【感想・ネタバレ】炎の蜃気楼 邂逅編 真皓き残響9 仕返換生のレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

ネタバレ購入済み

納得出来るかどうか

2022年01月08日

レビュー題名にした、その一言に尽きると思います。直江と対峙した彼の人は、自分の生き様の最期を納得出来なかったのだろうな。直江も悩みに悩んで、腹を据えた覚悟が、結果彼を救った。言葉というのは命が、力が、宿るんでしょうね。伝えたい、勇気づけたい、理解して欲しい、届ける言葉に入ろんな想いが篭もりますが、そ...続きを読むんな気持ちをぎゅっと詰めたような後半二編だったと思います。

0
ネタバレ

Posted by ブクログ 2014年08月09日

『亡霊双六』
双六に翻弄される色部さんのお話。いつも冷静でブレない色部さんが、途中ちょっぴり欲に流されそうになったりする様子が新鮮だった。

最後の「やはり貴殿でよかったと思うぞ。景虎殿」って台詞がすごく素敵。

『紅衣観音』
景虎さまと直江が一緒にいるとやっぱりしっくりきますねー。
朝帰りした景虎...続きを読むさまの色香に戸惑う直江はやっぱり直江でこっちがニヤニヤしちゃったよ。
それは嫉妬というやつでは…?

『仕返換生』
まさか宿体の主が怨霊化してたなんて!
換生で追い出した宿主と対峙することになるなんて!
予想外の展開でした。
こんなことも起き得るんだね!

どうやって九郎左衛門と向き合うのか、どう折り合いをつけるのか、とてもどきどきしながら読みました。
そして最後にはまんまと泣かされました。
好きです、このお話。

信仰に疑う心が生じると、これまでの人生を根底から覆されることになるんですね。
信じる心は強いけれど、同時にとても脆いものなんだなあ。

死んでも心残りのために成仏もできず、本来なら見なくてもいい世界を見なければならないのってすごく残酷。
夜叉衆も、九郎左衛門も。

極楽浄土って、本当にあるんでしょうか。
それこそ、死んだ人にしか分からない…ですね。

九郎左衛門の記憶に飲まれそうになりながらも、宿体を失うかもしれない危機にさらされながらも、最後には身体を受け渡す覚悟を決めて九郎左衛門と対峙した直江が、とってもかっこよかったです。

やっぱ直江、いい男!
景虎さまが惚れるのも無理ない!←

直江の窮地にブチ切れてあの猩々をめっためたに打ちのめす景虎さまに痺れ、同じくブチ切れて景虎様を呼び捨てにして罵倒する直江に驚愕しました。
まさかまさか、でした。びっくり。

いつの間にか『長秀』『景虎』呼びの2人、もうすっかり長秀のことを年配者だからって敬う気はさらっさらない景虎さま、すてき。

ここにきて夜叉衆の距離が今までよりも近付いた気がして、読みながら嬉しかったです。
テーマはものすごく重かったけれど…。

ここを乗り越えた直江の今後に注目。

そして框一族しつこいなあ…!!

0

Posted by ブクログ 2011年09月10日

ミラージュは惰性で読んでいたんですが、これは久しぶりに面白かったです。『こういうの読みたいな』と思っていたものを出してくれたな~と。
ラストでは久しぶりに泣いてしまいました・・・。水菜さんの筆、やっぱいいですね。好きです。

0

Posted by ブクログ 2011年07月03日

中短編の寄せ集め。このくらいのボリュームがちょうどいい。

色部さんが双六とかなにごと?と思ったけど、人間臭いっていうかおっさんらしいな、って。

長秀がかっこいいとこあったなぁ…どこだっけ?景虎と背中合わせで敵に立ち向かうあたり、高校生時代がこんな雰囲気だったなとか、直江と高耶さんとの関係もなんだ...続きを読むかそうね、この頃からあったのよね、みたいなとこが垣間見えた気がしてよかったな、と。

そういや晴家は…?

米山といえば十三参り…13歳になったら米山に登ってお参りするの?なんか、そんな登山をした記憶がございます。なんで米山?って思ってたんだけど、これ読んでわかったようなわからないような…。

20110720〜20110703

0

Posted by ブクログ 2013年06月23日

邂逅編に出てくる、怨霊の攻撃はかなりバリエーション豊富だなぁ。商才あるんじゃないかとドキドキの勝長さんと、医師としてのやりがいを感じて調子にのる直江が可愛かった。

直江が景虎に対して意識しはじめる早さには驚いたけど、景虎様が直江に執着してる!!と初めて感じたエピソードでした(^ν^)
一目惚れされ...続きを読むた女の家で一晩明かした景虎様にはちょっと衝撃うけた。
女と関係があってもいいけど、一夜限りとかの行為は嫌悪してそうなイメージだったんだけどなぁ。

0

Posted by ブクログ 2013年03月01日

換生した宿体が体を取り返しに来る…。生きる意志がある者が生きるべきか。正しい者が生きるべきか、何が正しいのか。生きることについて、ミラージュならではの問いかけに唸りました。こんな時に…と水菜先生はお辛い気持ちも吐露されていましたが、こんな時だからこそ必要な物語かも知れません。
あと、直江が直江でなく...続きを読むなるかものくだりは、魔王の種を彷彿とさせて久々に萌えでした(笑)直江が景虎を呼び捨てて絶叫したり、景虎がご主人様らしく冷徹に換生を禁止したり…。邂逅編は本編に比べるとやっぱりぬるめだったので、久しぶりに楽しかったです。

0

Posted by ブクログ 2018年12月09日

炎の蜃気楼 邂逅編9 仕返換生

直江が宿体を九郎左衛門に返すことを景虎が許さなかったのは、意外だった。主従の不健全な関係は、この辺から始まっていたんだなと思った。

0

シリーズ作品レビュー

「女性向けライトノベル」ランキング