【感想・ネタバレ】千里眼 堕天使のメモリーのレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

キタね〜!
「千里眼の水晶体」で出てきた不潔恐怖症をかかえる里佳子の夫
の、妹。
ややこしい・・

新型ウィルスをばらまかれるのを防いだ岬みゆき、
抗ウィルス剤を見つけ出したみゆき、
が、そこへ看護婦の格好をした女に奪われてしまうのだ。
それが夕子、
しかし、人格障害の夕子は、本当は、みゆきに助けてほしかった。
ウィルス剤より何よりも、自分を優先させてほしかった。
けれど、みゆきは、現実に起きている目の前のことを優先させた。
夕子は、抗ウィルス剤をみゆきに渡し、身投げをしてしまった。。。
ところが、顔をかえられ、ハリウッドスターの目の前に行くという別のストーリーを残したまま
続編には、夕子の姿がまるで出てこなくて。

きたよ。
きたよ。

場所は、ハローワーク。
そこで知り合った幸太郎と麗香。
破天荒な正確の麗香に翻弄されながらも、つい言うことを聞いてしまう幸太郎。
使われる会社がないのなら、いっそ自分で会社を立ち上げる。と言い出す麗香。

麗香の、奇抜なアイデアには驚かされるけれど
モーターショーで最先端のベンツを盗んでしまうところなんかは、
ものすごいドキドキした!
堂々と、ものすごい数の目撃者の中、盗んでしまうベンツ。
しかも、途中でディーラーから納車される、もっと目立つオロチへと乗り換えてしまったり。

怪しい社員、ポアを平気で雇ったり。

警察が麗香を追いかけてくると、そこへ東京の一部だけ
大地震が。
その影には、メフィストコンサルティングの力が。

岬みゆきは、麗香を見ているうち
あのときの夕子だと気付く。
そして、今度こそ夕子を助けようとするのだ。

この小説は、解説が、ほかの作家さんじゃなくて、
松岡圭祐自身が書いているんだけど、
なるほど、無駄を省いて描いているんだ。
だから、とてもスピーディに感じられるんだ。
なのに、しょぼさがないし、深さがなくなってるわけではなくて。
色々と考慮して書かれているからこそ、構成もすごくて面白いんだね。

現実感がないはずなのに
現実離れした話なのに、とてもワクワクさせてくれる松岡圭祐の小説は
この岬みゆきのヒロインならでは。なんだけど、
時代の問題に必ず沿っている、
いや、先をいっているところが、またすごいところなんだよね〜

4月に発売されるという、千里眼のハードカバーに千里眼の映画を松岡圭祐が監督したものを
DVDにして付けて発売され、しかも値段は本の価格なみらしいので、
ものすごく楽しみです!!

0
2009年10月04日

Posted by ブクログ

夕子がハ○ヒ、幸太郎がキ○ンですね。最後はちゃんとくっついてくれてよかったです。大人版涼宮。ということは多少本家もそういうところがあって、頼ってるのかも・・?次の伏線が最後にかけてあり、次回とうとう過去が明らかになるのかなとどきどきです。

0
2014年05月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

松岡圭祐による千里眼新シリーズ第6弾。
久々にメフィスト・コンサルティンググループが表舞台で岬美由紀と対峙する。しかも、さすがに神を自負するメフィストで、東京・新大久保の一帯だけに被害をもたらす人工地震まで起こしてしまうというハチャメチャぶりが千里眼シリーズらしさを醸し出す。
「千里眼の水晶体」で冠摩ウィルスをばらまき、美由紀の友人・藍をふくむ不潔恐怖症の人たちを死の淵まで追いやった西ノ原夕子が再び登場し、突拍子もない行動を起こした末にメフィスト・コンサルティングのジェニファー・レインによってメフィストへの加入を打診される。夕子は美由紀への憎悪からメフィストと手を組もうとする。
自己愛性人格障害が一つの大きなキーワードとなっているが、夕子が抱えるその病気を克服させるために美由紀がとる行動もまた突拍子もない。しまいにはたとえ古巣といえどもそんなに頻繁にいろんなことをして大丈夫なのと心配になるくらい、自衛隊を手足のように使う。
これらの要素から、いろんな意味で旧シリーズのテイストに近い印象を受けた。一方で、ジェニファー女史のあまりの小物ぶりにもあんぐりとさせられた。旧シリーズのマリオン・ベロガニアのあっけなさと同じくらい本作では手応えがなく、この後どのようにメフィストが美由紀を困らせるのか、逆に心配になるくらいだった。

0
2014年03月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

数作前で、強烈なキャラで新シリーズの宿敵になるかと思われた夕子が、これまた強烈に登場。意外に小者?だった。真の敵はジェニファー・レインなんだろうな。自己愛性人格障害がキーワード。
美由紀さえ覚えていない、美由紀の過去をメフィストが呼び覚ませようとする。そして『美由紀の正体』に続く。

0
2013年10月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

落ち着いているというか大人しい印象の新シリーズ。
でも、この話は面白かった!
まんま涼宮ハルヒとキョンと長門ではないですか。
キャラクターがいきいきしていると読んでいる側も楽しくなります。
そして「オロチ」のインパクト大!
今一番気になる車です。

