってしまった。
まずIELTS6.0(英検準一級レベル)のやつが即興でネイティブがうなる詩を書けると思えない。つか詩程度なら作品のせろ。まあ響レベルならいけるっしょ、ってそこは想像力で補えってことなんだろうが、じゃあ響の英語語彙はすごいっとかってエピソードがないと説得力に欠ける。ルームメイトが響の存在を知ってるのも嘘くさい。「アクイ?下の名前は?」とか聞いてたけど、知ってても、ピンとこないだろ。つか響は下の名前で自己紹介しろよ、イギリスだぞ?響っていうキャラは芯が通ってる分動かしにくいと思ったけど、最終話はマジで無理やりすぎて「しょーもな」である。

もう一点。響、リカの普段の会話から小説家感を感じなかった。もうちょっと語彙とか感性で小説家らしさをだせるんじゃないのか?マジで一ミリも感じなかった。

全体的にキャラはよかった。まあ不満を書いたが面白かったので4点。

1
2020年05月04日

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もっと読みたかった!

まだまだ響の活躍が見たかったので、終わってしまうのは非常に残念。せめてこれまで登場したキャラは最後に触れて欲しかったな。

1
2019年11月30日

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響はずっと響のまま

響はずっと響のままだったと言う完結の仕方はいいと思うし、物語の出し惜しみ方も申し分ない。
ただ終わりのページがコミックと雑誌とで同じだったか違ったはわかりませんが、『これで終わり?』感の強い絵。
わざとそうしているのなら大成功ですが、個人的にはもの足りず、折角の内容が絵で台無しです。そもそも絵が苦手だったので、もしかしたらその所為なのかもしれません。

最後まで絵に満足することはありませんでしたが、それはそれで味があるとも言えます。響の絵はコレだ。とも思わせられました。
物語としてはとても満足しました。電子版でしたが、最後まで読みたいと思える漫画でした。完結まで執筆して頂きありがとございました。
とても面白かったです。

0
2019年12月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

意外とあっさり終わってしまった。
最終巻は響の暴力のオンパレード。
暴力の受けが良いのか。
漫画燃やしてもったいないし、今どのコピーがそれほどひどいとも思えないが。。。

0
2019年12月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

天性の才能ってこういうものなんだろうな、
普通の人と突出した才能を持つ人の違い。

どんな分野であれ、憧れと夢と努力と才能の狭間で苦しんで生み出すものたち。話の展開はすごく面白かった。

自信と信念と才能に溢れる主人公の響が、破天荒さで現実的なものを蹴散らしていく爽快感もある。話のテンポも良く、どんどん読み進めたくなる。

ただ、主人公が活躍するばかりで、共感できるものもあまりなく、終わり方も物足りない。響というすごい人がいた、というだけのような。
ゆえに読後の世界に浸る感じや、もう一度読みたいと思えるものが得られなかったのは、私が普通の人だからだろうか。

1
2022年11月14日

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ノーベル文学賞?

留学して詩を書くとは!
ノーベル文学賞が本以外でとってるから
話としてありえない事では無いところが
面白かったです

0
2019年12月21日

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