【感想・ネタバレ】全集 日本の歴史 第3巻 律令国家と万葉びとのレビュー

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Posted by ブクログ

扱っている時代は5世紀から9世紀まで。
歴史的な出来事や人物を特に取り上げたわけではなく、この400年で人々がどのように変化していったのかと言う点を説明してます。
史料のみならず、発掘された考古遺物の写真もしようされ、当時を生きた人々の息遣いが聞こえてきそうな内容です。

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2010年07月10日

Posted by ブクログ

飛鳥・奈良時代。
朝鮮半島から中国へと国交の重点が次第にシフトしていく時代。
日本は律令国家として地方を支配下に治め、次第に「国」として機能し始めていく。
その中で、地方の豪族が国家の一機関に変貌していく様子や、戸籍や税制、役人のはじまり等、
今回も豊富な資料をもとに解説されている。
冠位十二階の制度による上級官人と下級官人の格差。
既得権を守るためにできたような蔭位の制。
税収をピンハネする地方役人。
どっかで聞いたことがあるような事柄が1000年以上も前、役所の制度が出来た途端に起こっている。
そりゃ、今更庶民が騒いだところで役人が変わるわけないよなーと変に感心してしまった。

この本に聖徳太子や蘇我親子は登場しない。
歴史の再確認のためにこのシリーズを読み出したがこの辺りが少し残念だ。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

飛鳥、奈良時代の400年は、日本という国家が確立し、整えられていく時代。暦や文字、年号が使われ、国による支配体制が確立していったのがこの頃。

仏教が朝鮮半島から伝わり、東アジアとの外交かが始まったのもこの頃で、現代にも生きているあらゆる制度や仕組み、技術が生まれた。

遠い過去の歴史を紐解き、原点を知るのに役立つ歴史が記されている。

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2017年03月13日

Posted by ブクログ

後発の日本の通史のシリーズだけに、意欲的な巻が続く。

律令制=官僚制国家の土台となったテクノロジーである文字・暦・歴史から話を始め、東アジアの交流史や民衆史等を横目に見つつ、当時の社会状況を描く。

「国家」の成立過程とその変容を、いかに政治史上の固有名詞に頼らずに叙述するか。わたしは著者の目論見は、成功しているように思えた。

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2012年03月22日

Posted by ブクログ

奈良時代あたりを中心に当時の人々の生活文化を中心に描いている。個人的には当時の政治状況が知りたかったから、ちとミスマッチだった。

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2011年05月05日

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