【感想・ネタバレ】BLUE GIANT 10のレビュー

「ひたむき」という言葉が、これほどまでに似合う漫画は珍しい。
主人公・宮本大は、世界一のサックスプレイヤーになるという夢を持っている。
たいていの人間なら、才能がないとか、周囲が理解を示さないとか、さまざまな理由をつけて諦めてしまうことを、大は決して諦めない。雨の日も風の日も、ただひたすらサックスを吹き続ける。
もちろん、大もはじめから上手かったわけではないし、運良くよい指導者につけたことが成功の後押しをしたことは確かだが、大のその愚鈍なまでのひたむきさというのは、何ものにも代えがたい“才能”である。
音楽漫画というと、スタイリッシュな印象があるかもしれないが、この漫画はそれとは真逆。泥臭く、暑苦しいほどに熱い。だからこそ、リアルな手触りを持って我々の心に迫ってくるのかもしれない。

この作品を読んで、生のジャズが聴きたくなった人は多いんじゃないかなあ……。
一介のジャズ好きとしては、これを機にジャズが盛り上がってくれるといいなと思います。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

最初の『ブルージャイアント』はこんな終わり方だったんですね!たぶん、JASSの活動は終わるのだろうと思っていましたが、まさかあんなことになるとは……。
たしかに現実の世界でも、ああいうことはあると思うんです。物事がトントン拍子で急速に進む時は負のパワーもどんどん大きくなります。
そこを乗り越えられる人だけが、本物のスターになるんでしょうな。今は大が、どこの国へ向かったのか気になって仕方がありません。

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2024年05月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

面白いの一言
雪祈の泣きながらの『うるせぇ』に、涙しない人は居ないと思う

大、玉田、雪祈の3人が最高過ぎて新シーズンを読めずに居る
その位この3人を好きになれた10巻であった

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2023年03月10日

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がんばれ!

天才ピアニスト・沢辺雪祈と初心者ドラマー・玉田俊二です。大はこの2人とジャズバンドを組むことになります。

このバンド、最初はまったく上手くいかないんですよ。

大と雪祈はジャズに対する考え方の違いで衝突するし、雪祈は「玉田はド下手だからやめさせろ」と主張するしで、全くまとまりがない。



しかし、そんなバラバラのメンバーが、ジャズを通して徐々にまとまっていくんですよ。

玉田は二人に追いつこうと毎日何時間もぶっ通しで練習し、雪祈はピアノソロを必死で生み出し、大は常に自分のすべてを出し切る演奏をする。

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2022年05月28日

ta

ネタバレ 購入済み

面白い!

日本編の最終巻。
玉田を入れた3人でのバンドパフォーマンスがうまく行きだしたところでの、まさかの結末でびっくりしましたが、その結果がヨーロッパ編(シュプリーム)に繋がって来るのかなと感じました。

#切ない #アツい

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2021年07月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ダンナさんに「びっくりするよ、早く読め」と急かされる程のラスト。正直なところ驚きはしなかった。そうだろうなぁと納得してしまった。
雪祈は何か背負って登場したとずっと思ってしまっていて。
個人的には、玉田ようやった!と思っている。あの2人によくよくここまで。どこまで一緒にやっていくのかなと思っていたらキッチリ完走して感動。これからどうなるんだろう。
大ちゃんはいよいよ新章らしい。
ずーっと熱い。きっとこれからも熱い。

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2018年10月09日

ネタバレ 購入済み

スゴイ!

とにかくスゴイ!
音楽は聴く専門ですが、まるで紙面から色んな音が奏でられるようです!
石塚先生は岳の時から好きでしたが、ブルージャイアントで更に凄みが増した感じがします。
今後、海外での大の活躍に胸が高鳴ります!

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2017年07月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

朝を返せ!
仕事が終わって今日は目黒に行くからちょっとだけ寝て、
14時着を目指そう!
と、
思ってたんですよ。
ほぼ日課になってる本屋さんに行き、
「BLUE GIANT」出てるじゃん!
つか、
「恋は雨上がりのように」もあるじゃん!
つか、
「BLUE GIANT SUPREME」ってなんだ?
スピンオフか?
買っとけって買って「松乃屋」で朝定がくるまではてなブックマークで、
二郎とか有吉さんのこと知ってネタになるな!
と、
思いながら喰い終わり、ごきげん!
一休みなうなときに「BLUE GIANT」を読んで衝撃!
76話まで読んで松乃屋をでて速攻で家に帰り続きを読んだ。
「BLUE GIANT SUPREME」も読んだ。
「恋は雨上がりのように」も読んだ。
寝た。
起きた。
寄生虫館に行った。
二郎に行った。
池袋のジュンク堂にも行った。
帰ってきて寝て今。
衝撃が収まらない。。。
勝手にわしづかむな!

JASSの「宮本大」と「玉田俊二」が見守る中、
夢だった「So Blue」でピアノを弾く「沢辺雪祈」が、
内臓をひっくり返すような、
ソーブルーで最初で最後になるかもしれないソロを奏でる!
ただただ、
平さんの「ブルッ」ったその1コマだけで「雪祈」の奏でた音楽の凄さは伝わってきたよ。
フレッドの、
平さんの、
それらの言葉よりもその1コマがすべてだった。
CD化の波もある、
つか、
そんな「雪祈」が本にも載った、
「玉田俊二」が本気になるのもわかる。
波は来ていると実感できたはずだ!
「雪祈」ではなく「JASS」がどうやらSoBlueの舞台に立てそうなんだ!
来てるよ「JASS」にチャンスが来てるんじゃないか!
そう、
酔っ払い運転のトラックが「雪祈」の元へ来ちゃったよ。。。
交通事故!?
右腕がぶっ壊れた。。。
つか、
SoBlueでの1デイライブは?
えっ。。。
「宮本大」と「玉田俊二」のテナーサックスとドラムだけでやるの?
一時代を築けそうだった「JASS」もぶっ壊れちゃうんじゃないか?
ごめんねアキコさん。
ごめんね平さん。
ごめんね雪祈。

辛い時ほど胸を張れ!

ライブ後、
「JASS」は病院で解散することが決まった。

平気なわけない。
酒も煽っちゃうわな。
兄貴に迷惑かけちゃうよね「宮本大」
仙台をでて、
東京をでて、
宮本大は世界に羽ばたくことにした。
師匠に、
どこが良いかを尋ねて、
アメリカは最後に行きたいからって、
そう、
カティアの居る国に行くのですか。
捨てたわけじゃないけど、
捨てれる者だけが得られるんですよね。
離れるから引き寄せられるんですかね。

よく言うやつですよね。
頑張ってる人に頑張れって言う意味な。
でも、
頑張れって言って送り出したいんですもん!
良いでしょう頑張れ「宮本大」で!

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2017年03月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

感想
結構残酷な終わり方。大は止まれない。そして、海外へ。

あらすじ
ソーブルーでの公演を成功させた雪祈のおかげもあり、JASSにソーブルーの出演依頼がくる。メンバーは公演に向けて必死に努力するが、公演の直前にバイト中、雪祈が交通事故にあう。大は、玉田と二人で公演できるようにお願いし、成功させる。大が止まれないことを理由に、JASSは解散し、大は海外へ行く決意をする。

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2024年02月24日

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