1976年から2016年まで、40年ものあいだ週刊少年ジャンプで連載されていた「こち亀」。
なんとこの間1度も休載していないというのだから驚きです。
時事ネタや雑学、生きていくうえで大切なノリと勢いは、両さんに教えてもらったような気がします。
スカイツリーの建設についてのエピソード(174巻1話)など、今となっては歴史的に価値のある話を読むことができるのもこち亀の魅力です。
東武伊勢崎線のホームから、少しずつ高くなっていくスカイツリーを眺めていたことを思い出します。生活や思い出の中に両さんを感じるポイントがあると嬉しい。
全200巻と膨大なボリュームを誇る本作ですが、どこから読んでも面白いのがいいところ。自分だけのお気に入りの1冊を探してみるのも良いのではないでしょうか。
私のお勧めは「光の球場!の巻」を収録した82巻。
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Posted by ブクログ
11巻から20巻までの感想。
11巻でスーパーヒロイン秋本麗子登場。
美人でスタイル良くて荒くれ連中にも物怖じせず武道の達人でバイクも車も乗りこなす、料理など家事は完璧なので派出所の掃除や食事を作ってくれます。
両さんたちも遠慮なくシバくのですが、案外夫婦漫才風と言うか所帯じみているというか。
このころの麗子は派出所に同期のお友達を呼んでおしゃべりしたり、「暇だから遊びに行きましょうよ」と両さんと出歩いたりけっして品行方正ではありません。
そういえば初めて知ったんだが初登場時はなんと19歳だったらしい!
このころは女性は高校出てすぐ働くくらいが一般的だったんだろうか、まあ麗子の場合は実家が資産家過ぎて早く社会に出たかったというのもあるんでしょうけれど。
年齢と言えば、両さんは37歳のようです。
私の印象では、両さん40代前半、麗子は20代前半と思ってた。
さすがに中盤や終盤の麗子は20歳越えてるだろうなあ。
14巻で、後にレギュラー化するバイク警官本田が出ています。
「いよ!両津のダンナ!ご機嫌かい?!130キロでぶっ飛ばそうぜ!」なんて暴走族より荒々しいのですが、本性は気が弱くバイクから降りると内股でなよ~っとした性格になります。
両さんも本田くんも暴れまくりの警察官ですが、それでも検挙率はかなり高そうです。
「一度追ったらとことん追い立ててひっとらえる、これがポリス魂よ!」と、どんな手段を使っても犯人を捕らえます。
…しかし「逮捕したことは良いが、逮捕の仕方が問題」「逮捕したことは良いが、被害が甚大すぎる」ということが問題なのですが(笑)
さて、各巻末の解説は当時の芸能関係者なのですが、13巻解説はツービートでした。
ビートたけしの顔があどけないです(笑)