0
2012年06月23日

Posted by ブクログ

久しぶりの千里眼シリーズ。相変わらずのスピード感で読みやすかった。内容自体は次の巻に向けての序章という感じ。

0
2011年11月27日

Posted by ブクログ

今までの複線が見え隠れして、次巻の『美由紀の正体』につながっていくラストが好き。
とても辛そうな過去みたいだけど、読んでみたい。

0
2009年10月04日

Posted by ブクログ

久しぶりに読む、千里眼シリーズですが。
角川文庫になってから、話が簡略化されてて
読み足りない印象が深くなってたんやけど
久しぶりに読むと、やっぱり面白い。
独特のエンタメ加減がたまりません。
今作では随所にアニメの話題と喩えが満載で余計に面白かった。

0
2009年10月04日

Posted by ブクログ

今回は巻末にあった作者松岡圭祐さんの「千里眼」シリーズを振り返ってに感銘した。
毎回訴えたいテーマがあったと振り返っている。
私は娯楽としては常識をかなり外れていること自体が楽しく読み続けたが、どこまでテーマを理解したかと言うと自信がない。
まだ読んでいない作品もいくつかあるので、そういう観点から読んでみるつもりだ。

0
2020年08月16日

Posted by ブクログ

渋谷の雑踏を切り裂く一台の異形の車、オロチ。その助手席に座っていたのは、死んだはずのあの女だったー。完璧な美を手に入れた彼女の大胆不敵な計画に、岬美由紀は翻弄されていく。一方メフィスト・コンサルティングの仕掛ける人工地震が、震度7の衝撃となって都心を襲う。彼らの真の目的とは?そして、美由紀の消された記憶の謎とは?シリーズ最大の秘密が暴かれるのか。

0
2018年06月07日

Posted by ブクログ

タイトルが厨二すぎるんだけどwww

中身はバリバリいつもの千里眼、って感じです。
美由紀の過去の断片みたいなのも出てきて、今後が楽しみ。

0
2013年09月30日

Posted by ブクログ

またまた、どーなっちゃうの?!という大風呂敷の広げ方。
しかし、ちゃんと少しずつ風呂敷をたたんでいくから凄い。
このシリーズは1話完結だけど、ちょいちょい前の作品のエピソードが語られる。
そのへんは、スルーしても支障なかったけど
今回の本は、そうもいかない。
『千里眼の水晶体』を先に読んでいるかいないかで、大きく変わる。
読まないでも話は分かるけど、読んでいたほうが、より分かるし楽しめる。
美由紀の過去を今まで気にもしなかったが、なんだか過去になにかあるらしい、という新たな逸話を投げてきた。

( ・_ゝ・)<愛は地球を救う!

0
2012年01月07日

Posted by ブクログ

シリーズ第六弾!
今回は激しい戦闘も少なく、さらっと終わってしまった感じがしました。
それでも面白いことには変わりないかな。

0
2010年08月22日

Posted by ブクログ

随所に出てきた"ジェニファー・レイン”が遂に大々的な行動を開始! そういえばこの人って旧シリーズにも出てきてなかったけなぁ、なんて思いながら読みました。

0
2009年10月04日

Posted by ブクログ

岬美由紀の、千里眼シリーズの中の1作。
このシリーズはほぼ全部読んでます。

ある意味、宮部みゆき作品と対局をなすと言えるかも・・
完全にエンターテイメントに徹してるって感じです。
「ないないない!」と全力でツッコミをいれたくなる部分のオンパレード!(笑)
でも「ま、岬美由紀だからね」で許されてしまうところがすごい(笑)
コレはコレでアリかも。。☆

0
2009年10月29日

Posted by ブクログ


「水晶体」の女が帰ってきた!ということです。

千里眼の新シリーズでの3つ前の作品(千里眼の水晶体)で意味深なエンディングのまま、その続きがなかなか出てこないので、前作の読感ではとうとう、

>それはさておき、結局、千里眼のこの新シリーズは、一話完結シリーズってことでしょうか。次回から心して読むことにしましょう。

と開き直っていたんですが、半分ほど読んだあたりで、ようやく続編だったことが明らかになりました(もっとも、かなり早い段階から、そうじゃないかという印象はありましたけど)。

ただ、今回の人工地震という舞台装置や、死んだはずの性悪女への献身ぶりなど、リアリティからかなりかけ離れてしまって、荒唐無稽という領域に入ってしまったような。。。常に新しい刺激を要求されるエンタテーメント小説の宿命でしょううかね。

それにしても、またしても、最後に意味深な謎。封印された「絶望の記憶」とは一体、何だったんでしょう?その続編は、次回作ぐらいでは期待しないほうが良いかもしれませんけどね。

(2007/9/6)

0
2009年10月07日

Posted by ブクログ

初っ端から少し現実離れしたシーンが多かった気がする。
今回は美由紀の過去に関することの描写が多少あり、
今までのように難しい問題を解いていくといった感じではない。
今までよりはアクションシーンも少ない気がした。
そういった意味で新鮮さもあり、
読みやすかった。

0
2009年10月04日

Posted by ブクログ

<内容>
『千里眼の水晶体』で死線を超えて蘇ったあの女が東京の街を駆け抜ける! メフィスト・コンサルティングの仕掛ける罠を前に岬美由紀は人間の愛と尊厳を守り抜けるか?! ついに累計445万部突破、新シリーズ最新作!

0
2009年10月04日

「小説」ランキング