【感想・ネタバレ】ロクでなし魔術講師と禁忌教典15のレビュー

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成長する仲間、それぞれの野望

魔術祭典が開会し、それぞれの思い、野望、目標、思惑を胸に白熱の戦いが開幕します。表舞台では、システィーナ率いる帝国代表と各国代表との競争が始まります。自らの目標を掲げる代表同士の譲れない戦いは、少年漫画の様に熱く、胸が躍る展開でした。改めて、システィーナは、技能、精神共に成長し、学生として規格外の強さを見せつけていました。
その一方で、悪意ある思惑に対して、グレン、イヴ、ルミアの学院最強の布陣が動きます。敵国の最強の敵との人知を超えた死闘が繰り広げられます。今回、グレンは、相手の策を打倒するものの、一個人としてはあまり活躍はしていません。それを支えるイヴとルミアの存在が今回は際立っています。イヴは祭典ではグレンの精神的支柱として補佐し、戦闘では歴戦の猛者を相手に、圧倒的な強さを見せつけていました。いつもの肝心なところでヘマをするポンコツではなく、堂々たる特務分室の室長たる姿でした。
そして、ルミアはグレンの目標のために力となる相棒へと進化を遂げます。彼女は、自己犠牲の危うい存在理由を持っていましたが、グレンの様な人のために生きる存在へと成長します。愛する人のために力を振るう姿は、相棒というよりも、もはや恋人の様でした。思えば、今までルミアが表立つ様なことは少なく、システィーナにその座を奪われ、存在感はあるが影の薄い立ち回りがほとんどでした。今回、彼女がグレンと共に動くと言う決意は、物語の最重要人物が物語を一歩前進させるのでしょう。それだけ、彼女は規格外の存在で、安易に活躍させると、物語が崩壊してしまうのでしょう。活躍の場が遅いのも納得です。
それにしても、今回はルミアとグレンの会話がいつも以上に多く感じました。グレンに絶対の信頼を寄せる姿、目標を支える決意は、まさに夫婦のようです。ここに来て、2ヒロインの性質が露見し、それぞれの関係が進んだ気がします。
前巻から色々ときな臭くなってきましたが、今回で所々火花が散り始めています。最後のシーンから、それぞれの思惑が交錯し、次巻以降で全面抗争が始まるのでしょうか。もはや、魔術祭典ではなく、それぞれの野望をかけた戦い、世界を揺るがすモノへと、スケールが大きくなってきました。新キャラのマリアもどんな厄災を振り撒くのでしょうか。11巻から始まった第三部の後半戦、どの様な結末となるのか乞うご期待です。

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2020年05月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

前回は出番が少なかったルミアが活躍。以前とすっかり違って自分に素直になれているのが良い。ルナはなんか可愛いところがある。一瞬出てきたナムルスとグレンの関係(結構重要?)や、開始早々どっかに行ってしまったフォーゼルも気になる。そして利用されているマリアをグレンがどのように救うのか楽しみです。

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2020年02月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ルミア巻と見せかけてイヴさんがかわいかった巻。
イヴさん出来るじゃないか…ポンコツどこいった。グレンもロクでなし要素は少ない。

新たな敵キャラのルナはなんか憎めないなぁ…。
チェイスと合わせて割と好き。
あと一年生のマリア。あの子は多分あれだよね…。本人は知らないのかもしれないけど。

エレノアとかジャティスもチラチラ出てるしこれからどうなるのか。
次巻が楽しみ。

作者さん楽しそうだなぁ…。

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2019年09月15日

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