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第一幕、ここに完結
ここまでがアニメ化された物語です。今回は、そこそこの活躍をしていた臆病なシスティーナの回です。五巻にして、ヒロインの役割や立ち位置が固まりました。教師と生徒、今まで守られる立場の生徒がついに立ち上がり、成長していきます。そこに至るに、グレンもまた過去を少しだけ超えて新たな一歩を踏み出したのかも知れません。
グレンやヒロインを取り巻く一連の過去や関係性が少しだけ浮き彫りになったので、ここまでが本作品全体における第一幕といったところでしょう。禁忌教典の存在も色濃くなってきました。皆さんもこの作品の大体の特徴が分かって来た頃だと思います。今回も手に汗握る死闘でしたが、今後は教師と生徒の戦闘スタイルが確立していくのでしょうか。ルミアやリィエルとも共闘する日も近いのかもしれません。むしろ、ヒロイン達が教師を超えていくのでしょう。完璧超人でない主人公だから成せる面白みだと思います。また、敵を単に倒すというよりも、主人公や仲間との対話、過程、物語を大切にしているのが伝わってきます。そこが類似作にはない魅力だと思います。
それにしてもグレン先生、大方、先生らしくなってきましたね。乞うご期待です。